「ここいちばん!」という日、30代で活躍する女性はバッグに何を忍ばせている? 中身をのぞいてみると、登壇シーンや相手に合わせ、選び抜かれた実用性と美意識へのこだわりが詰まっていました。
CONTENTS
1. 久慈暁子さんのバッグの中身

フリーアナウンサー
久慈暁子さん
1994年生まれ、岩手県出身。青山学院大学在学中に「non-no」専属モデルとして活動し、2017年にフジテレビに入社。バラエティや情報番組で親しまれ、退社後はフリーアナウンサーとして、テレビやイベントなど多方面で活躍している。
【久慈暁子さんの登壇シーン】企業の創業式典やイベントの司会

「登壇は年に10回ほど。企業の周年パーティや表彰式など、形態は様々ですが、私は司会業なのであくまで脇役。ただ、脇役だからといって地味すぎるのも好印象ではありません。大切にしているのは、『場になじみながらも、ほんの少しの華やかさを添えること』。だからこそ、4~5時間立ちっぱなしでもヒールを履くことが多いですね。選ぶのは、無理なく履ける2〜3cmの高さのもの。メイクは遠くからでも明るく見えるよう、目もとをパキッと仕上げ、血色感を大切にしています。服装は背景と同化しないよう、事前に会場をチェックすることも。“会場に溶け込みつつ、誰からも好感を持ってもらえるスタイル”。それが、司会として場を支える私の登壇ルールです」
久慈さんのバッグとその中身を調査!
緊張する日は、ポップでカラフルなアイテムを入れて、自分を鼓舞!

1プラダのカードケース。
2フライング タイガーのジュエリーボックス。
3スターバックス×カリフォルニアディズニー100周年記念限定の水筒。
4タブレット。
5シックなデザインがお気に入りのペンケース。
6イヤホン。「ドーナツ型のケースはアメリカで購入」。
7モバイルバッテリー。
8ガジェットケース。
9ラムネ。「頭を切り替えたいときに。自然と集中モードに入れる気がします」。
10フェイラーのハンカチ。
11キールズの保湿クリーム。
12フェンティー ビューティのチーク。「ひと塗りで顔色がパッと華やぐ」。
13スナイデル ビューティのアイシャドウ。「底見えするほど愛用中」。
14ザ・ギンザの化粧水と乳液。
15ハンド消毒液。
16ケアベアのコスメポーチ。
17スプレータイプのマヌカハニー。
18ベレガの美顔器。
19アメリカで買ったポーチ。
20獺祭のフェイシャルマスク。「酒粕由来の美容成分でお肌がもっちり」
使っているのは…「Polène」のバッグ

華やかな持ち物を包む、上質デザインをセレクト
「大容量が魅力。ポップで遊び心たっぷりなアイテムが多いからこそ、バッグはシックで長く使えるデザインを選んでいます」
付箋やペン…本番前は文房具が欠かせません!

「会場では、本番直前まで入念に原稿を確認しています。事前にタブレットでもチェックしますが、現場ではやっぱり紙の台本が安心。だからこそ、付箋やペンケースは必ず持参し、細かく書き込みながら本番に臨むのが私のルーティンです」
登壇前のスタメン美容アイテム

10年来の相棒も!本番前の必需品を大公開
「局アナ時代からメイクは自前。広い会場で顔が映えるようピンク系のコスメを使用。職業柄、喉が命なのでマヌカハニーは欠かせません! 『non-no』時代から愛用している美顔器は今も手放せない存在」
2. アニュアンス 中村麻美さんのバッグの中身

ánuans クリエイティブディレクター
中村麻美さん
1995年生まれ、埼玉県出身。2021年にアパレルブランド「ánuans(アニュアンス)」をローンチ。現在はクリエイティブディレクターとして、商品企画からブランディングまで幅広く手がけ、働く女性から圧倒的な支持を得ている。
【中村麻美さん登壇シーン】社内スタッフに商品説明やコンセプトの共有

「月に1回、30名以上の社内スタッフを前に、シーズンのコンセプトや商品について説明する場を設けています。全国からスタッフが集まる大切な機会だからこそ、ただの情報共有の時間ではなく、『刺激や憧れを感じてもらえる場にしたい』と思っています。クライアントへのコラボ企画や出店プレゼンの際には、端正さや緊張感を重視しますが、社内ではチームの一員としての親しみやすさも欠かせません。表情をやわらかく保ったり、声のトーンを少し明るめにしたり、スタッフ一人ひとりの目を見て話したりすることも意識していますね。立ち姿や話し方も含め、“自分がブランドの世界観を最も体現している人間でありたい”、その思いを常に大切に臨んでいます」
中村さんのバッグとその中身を調査!
統一感が魅力!シンプルで上品なアイテムが勢ぞろい

1PCケース。
2PC。
3カメラは「ライカQ2」を愛用中。「画質がお気に入り。SNSに投稿する写真から、旅行などプライベートのときにも愛用」。
4テクラのハンドタオル。
5アレクサンドル ドゥ パリのヘアクリップ。
6スマートフォン。「ボナベンチュラのケースはシンプルで上質なレザーで、肌触りがお気に入り」
7目薬。「ドライアイなので、安心のために2本持ち歩くことも」。
8ル ラボの香水。
9エルメスの名刺入れ。
10カードケース。
11デイジークのチーク。
12フェンティー ビューティのハイライト。「デイジークのものと重ねづけ。色のニュアンスが増して、より血色感が引き立つお気に入りの組み合わせです」。
13アイシャドウ。
14エレガンスのマスカラ。
15アイライナー。
16DHCのリップクリーム。
17カルティエの腕時計。「タンクの端正なたたずまいにときめいて購入」。
18ジュエリーと巾着型のポーチ。
19コスメポーチ。
使っているのは…「THE ROW」のバッグ

ひと目ぼれして即決!品格と収納力を両立する名品
「長年の憧れだったTHE ROWのマルゴー。上品で洗練されたシルエットと大容量なところに惹かれ、2色買いしました」
登壇のONスイッチを入れる、マストハブ小物たち

「ミーティング中は自分が2時間以上メインで話すので、まずはリップクリームで乾燥対策を。ル ラボの香水は、グリーンティをイメージした香りで、落ち着きがありフレッシュさも魅力。15mlで持ち運びやすく、常にバッグに入れています」
登壇前のスタメンコスメ

落ちないリップと目もとの印象が自信のカギ!
「人前で話すとき視線が集まる目もとと口もとのメイクは特に大切。エレガンスのマスカラで華やかさを添え、リップは長時間でも堂々と話せるよう、“とにかく落ちない”と話題のアイテムを選んでいます」
3. COHINA 田中絢子さんのバッグの中身

COHINAディレクター
田中絢子さん
1994年生まれ、神奈川県出身。小柄女性に寄り添うブランド「COHINA」の創設者で、ディレクターとして活躍。
【田中絢子さん登壇シーン】ファッション/PR関連イベントで講演
「ファッション業界の人と接するイベントはTPOと装いのセンスが問われる場。年15回ほど登壇し、オフラインは30名規模、オンラインは100名以上のことも。オンライン時は画面映え重視なので華やかなトップスに、チークやリップをいつもより濃くして血色をプラス。対面開催では名刺交換のときに自然と目がいく手もとのジュエリーにも気を配り、細部まで印象を大切にしています」
田中さんのバッグとその中身を調査!
ガジェット×美容ケアで“戦う私”を支えるアイテムがずらり

1 PC。
2 SDカードリーダー。
3 カメラは「GR III」を愛用中。
4 手帳。
5 大学卒業の記念で友人からもらった、イニシャル入りのペン。
6 スマートフォン。「講演中のタイムキープは絶対に自分で!」。
7 ロエベの名刺入れ。
8 イヤホン。
9 ヘアクリップ。
10 HASHIBAMI×COHINAコラボのキーケース。
11 水筒。
12 保湿ミスト。
13 スリーの香水。「本番前にシュッとひと吹き。緊張を和らげてくれます」。
14 フェイスポインター。
15 コンシーラー。
16 ジバンシィのリップ。
17 OSAJIのヘアバームスティック。「前髪直しに欠かせません」。
18 シャネルのリップ。「登壇中に水を飲んでもまったく色落ちしない!」。
19 ザセムのコンシーラーパレット。
20 ディオールの香水。
21 コスメポーチ。「茶色の猫柄に惹かれて韓国で購入。私も猫を飼っているので、持っていると気分が上がります」。
22 ストラップ。「HASHIBAMIさんコラボ。ハート形のローズクォーツが可愛い」。
23 カードケース。
24 酵素。「登壇の日の朝のお供」。
25 ナッツ。
使っているのは…「HERMÈS」のバッグ

経年劣化も魅力に変わり、愛着のある存在に
「29歳の誕生日に母から譲り受けたもの。ハリのある素材でしっかり自立するので、床置きでもくたっとしないのが嬉しい」
登壇時のアイテムはとにかくシンプルに!

「壇上には必要最小限の物だけを持参しています。スマートフォンではなく手帳でメモするのは、相手への誠意が伝わりやすく、集中力も高まるからです」
4. PRプロデューサー 栗原蒼さんのバッグの中身

スーパーバイラーズ/ フリーランスPR
栗原 蒼さん
1992年生まれ、東京都出身。フリーランスのPRプロデューサーとして、広報やSNS企画、撮影ディレクションを手がける。
【登壇シーン】記者会見や新商品発表会の司会進行
ファッションやビューティ、ジュエリーなど様々なジャンルの新作アイテムの発表会で、約400名の前に立ち、プレゼンターや進行役を務めています。主役はあくまで商品やブランド。自分の装いは華美になりすぎず、上品さとトレンド感を意識したアイテム選びを心がけています。また、新作の商品やコレクションの世界観に調和するカラーを必ず取り入れることも欠かせません。
栗原さんのバッグの中身を調査!
スマートに動ける秘密は、抜け目のない準備と賢い名品たち

1 疲労ケアとエチケットグッズが入ったポーチ。
2 ポーチ収納用の巾着。
3 携帯用コーム。「髪をサッと直せるよう、登壇前にポケットに常備」。
4 フィーのリップ。「発色がよく、一瞬できちんと見え!」。
5 チャーチのポーチ。「小ぶりだからこそ、必要なコスメをぎゅっと厳選して持参」。
6 スマートフォン。「当日は会場を走り回ることも。肩にかけられるストラップが大活躍」。
7 メガネとケース。
8 夫からもらった「GR III」。
9 イッセイ ミヤケの名刺入れ。「ミニマルでモダンなたたずまいにひと目ぼれ」。
10 メモ帳。
11 ハンカチ。
12 スライド投影用のPC。
使っているのは…「OUR LEGACY」のショルダーバッグ

2泊3日の旅行にも愛用!ユニセックスなデザインが魅力
「PCやポーチのほか、サンプル商品も入る大容量で使いやすく、男女問わず持てるのでおすすめ。私は夫と兼用しています」
登壇前後のコンディション管理にこだわりが

「疲れを残さないようにクエン酸入りのデトックスウォーターを持参。登壇後は参加者と近くで話すことも多いので、口臭ケア用のタブレットも欠かせません! さらに、グルタチオン配合のシートを上あごに貼って、忙しい合間に美肌ケアをすることも」
5. 起業家 成井五久実さんのバッグの中身

株式会社 インターホールディングス代表取締役
成井五久実さん
1987年生まれ、福島県出身。「株式会社スマートメディア」代表を経て、現在の会社を創業。連続起業家として注目を集める。
【登壇シーン】投資家や政府機関へのプレゼン、女性起業家イベントの講師
「スタートアップのイベントで100名以上の投資家にプレゼンすることもあれば、起業志望者向け講師として登壇する機会も。月3回は壇上に立っていますね。特にビジネスシーンでの発表は10分という限られた時間の中で、自社に出資してもらえるかどうかが決まるので第一印象がすべて。だからこそ投資家や政府関係者の前では、ルイ・ヴィトンのラインが美しいスーツで臨むと決めています」
成井さんのバッグの中身を調査!
ビジネスから交流の場まで隙なし! 第一印象を左右する必需品がぎゅっと

1 PC。
2 イヤホン。
3 スマートフォンのケースはコーポレートカラーの緑色のケースを愛用。
4 ガジェット用ポーチ。
5 財布。
6 充電器。
7 口内洗浄液。「爽やかな香りでパーティ前に即リフレッシュ」。
8 ディオールのハンドクリーム。「名刺交換するときの手荒れは意外と盲点。直前まで入念にケア」。
9 コスメポーチ。
10 マックのハイライト。「数々の会場を経験してきましたが、いちばんツヤが上品で、てかりすぎない仕上がりに」。
11 シャネルのリップ。
12 マスカラ。
13 アイライナー。
14 ディオールのクッションファンデーション。「落ちないメイクにこだわってたどり着いた最強アイテム」。
15 ショルダーバッグ。
16 ストール。
使っているのは…「CHANEL」のハンドバッグ

勝負の日に気分が上がるから自己投資として購入!
「CHANELの22 スモールサイズは、コンパクトな見た目に反して収納力抜群。ビジネスシーンでも品格を保てる点に魅力を感じ、購入」
緊張の場を終えて…アフタータイムは小物で印象チェンジ

「登壇後のネットワーキングパーティ用に、羽織るだけで印象が華やかになるストールを持参。名刺はショルダーバッグに入れておくと、スムーズに交換できます」
6. サイバーエージェント 茂木栞さんのバッグの中身

株式会社サイバーエージェント Ameba LIFE 事業本部
茂木 栞さん
1991年生まれ、東京都出身。現職でクリエイティブマネージャーとして活躍するなか、大学教授としてwebデザインの授業を担当。
【登壇シーン】大学の非常勤講師として、webデザインの講義を担当
「母校の大学で毎週40名の前で授業を担当しています。生徒に声をかけてもらいやすいよう明るい色や柄のトップスをセレクト。普段はデザイナーとして撮影に携わることが多く、つい“色が欲しい”と考えてしまうのは職業病かもしれませんね(笑)。講義は演習形式なので足もとはフラットシューズで動きやすさ重視。生徒とのコミュニケーションでは親しみやすい雰囲気を大切にしています」
茂木さんのバッグの中身を調査!
デザイン愛と実用性が同居。感性を映す、こだわりのセレクト

1 パン。「講義の合間の軽食として」。
2 酵素。
3 水筒は現代美術作家・加賀美健さんとのコラボ。「一気!のデザインにひと目ぼれ」。
4 小物入れ。「ホラー漫画家・伊藤潤二さんが好きで展覧会で購入」。
5 ガジェット類。
6 メガネケース。
7 PC。
8 スマートフォンはシャオミ×ライカコラボ。「高発色で解像度の高い写真を撮れる」。
9 ノート。
10 カードケース。「サッと見つけられる鮮やかな色をチョイス」。
11 日焼け止めミスト。12フェイスクリーム。「パッケージのデザイン監修に携わった思い出のアイテム」。
13 ミッフィーの小物入れ。
14 コスメポーチ。
15 Amebaサービス内のキャラクターストラップ。
16 チーク。
17 ハイライト。
使っているのは…「JIL SANDER」のトートバッグ

講義も仕事もこれひとつ。機能美が光る相棒トート
「天候を問わず使えるよう、比較的雨に強いレザー素材のものを購入。講義用の14インチのPCやガジェットも楽々と収まる大容量が魅力。出番が多めの万能バッグ」
ハードな講義を支える相棒とモチベアップアイテム

「100分×2コマと長丁場の講義は優秀ガジェットが必須。ラッキーカラーの青のノートで中間発表のフィードバックも気分を上げて臨む」
撮影/植田 翔 ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini.〉 ※写真はすべて本人私物です ※BAILA2025年11月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。
























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