「30代、“憧れ”が似合う私に――」。そう願う佐藤晴美の胸の内をひもとく連載。第4回は「セリーヌ」のジーンズにフォーカス。どんなスタイルにもフィットしてこなれ感を添えるカジュアルアイテムの筆頭。「ほぼ毎日デニム!」という晴美が、自分らしくレディに着こなせる最上級の一本と出会ったら。
「CELINE(セリーヌ)」のジーンズでつくる佐藤晴美の最新2ルック
パリシックな「セリーヌ」の代名詞ともいえるブルーデニム。クラシックとストリートカルチャーを融合させた「セリーヌ」仕込みのジーンズは、スラリ美脚もセンスアップも思うがままの逸品ぞろい。

「レトロな細身のフレアシルエットが今また気分。パリジャンみたいなスタイリングも新鮮で心浮き立ちました」(佐藤晴美さん、以下同)。
パンツ「フランソワーズ フレアジーンズ」¥159500・ブラウス¥247500・ベスト¥225500・靴¥137500・バッグ(上段右から)¥247500・¥423500・¥368500・(下段右から)¥462000・¥352000(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
チャンスをつかむため、デイリー服にこそ投資したい

「足首にたぷっとたまるほどボリューミーなのに腰まわりはピタッとフィットするバランスがたまらなく好き。シンプルな合わせでデニムを主役にしたいですね」。
パンツ「サーフ フレアジーンズ」¥159500・トップス¥154000・ジャケット¥759000・バッグ¥412500・ベルト¥104500・靴¥121000(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
佐藤晴美×「CELINE」ジーンズ Q&A
Q デニム愛はいつから?
「小学5、6年生のとき。当時流行っていたローライズデニムをショップで試着して、シンデレラフィットする一本を見つけたときの高揚感を今でもはっきりと覚えています。自分をこんなにもかっこよく見せてくれるアイテムはほかにないんじゃないか、って子どもながらに嬉しくてたまらなかった。私のおしゃれの原点と言っても過言ではありません」
Q デニムを選ぶときのこだわりは?
「スタイルがよく見えるかどうか!私にとって、体型をきれいに見せる=ボディコンシャス、ではないんです。たとえば、ゆるっとしたメンズっぽいデニムでも腰まわりがジャストなものを選んで女性らしいメリハリを強調すればスタイルよく見える。自分の体型をきれいに見せてくれる一本を吟味して、あくまで女っぽくデニムを楽しみたいと思っています」
Q セリーヌのデニムのどんなところに惹かれる?
「キュッとスキニーだったり、ローライズだったり。オーセンティックな中のちょっととがった部分に惹かれます。アーティスティックディレクター、エディ・スリマンらしいロックなスピリットが宿っていて、カジュアルなのに色気を引き出してくれるんです。デニムって私にとって最も素でいられるアイテム。すっぴんだけど色っぽい、そんな理想像に近づけてくれるデニムばかりで目移りします」
Q デイリー服の代表格でもあるデニムに投資したいと思うのはなぜ?
「着慣れたアイテムって、パッと手にしてパッと着るじゃないですか。それがヨレヨレで気分が上がらないものだったら、美意識が育たないかなって思うんです。いちばんよく着る服こそいいものを選んで、常にポジティブな気持ちでいられるようにしたい。それが第一印象のよさにもつながると思うんですよね。不意にやってくる仕事のチャンスや素敵な出会いを逃さないための心構えみたいなものかな」

モデル
佐藤晴美
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/佐藤晴美 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2025年5月号掲載