おしゃれなバイラモデルズたちは、数あるトレンドの中から、どんなキーワードに注目する? 常に自分らしくファッションを楽しんでいる佐藤栞里、佐藤晴美、宮田聡子、内田理央、土屋巴瑞季、新川優愛、emma、貴島明日香、森絵梨佳、桐谷美玲の10人に、この秋の着こなしプランを聞いてみた。
1.佐藤栞里は「ブラウン」をレディに着たい
「少し前に髪を短くカットしたからか、甘めな服も似合うようになった気がして。秋はいつもより少し落ち着いたレディライクなコーデが気分。ブラウンはベーシックカラーの中でも特にシックで、女性らしさのある色ですよね。パンツ派の私ですが、今季はスカートやワンピースなどでブラウンを取り入れて、“大人の余裕”出しちゃおうかなって♡」
大人なブラウンワントーンは肌見せでさらにレディさを加速!
「上品でやわらかなブラウンはもともと大好きな色。その魅力を堪能するならやっぱりワントーンコーデ! 全身の色みをそろえるだけで、おしゃれに見える気がしませんか? 今季はロングブーツもなんだか気分で、こんなふうにスリットから肌がチラッと見えるバランスも可愛いし、いずれはミニスカート合わせにも挑戦してみたいです」。ノースリーブニット¥37400・ポロニット¥46200・スカート¥44000/オーラリー バッグ¥59400/ハウス オブ ロータス(アンソロジー・パリ) 靴¥99000/ネブローニ
佐藤栞里
さとう しおり●1990年7月27日生まれ。モデルとして雑誌・広告で活躍。テレビでもひっぱりだこで、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)や「王様のブランチ」(TBS系)などレギュラー多数。
2.佐藤晴美は「オーバーサイズジャケット」をゆるっと
「最近、トップスにもボトムにもボリュームのある“ゆる×ゆる”バランスが気になっていて。今季はまずオーバーサイズのジャケットが欲しい!と計画中。大好きなワイドデニムでシンプル&ハンサムに着こなしつつ、メリージェーンやピンクのリップ、ゴールドアクセでほんのりと甘さを足すのが理想です」
ハンサムなビッグジャケットを日常着にプラスするだけで今っぽく
「これまではコンパクトなジャケットにハイウエストボトムを合わせるバランスが好きだったから、オーバーサイズは自分にとっては冒険! 狙っているのは今日着たような黒か、ベージュのジャケット」。ジャケット¥130900/アマン(アンスクリア) Tシャツ¥15400/エスケーパーズオンライン(フローレ フローレ) デニム¥28600/シンゾーン 表参道本店(ザ シンゾーン) ピアス¥95200/トムウッド 青山店(トムウッド) リング¥748000/シハラ トウキョウ(シハラ) 靴¥14300/アダム エ ロペ
佐藤晴美
さとう はるみ●1995年6月8日生まれ。ヘルシーな笑顔と抜群のスタイルで、モデルとして様々な雑誌に登場。Instagramで見せる私服スタイルも注目を集めている。
3.宮田聡子は「ポロニット」を大人カッコよく
「秋冬は毎日着ていると言ってもいいほど、ニットが好き。今季特に気になるのはポロニットです。ピタッとしたシルエットで、胸元がさりげなくあいたこんなデザインなら、カジュアルになりすぎず大人っぽく着られそう。ワイドパンツでハンサムさをプラスするのが自分らしいバランスです」
センシュアルなニットにはワイドパンツやシルバーアクセでこなれ感を
「品のよい甘さがあるダークチョコレート色のポロニットには、シルバーアクセサリーを合わせてキレよく見せるのが気分」。ニット¥18150/ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ有楽町店(ルージュ・ヴィフ) パンツ¥26400/セテンス ジャケット¥85800/カオス丸の内(カオス) メガネ¥47300/モスコット トウキョウ(モスコット) イヤカフ¥13750・ネックレス¥14850/ソワリー バッグ¥187000/J&M デヴィッドソン 靴¥37400/ジャランスリウァヤ(ジャランスリウァヤ)
宮田聡子
みやた さとこ●1988年9月12日生まれ。並外れたスタイルを生かし、モデルとして様々な雑誌に出演する。キャンプやゲームなど、多趣味な一面も。
4.内田理央は「ニットスカート」の素材感で秋っぽさを
「メンズっぽい服が好きで、普段はパンツ派なのですが、今季は黒のニットスカートをオーダー。まだ暑い日はTシャツ合わせでラフに着てもいいし、今日みたいな甘めのコーデにもマッチしそうだなって。テイスト問わず着回せて、素材感のおかげでパッと秋っぽく見えるのが魅力的ですよね」
糖度の高いレイヤードもスタイリッシュに受け止める黒スカート
「スカートはストンとした直線的なシルエットが好み。黒の辛口な印象も相まって、トップスの甘さを中和してくれる気がします。秋が深まったらオーバーサイズジャケットを羽織って出かけたい!」。スカート¥30800(バトナー×デミルクス ビームス)・ビスチェ¥26400(バウム ウンド ヘルガーデン)/デミルクス ビームス 新宿 ブラウス¥28000/シーニュ ネックレス¥7700・リング¥6600/ロニ バッグ¥112200/八木通商(ザンケッティ) 靴¥119900/ロンハーマン(トッズ フォー ロンハーマン)
内田理央
うちだ りお●1991年9月27日生まれ。モデル活動と並行して俳優としても活躍。放送中のドラマ「嗤う淑女」(東海テレビ・フジテレビ系)では主演の美智留役を務める。
5.土屋巴瑞季は「キラキラニット」をデイリーに楽しむ
「最近よく撮影で見かけて、華やかで可愛いなと惹かれつつも、シンプル派なのでプライベートで着こなすのは難しいかなとあきらめていたんです。でも、“キラキラ”とひと口で言っても色々な素材感のものがあると知り、派手になりすぎない細かいラメのニットを自分らしくカジュアルに着たいなと思うように」
重ね着できて気負わず楽しめるラメニットカーディガン
「プルオーバーよりもカーディガンタイプが取り入れやすそう。シャツやロゴTシャツなどと重ね着して、よりデイリーに着こなしたいです」。カーディガン(9月入荷予定)¥45100/イレーヴ Tシャツ¥14850/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(アラミンタ ジェームス) スカート(10月以降展開予定)¥29700/インターリブ(サクラ) サングラス¥51700/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥49500・ネックレス(短)¥165000・リング¥35200/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) ネックレス(長)¥27500/ハウス オブ ロータス(サスキアディツ) バングル¥28600/ショールーム ロイト(ニナ・エ・ジュール) バッグ¥52800/ショールーム セッション(ミウール) 靴¥104500/アマン(ペリーコ)
土屋巴瑞季
つちや はずき●1994年2月14日生まれ。173㎝8頭身のスタイルを生かし、モデルとして活躍中。趣味は、ディズニー、クラシックバレエ、フラワーアレンジメント。
6.新川優愛は「ニットベスト」のレイヤードに挑戦
「秋の初めにまず挑戦してみたいと思ったのがシアートップス。ただ、インナー合わせに悩みそうな“透け初心者”としてはニットベストを重ねるコーデがトライしやすそう。大人っぽい色みと洒落感あるショート丈が気に入ってオーダーした『トゥデイフル』のニットベストで、今年らしいレイヤードスタイルに仕上げたいです」
ベージュと淡イエローのまろやかトーンで新しい自分を発見!
「透け素材だけじゃなく、ベージュトーンも自分にとっては新境地。今までモノトーンばかり着ていたけれど、30歳という節目を迎え色々な服にトライしてみたい気分です」。ベスト(10月発売予定)¥22000/ライフズ代官山店(トゥデイフル) トップス¥7700/アンヌーク パンツ¥48400/ボウルズ(ハイク) パールリング¥242000(コールムーン)・ネックレス¥165000・バングル¥94600・ゴールドリング¥39600・シルバーリング¥36300(すべてアサミフジカワ)/ショールーム セッション スカーフ¥15400/マニプリ バッグ¥71500/ガリャルダガランテ 青山店(ジア ストゥディオス)
新川優愛
しんかわ ゆあ●1993年12月28日生まれ。モデル、俳優として多方面で活躍。放送中のドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(読売テレビ・日本テレビ系)に出演している。
7.emmaは「グレー」のワントーンが気分
「実はグレーって“大人っぽすぎる”と敬遠していた時期もあったんです。でも自分自身が大人になったからか、最近グレーの魅力に気づきました。白や黒にはない洒落感やニュアンスが気に入っていて今季もビッグジャケットやパンツを購入。色数を増やさず、スッキリとまとめるコーディネートが好きなので潔くワントーンで着こなしたいですね」
大人なジャンプスーツコーデはビジネスシーンにもマッチしそう
「ビスチェタイプのジャンプスーツはひとつ持っておくとシーンレスに使えそう。ラフなTシャツに合わせても可愛いですし、今日みたいにきれいめにまとめても素敵。ブランドのディレクションをするようになってから商談の機会が増えたので、そういう“大人の女性らしく”見せたい日にも重宝しそうです」。ジャンプスーツ¥90200・ニット¥37400/オーラリー ネックレス¥34650/サロン アダム エ ロペ(エリッカ ニコラス ビゲイ) バッグ¥137500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
emma
えま●1994年4月1日生まれ。モデルとして雑誌、ファッションショー、イベントなどに出演。アパレルブランド「ER」(イーアール)を立ち上げ、ディレクターを務める。
8.貴島明日香は「チュールスカート」をカジュアルに
「自分の骨格に合っているなと気づいてから、スカート派に。今季は、トレンドのシアー感を楽しめるチュールスカートを狙っています。一点で華やかになれるアイテムなので、Tシャツやナイロンジャケット、スニーカーなどスポーティなアイテムをMIXしてカジュアルに着こなしたい」
華やかなチュール素材だからこそ、黒を選ぶのが大人の正解
「一枚で着映えるデザインだからこそ、黒を選ぶと落ち着きます。少し厚底めのスニーカーならボリュームの出るスカートでもスタイルアップ!」。スカート¥39600/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) ジャケット¥96800/ボウルズ(ハイク) トップス¥15400/サードマガジン(サードマガジン×ミコモリ×キャサリンハムネット) ネックレス(長)¥45100・(短)¥38500/リューク リング¥33000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) 靴¥39600/ティースクエア プレスルーム(デイト)
貴島明日香
きじま あすか●1996年2月15日生まれ。2024年1月号からBAILAのレギュラーモデルに。YouTubeで見せるゲーム好きな一面や猫との生活などにもファン多数。
9.森絵梨佳は「スウェット」で大人のこなれ感を
「普段はオールブラックなど、モードめなコーディネートをすることが多いのですが、最近は“年を重ねたからこそ似合うカジュアル”に憧れるようになりました。この秋特に挑戦したいのがオーバーサイズのスウェット。デニムやスニーカーを合わせるとラフになりすぎるけれど、きれいめパンツとローファーなら大人っぽく着こなせそうです」
メンズサイズのスウェットで抜け感を作りつつ、きれいめ要素をプラス
「光沢感のあるパンツなら、大きめのスウェットと合わせても重たくならず、きれいめ感がキープできますね。このコーディネートで秋は公園に出かけたい」。スウェット¥12980/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター(チャンピオン) パンツ¥31900/RHC ロンハーマン(RHC) キャップ¥4400/ニューエラ リング(人さし指)¥253000・(中指)¥440000/トーカティブ 表参道(トーカティブ) バッグ¥47300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴下¥33 00/真下商事(パンセレラ) 靴¥29700/ジーエイチバス(ジーエイチバス)
森絵梨佳
もり えりか●1988年10月4日生まれ。数々のファッション誌、ビューティ誌のカバーを飾り、CMにも多数出演。プライベートでは7歳の子どもを育てるママ。
10.桐谷美玲は「ミニスカート」をロングブーツ合わせで
「今季はミニスカート×ジャケットのセットアップや、ミニ丈のシャツワンピなど、ミニボトムにばかり目がいって。今までプライベートではほとんど着たことがなかったけれど、“ロングブーツで肌感を控えめにすればいけるかも”と購入を決めました。全身をモノトーンやダークな色みでそろえると大人にも似合うはず」
挑戦アイテムだからこそ、合わせに迷わないセットアップがいい!
「ミニスカートは自分にとってかなり新鮮なアイテムなので、まずはコーディネートに悩まないセットアップで取り入れたい。女友達とのごはん会とか、おしゃれして出かけたい日に着ていって、みんなが褒めてくれたら自信が持てそうです(笑)!」。スカート¥39600・ブルゾン¥74800/エストネーション ニット¥28600/ロンハーマン(エブール フォー ロンハーマン) バッグ¥52800/トゥモローランド(ヴァジック) イヤカフ¥26400/エルディスト(バー ジュエリー) チョーカー¥85800/エスケーパーズ アナザーワールド(ソフィー ブハイ) 靴¥132000/ネブローニ
桐谷美玲
きりたに みれい●1989年12月16日生まれ。モデルとしてはもちろん、「news every.」(日本テレビ系)のキャスターとしても活躍する。2020年に出産し子育てにも奮闘中。
撮影/谷章平、酒井貴生〈aosora〉、遠藤優貴、岡田 潤〈BE NATURAL〉、黒沼 諭〈aosora〉、宮下昌生〈hannah〉、東 京祐、森脇裕介、山根悠太郎〈TRON〉 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉、沼田真実〈ilumini.〉、笹本恭平〈ilumini.〉、paku☆chan、北原 果〈KiKi inc.〉 スタイリスト/加藤かすみ、百々千晴、佐藤佳菜子、石上美津江、辻村真理、福田亜矢子、吉村友希 取材・原文/東原妙子 ※BAILA2024年10月号掲載