デニムといえば、百々千晴。今、最もそのデニムの着こなしが気になる人である彼女にこの夏の着こなしを披露してもらいました。今回はブルーデニムの着こなし2本をご紹介。
“デニムは今の気分を表すバロメーター”
「ここ数年はハイウエストが最も気分にフィットするシルエット。インしたときにウエストがポイントになるし体のラインにもメリハリが出る。アクセントをウエストに持ってくることで女性らしさを見せることもできるし、スタイリングも遊びやすかったり、くずしやすかったりと、幅を出しやすい。10年前と同じものをはき続けるのは正直飽きてしまうから、デニムのような定番アイテムこそ今の気分を乗せることでうまくいくんだと思います。少しのことで見え方や印象が大きく変わる。だからデニムはいつまでも面白く大好きなアイテムなんです」
1.ブルーデニムと白の、定番コンビネーションがとにかく好き
飽きない不変の組み合わせ。白のトップスはデザインのあるものを探してきたり、デニムはその時々の気分でアップデートする。ベースのデニム+白は変わらないけどちょっとずつマイナーチェンジすることが大切なんです。
EARRINGS/ETE
BAG/MADE IN MADA
SHOES/PRADA
デニム¥22000/アングリッド(Ungrid×DODOJEAN) トップス¥16500/クルーズ(エリン) 頭につけたスカーフ(別のシュシュとセット)¥10450/メゾン アミュトレッセ(トレス)
【着たのはこれ!】
Ungrid
腰位置がほかのものに比べてややローに設定され、本人いわく“土臭い”ムードに着地させたモデル。古着のようなこなれ感が絶妙。¥22000/アングリッド(Ungrid×DODOJEAN)
2.大人っぽさの中にヘルシーなブルーデニムと肌見せが効く
ジル・サンダーのトップスは今季買ったもの。マダムっぽいエレガントなシルエットなんだけどウエストはしぼられていて動くとお腹がチラッと見える感じが好き。大人っぽいトップスだからこそ、ブルーデニムのカジュアルさが生きてくる。双方のいいところが引き出される理想的な関係。
TOPS.BAG/JIL SANDER
WATCH/APPLE
SHOES/MANOLO BLAHNIK
デニム¥26400/シシクイ 頭につけたスカーフ(別のシュシュとセット)¥10450/メゾン アミュトレッセ(トレス) リング¥152900/トムウッド プロジェクト(トムウッド)
【着たのはこれ!】
THE SHISHIKUI
デニムらしいデニムを作りたいという思いからあえてノンストレッチにこだわり、ハイウエスト・ストレート・短め丈と百々さんの好きが詰まった一本。¥26400/シシクイ
スタイリスト
百々千晴
本誌の連載やカバーのスタイリングをはじめ、多くの女性誌、広告で活躍する人気スタイリスト。故郷の名にちなんだブランド「THE SHISHIKUI」を立ち上げたほか、YouTubeやオンラインサロンも主宰しマルチに活躍。
撮影/三瓶康友(人)、さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/nagisa〈W〉 スタイリスト・モデル/百々千晴 構成・原文/倉田明恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年8月号掲載