大人同士のわかり合えなさを描き、昨年BAILA9月号での特集も大きな反響を呼んだ、『トーキョーカモフラージュアワー』。今回はさらに内容を深掘り。SNSでの共感エピソードをピックアップ!
ささいな映り込みが生死を分けるインスタとの葛藤
ち・が・う・そうじゃない!!
好きな相手を嫉妬させようとSNSににおわせ投稿→不毛だったと思いあやまりのLINE連打……と、恋愛に必死なときにハマりがちなパターン。こんなのやめたいと思いつつ、ついいらぬ妄想をふくらませ、また繰り返してしまうんです(涙)
1巻p.27
よく見ると、どうでもいい人からはしっかりコメントが来てるところも激しく共感(30歳・マスコミ関係)
見なきゃいいのに見て自爆
1巻p.41~42
季節のイベントの日。相手の動向が気になりインスタで探りを入れたら、楽しそうにしているのを知り、地味に落ち込むパターン。自分は誘われてないし、なんか悔しいしと――女心はSNSひとつで波のように揺れまくり
映り込みやタグづけから一緒にいる人たちを特定し、部屋で一人勝手に落ち込む(32歳・会社員)
『トーキョーカモフラージュアワー』とは?
【STORY】
東京に住む大人の男女たちの人間模様を描いたオムニバスストーリー。無自覚な言動を繰り返す男子、心の中に思いをためがちな女子など、“あるある”な登場人物と、そのエピソードの細かさがリアル。Twitterで反響を呼び、一躍注目&人気作に!
NEW!
『トーキョーカモフラージュアワー』
松本千秋/少年画報社 6巻
電子版販売 968円
6巻でも、東京を生きている男女の瞬間を切り取ったショートコミックがたっぷり。30代女性に刺さるシチュエーション&悶絶すること間違いなしの鋭いセリフも、ますます光る一冊に。
取材・原文/石井絵里 ※BAILA2023年4月号掲載