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【明日海りおの新生活】「宝塚音楽学校で始まった“新生活"は期待と不安と小さな炊飯器を抱えて…」過去から現在まで貴重なエピソードを公開!

春、新しい何かが始まる季節。忘れられない思い出から最近の新しい出会いまで……。元宝塚トップスターの明日海りおさんが語る、過去そして今の“新生活”について。日々の暮らしや音楽学校時代の思い出も語っていただきました。

目次

  1. 【インタビュー】期待と、不安と、小さな炊飯器を抱えて。宝塚音楽学校で始まった人生初の“新生活”
  2. 【Q&A】“新生活”にまつわる9つの質問にお答え!
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【インタビュー】期待と、不安と、小さな炊飯器を抱えて。宝塚音楽学校で始まった人生初の“新生活”

「私にとって、一番最初の“新生活”といえば宝塚音楽学校の入寮になるのでしょうか。お友達から借りたビデオを見て衝撃を受け “宝塚に入る!”と宣言、その約半年後、両親の反対を押し切り音楽学校を受験してまさかの合格。

その新生活の始まりはとても慌ただしくて。両親と一緒にお店を何軒もまわり、大急ぎで生活に必要なものを揃えたことを今でもよく覚えています。

あの頃は憧れの宝塚を目の前に胸を躍らせるばかりで、自分のことしか考えていなかったけれど、私を送り出してくれた当時の母の年齢に近づくたびに思うんです。幼い娘を手放すことを決意した、家族にとってあの時間は胸がギュウッとなるような瞬間だったんだろうなって……。

大人になった今、あの頃の自分が使っていたような小さな炊飯器を電気屋さんで見かけるとちょっと泣きそうになるんです。“母はどんな気持ちであの炊飯器を私に買い与えたんだろう。幼い私の夢を尊重してくれてありがとう”って」

――憧れの宝塚歌劇団に近づくことができた喜び、未知なる世界へのワクワクとドキドキ、親元を離れて暮らす不安や戸惑い、たくさんの思いが入り交じったその新生活にはこんな可愛らしい相棒がいたそうだ。

「私が入寮一年目に買ったのがプーさんのぬいぐるみで。可愛いだけでなく、パイル生地で触り心地も気持ちよくて、うつぶせで眠る私のよいクッションにもなってくれたんです。

今思うと、あの頃の私はまだまだ子どもだったんでしょうね。同期とお話し合いするときもバッグの中に入れて持ち歩いていたりして(笑)。音楽学校時代だけでなく、入団後も相棒として活躍、地方公演に行くときもずっと一緒で。泊まっているホテルに遊びに来た同期に“懐かしい‼︎”と泣き笑いされたこともあったりして。そのプーさんのぬいぐるみですが、実は、今も一緒に暮らしていて。今日も我が家のベッドの番をしてくれているんですよ(笑)」

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“新生活”は苦手だからこそ、 街に“馴染みの場所”が増えていくと嬉しくなる

――宝塚歌劇団退団後は東京で新生活をスタート。ドラマ、舞台、ドキュメンタリーバラエティと、新しいことに次々と挑戦する毎日を送っている、そんな明日海さんに「新しい場所や環境や人間関係の中に飛び込むのは得意ですか?」と尋ねると「本来はきっと苦手なんだと思います」という意外な答えが返ってきた。

「だからこそ、ちょっとずつ自分の“馴染みの場所”が増えていくのがすごく嬉しくて。今までも地方公演などで様々な街を訪れたのですが、駅とか、街の感じとか、ホテルの周辺とか、訪れる回数が増えるたびに“ここ知っている”が増えていくんですよね。それが増えれば“ただいま!”の気持ちも一緒に増えていく。“ただいま!”が増えればその街がどんどん落ち着く場所になっていく……。その感覚が私はすごく好きで」

ーー宝塚歌劇団の退団を機に東京で“新生活”をスタートさせたのは約3年前。東京の街にもだいぶ“馴染みの場所”が増えた。

「上京してすぐの頃は新型コロナウイルスの影響でなかなか外出できなかったので。その空白の時間を埋めるように、最近、よく家の近所をお散歩をするんです。たとえば、ジムやレッスンに向かうときも“いつもとは違うルートで行ってみようか”と歩いたことのない道を選んでみたりして。“初めて見る景色”が“よく見る景色”に変われば、“知らなかった街”が“知っている街”に変わっていく……。それはやっぱり楽しくて。音楽を聴きながら、リズムに乗りつつ、あっちこっちへテクテクと歩くんです。この街をもっともっと好きになれますようにって(笑)」

【Q&A】“新生活”にまつわる9つの質問にお答え!

明日海りおさんに9つの質問! 日々の暮らしについてや2023年の目標まで、新生活にまつわる気になるトピックに答えてくれました。

Q 最近、新しく仲間入りした日用品は?

毎日、新しく買った“AirPods”で音楽を聴いています。
有線のイヤホンをつければグチャグチャに絡まってしまうし、Bluetoothのヘッドフォンも充電器をすぐに失くしてしまう。実は今使っているAirPodsも2代目で。

1代目は買ってすぐに飛行機の中でコロコロと転がして紛失しているんです。いつの時代もイヤホンとの相性が悪くて、だからこそ、無音生活を送りがちだったのですが。

最近はプライベートでも音楽を楽しむことに目覚め、お散歩に行くとき、運動するとき、家の中で音楽を聴くときもAirPodsを愛用。今さらですが、その快適さに驚いております(笑)

Q 毎日の日課を教えてください

私の一日は、愛猫“おこげ”のお世話から始まります。
ゴハンをあげて、猫草を与え、トリミングをして、掃除機をかける……。おこげのお世話が終わったあとは散歩を兼ねて体を動かしにいきます。その帰りにはスーパーで食材を買って、“料理しなきゃ”と思いながらソファの上で心地よく昼寝(笑)。音楽を聴いたり、動画をみたり、ダラダラしているうちに夕方に。

そこでようやく“もうこんな時間!”と焦り始め、お腹が空いてニャーニャー鳴くおこげを足元で感じながら、急いで夕食の準備をスタート。その後もやらなければいけないことはたくさんあるのに、食後はなぜかボーッとしてしまい、気づけば夜のニュースの時間に……それがいつもの私の休日の光景(笑)

Q 得意料理はなんですか?

ハンバーグとか、つくねとか、キーマカレーとか……ひき肉料理はわりと得意です。
同期や友人を家に招いたこともあります。そんなときは「何を食べたいか」希望を聞いて調理。言ってもらえればなんでも作ります!

Q 家の中のお気に入りの場所は?

リビングのソファと一体化する時間が至福。

そのとき、愛猫のおこげの定位置は向かいのソファの上。なぜか、そばに寄ってくるのではなく、対岸からいつも私のことを見つめるんです、“無”の表情で(笑)

Q いつか暮らしてみたいと思う街は?

欲を言えばハワイですが。
福岡、名古屋、仙台……東京や大阪以外の地方都市にも惹かれます。
今までも地方公演で何度か訪れたことがありますし、どこか地元の静岡と似た雰囲気があって、なんだかホッとするんです。

ナチュラルメイクの明日海りおさん

Q 最近、スマホで撮った写真は?

“ごめんね”をしている可愛いおこげと、
昨年末、「もうそんな時期か」と、スーパーで見かけて撮った冬至のポスター。

Q 今、新しく初めてみたいことはありますか?

我が家のオーブン、今まで一度も使ったことがないんです。トースターとフライパンがあれば、たいていのメニューを作れてしまうので。その必要性をあまり感じなくて。でも、せっかく家にあるからにはちゃんと使えるようになりたいなって。
「オーブンを使いこなせるようになる」、それが私の2023年の目標です(笑)

Q 今、新しく出会いたい自分はいますか?

もう少し自信を持てて、でも、謙虚。
常に自然体でいられる“誰からも好かれる人”になりたいですし。
あとはテキパキと動ける“切り替え上手さん”にもなりたい

Q 自信を持つために必要なものとは?

「やるしかない」日頃の鍛錬。
ちょっと怠けてしまうと、自分が誰よりもそれを知っているから。いざというときに不安な気持ちになってしまう。

だからこそ、大事なのはコツコツと日々の努力を積み重ねること。やれることはやりすぎるほどにやっておくこと。

明日海りおさんが現在の自分を語るインタビューはこちら!ストイックな自分が変わり始めた瞬間とは?
明日海りお

明日海りお


あすみりお●1985年6月26日生まれ、静岡県出身。2003年、宝塚歌劇団に入団。2012年、月組の準トップ、2014年、花組のトップスターに就任。2019年『A Fairy Taleー青い薔薇の精ー』『シャルム!』で東京千秋楽で退団。退団後は、NHK『おちょやん』、日本テレビ系『コントが始まる』、TBS『DCU』ほか話題のテレビドラマにも出演。現在は、日本テレビ系土曜ドラマ『大病院占拠』に出演中。

ジャケット¥403700・カーディガン¥170500・中に着たトップス¥232100・スカート¥128700・ネックレス¥59400・リング¥64900・ブーツ¥231000/マルジェラ  ジャパン クライアントサービス(メゾン マルジェラ)

撮影/河野翔大 スタイリング/渡邊 薫 ヘアメイク/宮本佳和 取材・文/石井美輪 構成/渋谷香菜子

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