BAILAhomme3に堂本 剛さんが登場! フェスへの参加や”ファンクの神様”ジョージ・クリントンとの共演など、長年の夢を一つひとつ実現。 「本当に好きなことのためだから頑張れる」と語る堂本 剛さんが、道を切り拓くためにしてきたこととは? 真摯な想いが伝わるインタビューを先行公開します。
「18歳くらいの頃に、尊敬するミュージシャンから教わり、ファンクの世界を知りました。P-FUNKの創始者であるジョージ・クリントンの「自分がどう生きるかは自分が何をするかで決まる。お前は何をしてるんだ? ぼーっとしてないで、さぁ自分を生きろ」というメッセージがサウンドを通して聴こえた衝撃を今でもよく覚えています」
「僕の塞ぎ込んだ心を解放してくれた憧れの人と同じ舞台でセッションするという夢が17年越しで実現。自分の経験と感謝をご本人に直接伝えられたことは、本当に夢みたいに幸せな時間でした。」
自分から言葉にして行動することで、世界が変わる
真摯な努力を支えるのは“音楽が好き”という強い想い
「夢は必ずしも叶うものではないし、すぐに形にできる人もいれば、すごく時間がかかることもあります。だから諦めないこと。たとえ一度ダメになったとしても、時間がたったら大丈夫になることもあるわけで。
去年はNGだったことでも今年はOKかもしれない。そう信じて、僕は声を上げ続けてきました。音楽フェスへの参加もそうやって叶えた夢のひとつです」
「とにかく、自分から動かないと。ぼーっとしているだけじゃそんな素敵な現実はやってこないから。困っていることや変えたい現状があったときに、“これを言ったら嫌がられるだろうな~”と思うことはもちろんあるけど、それでも言葉にする。
“いいよ”って言ってもらえたら世界が変わるから。ダメだったらまた、どうしたら動かしていけるかを考える。その繰り返しです」
「想いを伝えるときは、キツい言い方にならないように、丁寧な表現で純粋な気持ちを話すようにしています。
あとは、叶えたいことの全部が全部、一度に叶うなんてことはなかなかないから、ひとつでもOKしてもらえたら残りは一度取り下げて、まず最初のひとつを形にすることに集中するというのも、大事なことかもしれません」
「これまで、どんなに大変でも時間がかかっても諦めずにいられたのは、シンプルに音楽が心から好きだから。その想いが強いから、頑張れる。好きなことを続けるためには辛いことも愛せる、それだけ。僕は“音楽のために人生を生きていくことができたら、もうそれで充分”って思っています」
“今の自分を飾らず伝える”音楽に込める願い
「.ENDRECHERI.というアーティスト名には“エンド”と“リ”が入っています。新しいことを始めるときは、何かを終わらせなければいけないことも多いですよね。
だからこそ、“新しい自分になりたい”とか、“本当の自分に会いたい”と願う人の気持ちに寄り添える音楽を届けたいと思って、この名前に想いを乗せてファンクミュージックを作っています」
「突発性難聴の後遺症で耳の不調は続いているし体調のアップダウンもあるけれど、メンタル的にはすごく強くなったと思う。歌えなくて、聴き取れなくて落ち込んでしまう日も多いけど、大好きな音楽を作りまくってるから、気持ちは安定しています。
制作を進めている楽曲には、“今の自分を飾らずに、そのまま伝える”ということを、誰もが人生の中で叶えられたら……という願いを込めました。それこそ人と同じように音楽にもセパレートはいらない。これからもいろんな方の人生に響く作品を作っていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください」
堂本 剛
どうもと つよし●1979年4月10日生まれ、奈良県出身。AB型。歌、踊り、トークとマルチに活躍。ソロプロジェクトENDRECHERI.のライブ「Erother_meeting Do more the E_FUNK」が8月7〜8日に大阪・オリックス劇場で開催予定。
『.ENDRECHERI.TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2022』Blu-ray & DVD
.ENDRECHERI. ¥8250(初回盤)/RAINBOW☆ENDLI9
2022年に舞浜アンフィシアターにて⾏われた、剛さんの誕生日4⽉10⽇のライブを映像化。初回盤特典は、ソロデビュー20周年記念日の奈良での公演から2曲を収録。8月18日発売。
原文・構成/山中ゆうき ※BAILAhomme vol.3掲載
“おしゃかわ”ポートレートとインタビュー全文は発売中のバイラオム3でチェック!
BAILAhommeは売り切れ次第終了!!
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