写真/chihiro.
水晶玉子先生がBAILA世代の2024年のお仕事運と開運の秘訣を解説!
シリーズ累計65万部を突破している『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』。最新版の『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージ付き 開運歴2024』(以下『開運歴 2024』)と、このオリエンタル占星術に、累計発行部数1億部を突破した大ヒット漫画『キングダム』のキャラクターをかけ合わせた『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』(以下「『キングダム』占い」)も話題沸騰中の水晶玉子先生が、今年も@BAILAに降臨! 日々、仕事を頑張るBAILA世代に、2024年を真摯に、そして心地よく働くコツを教えてくれました。
2024年は今までの枠に捉われず、“新しい波”を意識して働きたい一年
まずは今年の全体の運気の流れから教えて下さい。
「2024年はオリエンタル占星術では鬼宿(きしゅく)の年。“鬼”は人ではない存在を表しますから、常識や今までの枠に捉われない、新しい動きが起こりやすい年です。さらに干支でいうと、2024年は「甲辰(きのえたつ)」の年。「甲」は10年を1サイクルにする気の巡りの、最初の年です。これも新しいものが始まる象徴なのですが、いきなり何かが切り替わるというより、今後の社会や生活の変化へのを種まきし、それをみんなが少しずつ育てていくイメージのときなんですよね。西洋占星術では、幸運の星・木星が5月26日まで牡牛座にいますが、それ以降は双子座へ移動。牡牛座は財テクに縁が、そして双子座はデジタルとの相性が抜群ですから、前半はお金や経済への関心が高まり、後半になるにつれて、今よりもさらにデジタルツールが活用される一年となりそうです。2023年とはまた違う“新しい波”が押し寄せる一年になると思うので、働くBAILA読者の皆さんは、既存の体制やルールに縛られすぎないで。ときには自分にとって違和感を覚える場面にも遭遇するかもしれませんが、その感覚こそ、“新しい波”を捉えている証拠。小さなことからでもいいので、今までとは異なる働き方やキャリアの積み方を考えてみましょう」
お仕事運UPの秘訣は“相手を育てる”こと!
では具体的には、どんな働き方をするといいのでしょうか?
「“育てること”を意識して下さい。BAILA読者の皆さんは、中間管理職の世代。上司と部下の間に挟まれて、あれこれと気になることも多いですよね。オリエンタル占星術の鬼宿は、『キングダム占い』では麃公(ひょうこう)という個性的な武将が当てはまりますが、彼は関わる相手を慈しみ、思いやりを持って兵士たちの実力を伸ばしていくタイプなんです。皆さんもそのキャラに学んで部下を、そして上司すらも育てるぐらいの気持ちで働いてみましょう! 『上司たちは頭が固い』、『Z世代は何を考えているのか分からない』と、世代で相手を区切る思考回路はひとまず封印。昭和生まれの上司達だって、言動こそ強気かもしれないけれども、押し寄せるデジタル化の世界に内心ビクビクしているかもしれないですし(笑)。Z世代の部下だって、話してみれば、自分の若い頃と悩みは変わらなかったりするもの。もしかしたら共通の趣味で盛り上がれるかもしれません。時代が移り変わっても、人間の根っこの部分は同じだと思うんです。『この人はこういう働き方がしたいのか』、『仕事のビジョンを実現させるためには、力を合わせてみよう』と、その関係性を”育てる”つもりで、相手の変化や成長を見守る器を持つようにすると、お仕事運も一気に上昇していきます」
変化の始まりの年だからこそ「守るべきもの」もクリアになる
さらに「鬼宿らしい攻めの年ではあるけれども、だからこそ守備の大切さも見えてくる」とも。
「時代の流れの中でも、大きな変動の中にいる2024年。鬼宿の年らしく、仕事でもユニークなチャレンジをたくさんして欲しいですが、逆に挑戦していく中で“守りぬきたいもの”、“自分にとって大切なもの”も見えてくる年だとも思います。たとえば、転職などで環境をガラッと変えたほうがいい人もいるでしょう。でも今いる状況や立場の中で働き方にメリハリをつける工夫をする人も、実は大きなチャレンジをしているんですよ。何かを守るためには、小さなリニューアルを続けることが必要だったりします。この職場をよくするには? 後輩達のやる気を高めるためには? という工夫や実践も、仕事での充実や成功につながっていきます」
2024年にチャレンジすべきなのは「壊」、「業」、「胎」の人!
既存の枠に捉われず、周りや自分を慈しみ、育てていくのがBAILA読者の2024年お仕事運UPの秘訣。その中でも、特に挑戦の運気にいる人たちとは?
「28年に一度の人生のターニングポイントにいる“命”の運気(2024年は鬼宿)の方はもちろんですが、そのほかは、『オリエンタル占星術』の本の中で、年運が“壊”、“業”、“胎”となる人。特に“壊”は、文字通りに自分の殻を壊して、新たなステージに進む運気の時です。自分から動くというよりは、外側からの流れで変化の波にさらされることも多いのですが、それ対して柔軟に対応するのが、結果的にチャレンジになります。どんなことが起こるのかは人によって違うものの、“壊”の年の変化には逆らわずに乗っかって。そのときは大変かもしれないけれども、乗っかったほうが、後になって行き詰りを感じなくてすみますよ。2024年の年運が“壊”になる宿のひとつに、觜宿(ししゅく)があります。有名人でいうと、野球選手の大谷翔平選手が、觜宿の人。運気が”友”だった2023年はMVPも獲得する活躍でしたが、シーズン終盤にはケガを経験し、12月にはドジャースへの移籍を発表しました。ケガは辛い出来事でしたが、環境を改めて2024年のシーズンに臨むのは2024年の年運の“壊”の、変化に柔軟であるべき運気にうまく乗っている証拠です。大谷選手の觜宿は『キングダム占い』だと、昌文君(しょうぶんくん)という、えい政の片腕のような武将なんですね。彼は觜(くちばし)の文字のとおり、放つ言葉に説得力があるキャラクターです。大谷さんも、そうですよね。彼と同じくドジャースにトレード移籍したグラスノー選手が、『オータニから、君のために本塁打を打ちたいと言われて、移籍への心が動いた』と。これぞまさに、觜宿の言葉の強さを表しているエピソードにほかなりません」
「業」、「胎」の人の運気のポイントは?
「“業”はこれまでの蓄積が結果を生む年。“胎”は生まれ変わるような出来事に遭遇する年です。“壊”とはまた別の運気ですが、この2つの年運を持つ人たちは、今までの価値観に縛られずに、マインドの変化を心がけるといいと思いますね」
「栄」、「親」、「友」、「危」の人はプチチャレンジを。「衰」の人はリラックスが大事
その他の年運についても教えて下さい。
「“栄”、“親”、“友”が年運になる人は、基本的には好調な年なので自分から何かに挑戦するのも悪くないですね。詳しくは私の『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』シリーズの本で確認していただきたいのですが、やりたいことは2024年中にやりきったほうがいい人が多いかもしれません。ただし「危」の運気の人は勢いづいてやりすぎることも多いので、少し注意を」
あと、本を読んでいて気になるのが、「衰」が年運にきた場合です。
「”衰”はリラックス・お休みの運気。ガツガツと攻めて動く時もあれば、少しペースを緩めることが必要な時もあります。2024年は”衰”の人は特にそうですが、そのほかの年運の人も、リラックスしたくなったら、2024年のラッキーアイテムの植物や花に触れましょう。切り花じゃなくて、鉢植えなど、土に根づいたものがいいですね。こうして心身を満たすことで、また翌年以降の仕事へのモチベーションを高めていきましょう」
「成」、「安」の人は先を見据え、落ち着いて過ごすこと
「“成”の人は、努力や積み重ねの結果を踏まえて、この先に何をするのかを考えるといい一年。それも少し長い期間を見据えて。中締めみたいな感覚を持ちましょう。“安”の人は、変化を落ち着かせる運気の中にいる年。バタバタと動くよりも現状維持、今のペースのままでいれば2024年は大丈夫です」
水晶玉子先生からBAILA読者へメッセージ!
様々な角度から、働くBAILA読者の心を後押しして下さった水晶玉子先生。最後に、こんな心強いハッピーメッセージが!
「運気はバイオリズム。一定の周気で巡っています。誰だって、いい時もあれば悪い時もあるんです。BAILA読者の皆さんは、おしゃれもキャリアも目いっぱい楽しめる年代。もちろんそんな日々の中だって、凹んだり、驚いたりする日もあると思います。でも人生はそこで終わりじゃない(笑)。何かあっても『明日は違う1日がくる♪』と思って過ごすと、どんな状況でもハッピーへとつなげていけると思いますよ」
水晶玉子先生
占術研究家。西洋・東洋の枠を超え、多様な占術を研究・執筆。『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージ付き 開運暦2024』、『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』(集英社)が、大好評発売中。XをはじめとするSNSでは、暦や愛するうさぎについて発信も。
2024年の自分の運勢をさらに詳しく知りたい人は、書籍をチェック!
『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2024』
水晶玉子・著 ¥1870 集英社
『オリエンタル占星術』をベースに、ビジネス運についてもっと知りたい人は、こちらの書籍がおすすめ!
『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』
原作・原 泰久 著・水晶玉子 ¥1760 集英社
取材・文/石井絵里