5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM(ル・セラフィム)が、6カ月ぶりにカムバック! 4th Mini Album ‘CRAZY’を8月30日にリリースしました。メンバーは本格的な活動に先立って、韓国ソウルにてメディア向けショーケースを開催。アルバム制作の貴重なエピソードや、余裕を感じさせるパフォーマンスの様子など、見どころ満載だったショーケースの模様を余すことなくお届けします。
右からHONG EUNCHAE、SAKURA、KAZUHA、KIM CHAEWON、HUH YUNJIN/℗&©SOURCE MUSIC
LE SSERAFIMが4th Mini Album ‘CRAZY’でカムバック! メンバー5人のコメント
まずは、たくさんの取材カメラを前にフォトタイムがスタート。ブラックやホワイトを基調としたスポーティな衣装に身を包んだメンバーが颯爽と登場し、明るい表情でポーズを決めていきます。フォトタイム終了後、メンバーはカムバックする今の心境を明かしました。
KIM CHAEWON
KIM CHAEWON/℗&©SOURCE MUSIC
「6カ月ぶりのカムバックで、本当にドキドキワクワクしています。毎回新しい姿を見せることは簡単ではありませんが、『CRAZY』を準備していて、今回も新しいLE SSERAFIMを見せられるという確信が持てました。たくさん期待していてください」
SAKURA
SAKURA/℗&©SOURCE MUSIC
「LE SSERAFIMが夏にカムバックするのは初めてなのでドキドキしています。私は、このアルバムを最初に聴いた時に、トレンディーでLE SSERAFIMらしいと思いました。多くの方が、新鮮さを感じていただければと思います」
HUH YUNJIN
HUH YUNJIN/℗&©SOURCE MUSIC
「こんにちは、HUH YUNJINです。ファンの皆さんに、誇らしい姿を見せるために『CRAZY』のアルバムを一生懸命に準備しました。期待に沿えられるように頑張って活動しますので、楽しんでいただければと思います」
KAZUHA
KAZUHA/℗&©SOURCE MUSIC
「今回の活動を通じて、もっとカッコよくなったLE SSERAFIMを見せたいです。音楽からパフォーマンスまで、これまでやったことのない新しいジャンルにチャレンジしただけに期待が高まっています。たくさん応援してください」
HONG EUNCHAE
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「カムバック前にファンミーティングを開催して、ファンの方々から大きな力をいただきました。そのおかげで今回のアルバムの準備もより一層頑張ることができました」
’CRAZY’についてメンバーが熱く解説!
LE SSERAFIMと一緒にCRAZYになろう。ヴォーギングダンスに注目のタイトル曲『CRAZY』を披露
続くコーナーでは、EDMをベースにしたハウスジャンルのタイトル曲『CRAZY』のステージが初披露されました。メンバーは鍛え抜かれた体で、高難易度のダンスをまるで簡単にこなすかのように見事にパフォーマンス。会場に集まった記者の視線をくぎ付けにしました。そして、その後はMCとのトークタイムへと移り、新しいミニアルバムのこだわりや注目ポイントについてたっぷりと語ってくれました。
℗&©SOURCE MUSIC
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Q.タイトル曲『CRAZY』はどんな曲ですか?
SAKURA:この曲は、EDMをベースにしたハウスジャンルの楽曲。私たちも初めて挑戦するジャンルの曲で、自分を狂わせる何かに出合った時のスカッとする快感、そして、心が躍る感情を表現しています。曲のメッセージとサウンドがすごく合っていると思います。
HUH YUNJIN:私も初めて聴いた時からすごく盛り上がっていいなと思いました。私たちのチームが持つ明るいエネルギーを感じられますし、イントロもノリがよくて、フェスティバルのような場所で歌ったら、テンションの上がる曲になっています。
KIM CHAEWON:このアルバムは、前作の準備をしている時に一緒に作業をしたんです。『EASY』のMVを撮ったあとに、『CRAZY』を聴いて、2曲がまったく雰囲気の異なる曲で、私たちは、毎回新しい姿を見せられるだろうなと思いました。
Q.『CRAZY』で披露しているヴォーギングダンスの感想は?
HUH YUNJIN:今回、私たちがチャレンジしたヴォーギングダンスは、表現力が非常に重要だなと思いました。動作自体はシンプルですが、ユニークでおしゃれな感じを生かすのがすごく難しかったです。でも、私たちのパフォーマンスチームに、このダンスを専門にされている方がいて、基本から学ぶことができました。
SAKURA:体幹が重要なダンスですが、私たちは“筋セラフィム”と呼ばれるくらい運動には本気なんです。でも、片足を上げる部分は簡単ではなかったですね。
HONG EUNCHAE:(片足を上げるダンスパートを簡単そうに披露)
KIM CHAEWON:上手♪
SAKURA:最初はバランスを取ることすらできませんでした。今でも、この部分をミスなく終えるためには、すごく集中しないといけませんね。
HONG EUNCHAE:パフォーマンスディレクターから、「手が自由になったつもりでダンスをしなさい」とアドバイスをいただきました。練習中もその言葉を意識して、ヴォーギングダンスならではの魅力を生かす努力をしました。
SAKURA/℗&©SOURCE MUSIC
Q.MVの撮影エピソードを教えてください。
KAZUHA:MVに出演してくださったアメリカで有名なダンサーの方々が、撮影のためにわざわざ韓国まで来てくださり、本当に感謝しています。また、ダンサーの方々と即興でダンスを合わせたのですが、その時に感じた楽しさがMVにも映っていて、やりがいを感じました。
LE SSERAFIM (르세라핌) 'CRAZY' OFFICIAL MV
Q. 4th Mini Album ‘CRAZY’はどんなアルバム?
HONG EUNCHAE:今作は、「LE SSERAFIMと一緒にCRAZYになろう」というシンプルで明確なメッセージを込めています。誰もが一度は経験している心躍る瞬間の感情が表現されています。
KAZUHA:アルバムを聴いてくださったら、LE SSERAFIMは心躍ることに情熱を捧げているチームなのだと感じていただけると思います。
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Q.LE SSERAFIMはどんなことに夢中になっていますか?
KIM CHAEWON:アルバムを準備しながら、「私たちは何に夢中になっているのか」と話し合ったのですが、みんなの答えが似ていて驚きました。私たちは、LE SSERAFIMというチーム、そしてこの仕事に“CRAZY”になっているところが共通点です。
HONG EUNCHAE:私も、メンバーたちも幼い頃から歌ったり踊ったりと舞台に立つことが大好きでした。好きなことに夢中になっていたら、ありがたいことに今ここに立つことができています。
KIM CHAEWON/℗&©SOURCE MUSIC
Q.LE SSERAFIMといえば、アルバムのティーザー動画やトレーラー映像がいつも魅力的です。裏話があれば教えてください。
KIM CHAEWON:トレーラーを撮影した際に、とても不思議なことがあったんです。今回のコンテに雷が落ちるシーンがあったんですが、その日はとても晴れていたのにもかかわらず、途中で突然雷が鳴って雨が降ってきたんです。稲妻は今回のアルバムを象徴する要素のひとつなので、この気運をもらって、アルバムが多くの方に愛されることを願っています!
LE SSERAFIM (르세라핌) CRAZY TRAILER 'Chasing Lightning'
HUH YUNJIN:前作のティーザーと同様に、今回もタイトル曲のイントロ部分をBGMとして使用しました。ビートがとても強くて、カッコいい映像に仕上がったと思います。また、今回もウォーキングのシーンが出てきます。デビュー当時は、ウォーキングに慣れていなくてぎこちなかったのですが、今ではLE SSERAFIMの色やアイデンティティを見せる一つの要素になったと思います。
LE SSERAFIM (르세라핌) 'CRAZY' MV TEASER 2
メンバーが絶賛! HUH YUNJINがメインプロデューサーを務めた『Crazier』の制作秘話
Q.HUH YUNJINさんは、収録曲『Crazier』でメインプロデューサーを務めました。裏話があれば教えてください。
HUH YUNJIN:今回のアルバムを準備する際、プロデューサーの方々が、「HUH YUNJINの考える“CRAZY”を見せてほしい」と言ってくださったんです。そこで、「夢中になれる人生も、夢中になれない人生も、すべて美しい」というメッセージを込めました。この曲は、私の考えだけでなくメンバーとたくさん話し合いながら、同世代が共感できる私たち自身のストーリーを伝えようとしています。愛情のこもった曲になりましたし、本当に面白い挑戦にもなりました。メンバーと自分について知る時間になって嬉しかったです。
KAZUHA:HUH YUNJINさんがレコーディングのディレクションもしてくれました。正直、お互いを知り尽くしたメンバーにディレクションを受けるのは、ちょっとぎこちなくなるかもと心配していましたが、プロのプロデューサーのようにスムーズにレコーディングを進めてくれました。
メンバー全員:(HUH YUNJINの方を見て)ありがとう!
SAKURA:HUH YUNJINさんはもともと優しいですが、レコーディング中はさらに優しくて、フィードバックも具体的で理解しやすかったです。楽しみながらレコーディングができました。
KIM CHAEWON:むしろ、私たちよりもHUH YUNJINさんが緊張していて、恥ずかしがっている姿がとても可愛かったです。
HUH YUNJIN/℗&©SOURCE MUSIC
Q.今作の活動目標を教えてください。
HONG EUNCHAE:LE SSERAFIMは、自分たちが愛することを楽しみながらやっていて、とても幸せに見えると言われたいです。
KAZUHA:今回のアルバムのメッセージが、「LE SSERAFIMと一緒に夢中になろう」なので、そのメッセージにふさわしい、みんなと楽しめるステージをこの夏はお届けしたいです。
抱負を語った現地記者との質疑応答タイムをプレイバック!
KIM CHAEWON「多様なジャンルがこなせるLE SSERAFIMと言われたい」。
続いて、現地の記者からの質問タイムへ。どんな問いにも真摯に回答するメンバーの姿が印象的でした。一部抜粋してお届けします!
Q.今作を「LE SSERAFIMと一緒にただ一度CRAZYになろう」というテーマに決めるに至るまでのエピソードはありますか?
HUH YUNJIN:ファンの皆さんはご存じだと思いますが、このアルバムは去年から準備してきました。当時、制作チームと話していたとき、何かに夢中になって楽しむことの難しさを感じていました。でもその過程で、愛をささげられる何かに夢中になることの大切さをつくづく感じたし、今のこの瞬間が大事だと思うようになったので、このようなテーマでアルバムを制作しました。
Q.『CRAZY』のダンスは高難易度ですが、ライブを意識をして練習したりしましたか?
HONG EUNCHAE:片足を上げてバランスを取らないといけない部分は大変で難しかったです。体幹の筋トレも頑張りましたし、片足で立ったまま歌うなど、ライブを意識して練習しました。でも簡単ではなかったですね。
Q.ユニークなトレーラー映像をモニタリングした時の感想を教えてください。
KAZUHA:アルバムのテーマが“CRAZY”なので、撮影ではユニークな表情をしようと一生懸命頑張りました。とても楽しい撮影で、これまでしたことのない表現ができて大満足でした。これからの活動が楽しみです。
KAZUHA/℗&©SOURCE MUSIC
Q.前作が米国Billboardの2大メインチャートである「HOT 100」「ビルボード200」にチャートインしました。そういった前作の成功もあるので、今作も海外を意識して制作されたのでしょうか。
HUH YUNJIN:今作は、去年から企画していました。私たちはいつも私たちが伝えたいメッセージを最もよく表現してくれる音楽を選んでいます。「夢中になってみよう」というメッセージが込められた『CRAZY』には、ハウスミュージックがぴったりだと思ったんです。
Q今作でも米・Billboardの「HOT100」へのチャートインを期待していますか?
HUH YUNJIN:前作で光栄にも「HOT100」にランクインしましたが、私たちの目標は、頑張った分だけよい音楽とステージをお届けすることです。でも、もしまたランクインできたとしたら、感謝の気持ちしかありません。
Q.『Pierrot』は、キム・ワンソンさんの「ピエロは私たちを見て笑う」をサンプリングしています。キム・ワンソン先輩は皆さんにとってどんな存在ですか?
KIM CHAEWON:まず、キム・ワンソンさんの「ピエロは私たちを見て笑う」はすごく有名な曲で、よく知っていました。サンプリングすると聞いて驚きましたし、光栄でした。今の時代でもとてもカッコいい楽曲ですし、私たちもそんなカッコいいキム・ワンソン先輩のようなアーティストになりたいです。
Pierrot
Q.今作について、ファンや視聴者にかけてもらいたい言葉はありますか?
HUH YUNJIN:具体的に何かを言われたいというよりも、このアルバムを準備する過程で考えたことが、誰もが心の中に夢中になれる感情を持っているということです。でも、他人の視線や基準を気にしてしまい、夢を叶えることを躊躇することもあると思います。何かに夢中になって生きることは本当に大事なことだと思います。このアルバムを通して、多くの人が自分の愛するものを愛し、叶えたい夢を叶えるための勇気を持ってくれたら嬉しいです。
KIM CHAEWON:個人的に、今作で新しい音楽やダンスのジャンルに挑戦したので、「多様なジャンルをこなせるLE SSERAFIM」と言われたら嬉しいです。
Q.今年4月に出演したコーチェラ・フェスティバルは、少し残念な評価もありましたが、ステージを披露した立場から感想を聞かせてください。
KIM CHAEWON:コーチェラのステージは、非常に残念な部分が多かったですが、チームとしても個人としても多くの学びがありました。デビュー以降、多くの舞台に立たせていただきましたが、このように大規模な野外フェスティバルは初めてで、私たちも興奮してしまってペースの調整がうまくできず、その部分で非常に力不足でした。これからもっと多くのことを学び、経験して、さらによくなる姿をお見せすることが、私たちの一生の課題だと考えています。メンバーとも、よりよい姿をたくさん見せていこうという話をたくさんしました。その第一段階が、今回のアルバムの活動だと思います。そういう心構えで一生懸命に準備しておりますので、愛情のこもった目線で見守ってください。
HUH YUNJIN:この経験をもとに、LE SSERAFIMがさらに成長していく決意をしました。アルバムの準備にも、その覚悟を持って臨みました。音楽的には、EDMやハウスといった新たなジャンルに挑戦し、さらにヴォーギングダンスも初めて披露します。それらをこなすために、たくさん努力を重ねてきました。いつも応援してくださるファンの皆さんに、カッコいい曲とステージを届けるために今回の活動も頑張ります。私たちの成長を温かく見守っていただけたら嬉しいです。
Q.9月に開催されるアメリカの4大大衆音楽授賞式「2024 MTV Video Music Awards」 に、デビュー後初めてノミネートされた感想は?
KIM CHAEWON:デビューして初めてVMAの候補に選ばれて、とても嬉しく光栄です。ノミネートされたということは、LE SSERAFIMというグループが皆さんに愛されている証だと思いますし、それだけ責任感を持ってよりよい姿をお見せしていくLE SSERAFIMになりたいと思います。皆さま期待していてください。
Q.LE SSERAFIMの下半期の計画を教えてください。
HONG EUNCHAE:6カ月ぶりのカムバックとなるので、まずは韓国の音楽番組での活動に集中したいと思います。また、チャンスがあれば日本やアメリカなど、海外でもファンの皆さんにも会いにいって、素敵な姿をお見せしたいです。
SAKURA:今年は色々なことがありましたが、そばで応援してくれたファンの皆さんのおかげで頑張れました。今回の活動を通じて、ファンの皆さんに素敵な思い出をプレゼントしたいです。
HONG EUNCHAE/℗&©SOURCE MUSIC
最後は集まった記者に挨拶し、ショーケースを締めくくりました。どんな時も強い意志を持って自分たちが信じた道を進み続けている5人。今回のアルバムでも、LE SSERAFIMからまたたくさん前進する勇気とパワーをもらえそうです。
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多彩な5曲が収録された4th Mini Album 'CRAZY'をチェックして!
取材・文/海渡理恵