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大ヒット!『涙の女王』/ヒロイン、ホン・へインのモードな財閥令嬢スタイルをファッションチェック【韓ドラ部屋#3】

今回の韓ドラ部屋は、人気ドラマ『愛の不時着』を手がけたパク・ジウンの脚本のもと、ビッグキャストが満を持しておくる話題沸騰ドラマ『涙の女王』のヒロインをフィーチャー。百貨店の代表を務める財閥令嬢と、田舎出身のイケメン弁護士という世紀のカップルの出会いから結婚という王道ラブストーリーと思いきや、すでに関係が冷え切ってしまっている二人の予測できないその後を描いている。

韓ドラ『涙の女王』のホン・へインとペク・ヒョヌのウエディングシーン

結婚式を挙げるホン・へイン(キム・ジウォン)とペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

韓国で放送されると、回を追うごとに視聴率を伸ばし、最終話では『愛の不時着』超え! ヒット作多数のケーブルテレビ局tvNの歴代ドラマで最も高い24.9%という視聴率を記録。Netflixではグローバルトップ10入りを果たし、新着エピソードが配信されるたびに順位を上げ、1位を獲得済み。

世界中の注目を集めた、筋金入りのセレブ妻ホン・へインを演じるのは、キム・ジウォン。彼女の名だたるラグジュアリーブランドとハイジュエリーでキメるVVVVIPスタイルは見ごたえたっぷり。同時に、高スペックだけれどちょっと素朴な夫ペク・ヒョヌ役のキム・スヒョンは完璧なスーツ姿でビジュアルの史上最高値をたたき出しています。早速、韓ドラ部屋の沼談議の始まりです。

韓ドラ部屋のオンニ/陶山真知子

editor

韓ドラ部屋のオンニ/陶山真知子


長身俳優やコリアンフードにときめき、韓国ブランドを着て、シートマスクで保湿に励むエディター。ヒロインのファッションと、たくさんのパンチャン(おかず)が並ぶ食事シーン、ちょっとクセのあるベテラン脇役も私的没入ポイント。日々観たいものリストが渋滞。

ゲスト/池田メグミさん

stylist

ゲスト/池田メグミさん


ドラマもアイドルもファッションもあらゆるプラットフォームから情報収集。K-POPのライブにも参戦。ワールドワイドスターたちが体を張ったり、ガチなプライベートを見せてくれたりする旅バラエティやリアリティ番組も大好物。手を出しすぎて、観るたびに推しが増え続けるのが幸せな悩み。

目次

  1. 【作品紹介】韓ドラ『涙の女王』は大富豪の娘と平凡な社員の恋愛、結婚、その後の危機を描いた現代の夫婦ラブコメ
  2. 01.バリキャリ財閥令嬢を演じるキム・ジウォンの本気
  3. 02.夫ペク・ヒョヌの眼福スーツルックとカジュアル
  4. 03.尊い二人を囲む、おしゃれな財閥家アジュンマたち
  5. 04.純粋な幸せを見つけて輝きが増すホン・へインスタイル

【作品紹介】韓ドラ『涙の女王』は大富豪の娘と平凡な社員の恋愛、結婚、その後の危機を描いた現代の夫婦ラブコメ

韓ドラ『涙の女王』ホン・へインとペク・ヒョヌの高級ブランド、ヘルキナのパーティシーン

『涙の女王』

2024年3月9日より配信開始 全16話/Netflixシリーズ 独占配信中

妻ホン・へイン(キム・ジウォン)と夫ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)の格差婚による生活は長く続かず、すでに関係が冷え切ってしまった後の夫婦愛がテーマ。破綻寸前のカップルを取り囲む双方の家族と、突如現れ、ホン・へインに執着する投資家ユン・ウンソン(パク・ソンフン)も話題をさらった一人。メインキャストから脇役のすみずみまで見逃せない。


韓ドラ『涙の女王』のホン・へインとペク・ヒョヌの新婚旅行のシーン

新婚旅行先のドイツで仲むつまじい3年前の二人。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

数々の傑作を生み出すヒットメーカーによる、劇中に散りばめられたオマージュやパロディに加え、尊すぎる夫婦の幸せな記憶が描かれているエピローグも韓ドラ民が沼り、本作が『愛の不時着』超えする理由。そんな贅沢で細やかな演出がファンを次々と喜ばせてくれます。

01.バリキャリ財閥令嬢を演じるキム・ジウォンの本気

韓ドラ『涙の女王』百貨店の代表ホン・へインが会議をする場面写真

クイーンズグループ常務取締役で、クイーンズ百貨店の社長を務めるホン・ヘイン(キム・ジウォン)。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

陶山:ホン・ヘインの着用ブランドを特定するようなXやThreadsもバズっていましたね。ハイブランドも韓国ブランドもじゃんじゃん登場するので、華々しいファッションを楽しめて圧巻。

池田:豪華でしたよね。シーンが変わるたびに、どこのなんだろうって気になりました。そもそも韓国の財閥令嬢ファッションって、きっとホン・ヘインとあながち間違いでなく、ドラマの世界だけではないようで。

韓ドラ『涙の女王』大豪邸で暮らすホン・へインの場面写真

大豪邸の庭で母と小競り合いをするホン・へイン。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

陶山:現実もドラマも夢がいっぱい(笑)。私調べですが、キム・ジウォンは『涙の女王』の撮影が始まる1年前からダイエットをしていたとか。パク・ソジュンと共演した『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』では、ちょっとふっくらとした可愛らしい印象が強かったけれど、努力の甲斐あって、どの服も凛と着こなしていて素敵。

池田:モードなセットアップやジャケット、ミニスカートなどの勝負服を働くスタイルに落とし込んで、堂々としていましたね。ちなみにこの間渡韓しまして、美容クリニックに行ったらカウンセリングルームに『涙の女王』のポスターがあり、主演の二人が来ているらしいと(笑)。ほかにもアイドルや俳優の写真も。

陶山:オモオモ!! またあとでその話詳しく教えてください(笑)。

02.夫ペク・ヒョヌの眼福スーツルックとカジュアル

韓ドラ『涙の女王』会議中のペク・ヒョヌの場面写真

クイーンズグループ法務取締役兼、クイーンズ百貨店の法務チーム長ペク・ヒョヌの知性と清潔感があふれるスーツ姿。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

韓ドラ『涙の女王』ペク・ヒョヌの新婚旅行の場面写真

オープンカラーシャツとデニムをラフに着るペク・ヒョヌ。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

陶山:この世界にペク・ヒョヌを嫌いな人いる?っていうくらい、キム・スヒョンの魅力を余すことなく引き出していましたね。お得意の涙シーン多出で、満身創痍のペク・ヒョヌを熱演する彼の魅力、炸裂。3年ぶりのドラマ主演となった本作で、韓国のゴールデングローブ賞といわれる百想芸術大賞の人気賞を受賞したことも話題に。

池田:1話で酔っ払ったペク・ヒョヌが、泣きながら「可愛いのは基本オプション。ただ可愛く生まれただけなのにどうしろって言うんだ」というシーンがあります。これは『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』のチェ・エラ役キム・ジウォンの名台詞「私は可愛い子ぶってるんじゃなくて、ただ可愛く生まれてきただけなんだもん」のオマージュで、キム・スヒョンのアドリブだったとか。


陶山:センスいい、天才。お礼を言いたいくらい(笑)。高スペックを発動したり、ホン・ヘインをエスコートするときのスーツスタイルと、実家で過ごす休日カジュアルのギャップも最高。あと、前髪全おろし、半分おろし、色々出てきますが、個人的には前髪ぜんぶありが好きです。

03.尊い二人を囲む、おしゃれな財閥家アジュンマたち

韓ドラ『涙の女王』の父ホン・ボムジュン(チョン・ジニョン)と母キム・ソンファ(ナ・ヨンヒ)の場面写真

クイーンズグループ会長の次男でホン・へインの父ホン・ボムジュン(チョン・ジニョン)と母キム・ソンファ(ナ・ヨンヒ)。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

池田:ホン・ヘインのヒステリックな母キム・ソンファ(ナ・ヨンヒ)も気になる存在。財閥らしく、一度見たら忘れられないようなデザインやパンチの効いた服を上品に着こなしていました。財閥家の執事としてコミカルに暗躍するグレイス・コー(キム・ジュリョン)もドラマファンに愛され、注目されていましたね。グレイスのビッグショルダージャケットスタイルもキャラとともに印象に残りまくりです。

陶山:母キム・ソンファは目尻を太ーく跳ね上げたアイラインがトレードマークで、財閥一家が豪邸を追い出され、田舎で暮らすエピソードでは、目元が優しくなり、温和なメイクになっていたことも(笑)。

韓ドラ『涙の女王』の会長ホン・マンデ(キム・ガプス)と愛人モ・スリ(イ・ミスク)の場面写真

クイーンズグループ会長ホン・マンデ(キム・ガプス)と愛人モ・スリ(イ・ミスク)。/Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中

池田:悪役ユン・ウンソンの母であり、財閥会長の愛人であるラスボス、モ・スリ(イ・ミスク)の着こなしも実は素敵。小柄な彼女に似合う、どこかタイトで女性らしいコンサバスタイルが印象的。序盤は品行方正で、本性が出始めた頃には強めな悪女ゴージャスへと変貌。

陶山:同意。執念が着こなしに表れている。あと本連載編集担当より、モ・スリがサイドポニーテールをブシュロンの「キャトル」のヘアリングで束ねていたという情報が。財力に震えたと(笑)。

04.純粋な幸せを見つけて輝きが増すホン・へインスタイル

ホン・ヘイン(キム・ジウォン)のヴァレンティノのセットアップコーデイラスト

イラスト/green K

池田:気の強そうなモードなスタイルが主流で、キム・ジウォンが着るとちょっと大胆な色も上品。部下を引き連れ、百貨店やオフィスを颯爽と闊歩しているときの攻めたスタイルが真骨頂。ヴァレンティノの鮮やかなピンクのツイードジャケットとスカートで登場する出勤シーンは映えましたね。


陶山:ブラウスもバッグも同じピンクでね。ホン・ヘインは耳元も注目で、カルティエ、ブルガリ、ショーメ、ダミアーニ……大ぶりのハイジュエリーが拝めます。『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』や『ペントハウス』など、今までの上流階級ドラマもなかなかですが、彼女も負けていません。

池田:余談ですが、逆にオフな表情を見せてくれる場面も。甘い新婚時代に着ていたSnappy Cuddle(スナッピー カドル)のパジャマも可愛くて。少女時代のユナと2PMのジュノ共演の『キング・ザ・ランド』でもペアルックで登場した、人気のライフスタイルブランドで、ドラマの影響もあってか、韓国ではカップルでの購入も多いそうです。

 

 

ホン・ヘイン(キム・ジウォン)のグレーコーデイラスト

イラスト/green K

池田:彼女の攻め姿勢も好きですが、終盤ではペク・ヒョヌとの関係性の変化で、着こなしも柔らかくなっていくのもいいんですよね。韓国俳優御用達のRECTO(レクト)のメランジグレーニットにプラダのAラインスカートも好みでした。ダイヤモンドのピアスはダミアーニのマルゲリータコレクション。

陶山:おしゃれに磨きがかかっていました! ビジュアルに命をかけるお国柄、やっぱり心情やシーンに合わせた衣装も期待以上に没入感を高めてくれますね。

製作チームの演出やキャスティングに引き込まれ、過去作をまた見返して答え合わせをする喜びや、俳優を掘り下げていくのも韓ドラの醍醐味。次回もさらなる沼へご招待します。お楽しみに、アンニョン!

 

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