読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第401回は「鬼遣」の読み方です!
今日のお題【鬼遣】
「鬼遣」、正しく読めますか?
この時期に行われる行事のことです。
■ヒント
「鬼遣」の意味は
「大晦日の夜に宮中などで行われた、悪鬼を追い払う儀式。中国から伝わり、のちに、社寺や民間でも行われるようになり、やがて節分の豆まきとなった。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「毎年2月3日は、地元の神社で鬼遣の行事が行われる」
「節分は古くは鬼遣と呼ばれたそうだよ」
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正解は……
■正解は…
正解は、「おにやらい」でした!
追儺(ついな)と書いて「おにやらい」と読ませることもあります。
「儺」という字は鬼を追い払うという意味があり、儺だけで「おにやらい」と読むこともあるようです。
■これは読める? 節分に関する漢字
「福内鬼外」は「ふくうちきがい」と読みます。なんとこれ、平賀源内のペンネーム。節分の豆をまく際の掛け声「福は内、鬼は外」をもじってつけられたのでしょう。
「柊鰯」は「ひいらぎいわし」と読みます。節分の夜、柊の枝と鰯の頭を門に挿して魔除けにする風習があります。西日本では「焼嗅(やいかがし)」とも呼ぶようです。
「恵方巻」は皆さんご存じの通り、「えほうまき」と読みます。その年の縁起が良い方角を向いて、無言で丸かぶりすると縁起が良いとされる太巻き寿司のことです。
漢字にも強くなって、節分を楽しみたいですね。
取材・文/星野美和