お酒とお酒に合う食事への愛にまみれたインスタグラムが大人気のツレヅレハナコさん。今回はフライパンひとつで作れる、簡単で・おいしくて・お酒がすすむレシピを教えてもらいました。
教えてくれたのは…
ツレヅレハナコさん
強靭な胃袋を持つ女性編集者。『ツレハナ亭の家飲みごはん』(エイ出版社)など著書も多数。お酒とお酒に合う食事への愛にまみれたインスタグラムも大人気。アカウントは@turehana1。
【私とフライパン】
たかがフライパン、されどフライパン。あるときは肉や野菜を焼いてうまみをダイレクトに味わい、全面に卵液を注いで焼けばボリュームたっぷりの卵焼きにも。またあるときはふたをして調理する蒸し料理に……計り知れない懐の広さを余すところなく知ってほしい!
ラム肉ソテーの焼きトマト添え
鉄分や体脂肪の燃焼を促進するL-カルニチンが豊富なラム肉は、下味をつけて焼くだけ。ハーブやズッキーニ、焼いたトマトをくずしながら一緒に味わって。
●材料(2人分)
ラム肉(焼肉用)……200g
[下味]
にんにくのすりおろし……少々
酒……大さじ1
塩……小さじ1/4
ズッキーニ……1/2本
トマト(小玉)……1個
オリーブ油……大さじ1
ミント・ディル……各適量
●作り方
1. ラム肉に[下味]の材料を混ぜる。ズッキーニは1㎝厚さ、トマトは半分に切る。
2. フライパンにオリーブ油を注いで中火で熱し、ズッキーニ、トマトを焼く。ズッキーニに火が通り、トマトがとろりとしてきたら器に盛る。
3. 同じフライパンでラム肉を両面焼き、器に盛る。ミントやディル、トマトをくずしながらいただく。
とうもろこしとアンチョビのトルティージャ
スペイン風オムレツはじゃがいもが定番だけど、コーン版も絶品。夏場は生のとうもろこしを使っても。アンチョビを加えるとお酒との相性もますますUP。
●材料(2~3人分)
卵……3個
とうもろこし(缶詰)……200g
玉ねぎ……1/8個
アンチョビ(フィレ)……4切れ
粉チーズ……大さじ2
こしょう……少々
オリーブ油……大さじ1
●作り方
1. とうもろこしは水けをきる。玉ねぎは薄切りにし、アンチョビは粗く刻む。ボウルに卵を割りほぐし、粉チーズ、こしょうを加える。
2. 直径約15㎝のフライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透明になったらアンチョビを入れて炒め、とうもろこしを加え、1~2分炒める。
3. ①の卵液を加えてゴムベラで混ぜ、おおかた火が通ったら、お皿をかぶせてひっくり返す。底面を下側にしてフライパンに戻し入れ、全体に焼き色がついたら粗熱を取り、食べやすく切る。
アサリといんげんのオイスターバター炒め
オイスターソースはお肉と合う印象があるけれど、原材料はカキ=海のもの。だからアサリとの相性もバッチリ。絶品の蒸し汁はぜひパンか白飯に吸わせて(笑)。
●材料(2人分)
アサリ……20粒
いんげん……15本
にんにく…1/2かけ
オリーブ油……小さじ1
酒……1/4カップ
オイスターソース……大さじ1
バター……10g
●作り方
1. アサリは塩水に30分以上浸して砂抜きする。いんげんは5㎝に、にんにくは薄切りにする。
2. フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて中火で熱し、アサリといんげんを2~3分炒める。酒を加えてふたをし、アサリの口が開くまで蒸し焼きにする。
3. オイスターソースとバターを加え、全体を混ぜ合わせて器に盛る
撮影/邑口京一郎 調理・スタイリング/ ツレヅレハナコ 取材・文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
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