肉が、野菜が、調味料が…愛と情熱とともに皮に包まれ、ジュワッと焼かれてきらめく個性を放つ餃子。今回は、変わらぬこだわり&名店の味が堪能できる、「元祖向き合い系餃子」の3店舗をご紹介。夏バテする前に完全栄養食の餃子をとことん味わおう!
【餃子の店 おけ以】多くの文士や食通に愛された名店の味
水餃子のようにするっとイケる、優しさ満載
昭和29年創業の老舗。一日1300個以上焼く「餃子」6個¥630は、豚バラ肉にごま油などの調味料を入れた餡をひと晩寝かせて。味をまろやかにしてからゆでた白菜やにらを加えて自家製の皮で包み、鉄鍋で焼く。肉々しさに白菜の食感、皮の厚さが相まって、絶妙にして完璧なバランス。
DATA
東京都千代田区富士見2の12の16
☎03(3261)3930
営業時間:11時30分〜13時50分LO、17時〜20時40分LO
定休日:日曜・祝日、第3月曜
※オンラインショップもあり
https://www.okei-gyoza.com/
【開楽】ボリューミーなのに不思議…野菜たっぷりで毎日でも食べたい
まるでバナナ!? なジャンボすぎる手包み餃子
1954年創業、池袋駅すぐの名店。“開楽特製手造りジャンボ餃子”は直径12㎝、通常の3倍量の約85g! 職人が手包みするそれは、ひきたての国産豚ひき肉やキャベツ、にら、にんにく、しょうががイン。ふっくらとシャキシャキが共存して幸福度200%。お得な「Bセット」餃子5個+半チャーハン¥970をぜひ。
DATA
東京都豊島区南池袋1の27の2
☎03(3985)6729
営業時間:11時〜22時30分(日曜〜21時30分)
定休日:第1&3月曜(祝日の場合は変更あり)
【馬賊】幸せすぎるモチモチ&ジューシー感!
餃子とともに手打ち麺も必食!
よくある町中華と思ったら大間違い。中国人や台湾人にもファンが多い隠れ名店。皮から作る「手打餃子」¥500は、鉄鍋でぐつぐつ煮込んでから強火で一気に焼くゆえ、皮が厚くても表面はクリスピー。豚肉やキャベツ、にら、豚鶏ガラスープが入った通常の2倍量の餡は、はちきれんばかりにジューシー。
DATA
(浅草店)東京都台東区雷門2の7の6・1F
☎03(3841)6002
営業時間:11時15分〜20時30分(20時10分LO)
定休日:月曜
撮影/清水奈緒、坂本美穂子 取材・原文/広沢幸乃 ※BAILA2022年8月号掲載