外食が続いて胃腸が疲れたら、消化がよい麺類が最適解。わざわざだしをとらずに作れる、お手軽レシピを料理家の長谷川あかりさんがご紹介。体力も気力もダウンしてても、きっとやさしい料理があなたの心を温めてくれるはず。
俳優やアイドルの間でも「簡単なのにおいしい」とバズるレシピを発信するツイッター(@akari_hasegawa)のフォロワーは20万以上! 近著は『クタクタな心と体をおいしく満たすいたわりごはん』(KADOKAWA)。
まろやか白スンドゥブ
植物性のたんぱく質がメインのヘルシーな韓国料理。お好みで豚肉を加えたり、あさりの代わりに帆立ての缶詰を使っても。

●材料(2人分)
絹ごし豆腐 1丁(300g)
無調整豆乳 100ml
えのきだけ 1/2袋
あさりの水煮缶 1缶(130g)
すりおろしにんにく 1かけ分
塩 ひとつまみ
白いりごま 適量
ご飯 2膳分
●作り方
①えのきだけは根元を切り落とし、3等分に切る。
②鍋に水200mlを入れ、中火にかける。沸騰したらあさりの水煮缶(汁ごと)とにんにく、豆腐を手でくずしながら加え、ひと煮立ちさせる。
③豆乳と①を加え、弱火で2~3分煮たら、塩で味をととのえる。器に盛り、白いりごまをふる。ご飯を添える。
“やさしい”のPOINT!
消化がよい豆腐や豆乳が主役のレシピです。今回は、スンドゥブ特有の辛み成分を省いてやさしい味つけに。あさり缶やにんにくが最高のうまみになる!
豚しゃぶとほうれん草の梅うどん
二日酔いの回復を助ける梅干しをほぐして加えて(甘くないものを選んで)。ローリエの代わりにセロリの葉っぱ、野菜は水菜や小松菜を使っても。

●材料(2人分)
うどん 2玉
豚バラ肉しゃぶしゃぶ用 100g
梅干し 大2粒
ほうれん草 1/2束
ローリエ 1枚
料理酒 大さじ2
薄口しょうゆ 大さじ1
塩 小さじ1/4〜
●作り方
①ほうれん草は根元を切り落としたら食べやすい大きさに切り、水を張ったボウルに約10分浸し、水気をよくきる。うどんは、鍋にたっぷりの湯で袋の表示どおりにゆで、ざるに上げて水気をきる。
②鍋に水500mlと料理酒を入れ、沸騰したら肉を一枚ずつ入れてアクを取る。ローリエ、手でほぐした梅干し(種ごと)、薄口しょうゆを加え、ふたをして5分煮込む。ほうれん草と塩を加えて火を止める。
③①のうどんを器に盛り、②のスープを注ぐ。
“やさしい”のPOINT!
市販のだしを使わず、調味料とローリエで作れるお手軽うどん。隠し味の梅干しは肝機能をよくし、ビタミンCやカリウムを多く含むほうれん草は、むくみ解消にも
白菜漬けとツナのエスニック風にゅうめん

●材料(2人分)
そうめん 3束
白菜漬け(市販品) 120g
ツナ缶(フレーク・オイル漬け) 1缶(70g)
すりおろしにんにく 1/2かけ分
塩 小さじ1/2
ライムの輪切り 2枚
パクチー・黒こしょう 各適量
●作り方
①そうめんをゆで、水気をきる。白菜漬けは水気をきってみじん切りにしておく。
②鍋に水600mlを入れて火にかける。沸騰したら白菜漬け、ツナ缶(オイルごと)、にんにく、塩を入れてひと煮立ちさせる。味をみて塩でととのえる。
③器に①を盛り、②のスープを注ぐ。ライム、黒こしょう、パクチーをトッピングする。
“やさしい”のPOINT!
白菜漬けの酸味とツナのうまみ、にんにくが合わさると、絶品エスニックテイストに。現地ではおなじみの米麺のブンを思わせるにゅうめんで作るのがポイント☆
撮影/清水奈緒 スタイリスト/曲田有子 調理/長谷川あかり 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年4月号掲載
長谷川あかり 『わたしが整う、ご自愛ごはん
仕事終わりでもサッと作れてじんわり美味しいレシピ30days』はこちら