家庭料理の店からフレンチ、モダンベトナミーズまで。食べるのが好き、呑むのも好きな美容エディター ナベ嬢と、彼女とテーブルを囲む各界で活躍するメンツが、厚い信頼を寄せるお店を語る!
美容エディター
渡辺敦子a.k.a.ナベ嬢
コロナ禍以前は週5で外食もザラ。美味しい店の新規開拓がライフワーク。
【ナベ嬢のごはんスクワッド】友人の手帖も開帳! 美味しいところは彼女たちが知っている
Ăn Đi(アン ディ)
ファッションディレクター
東原妙子さん
「食はエンターテインメント。ストレスがたまっているときこそ、美味しいものを」
「お鮨の次に好きなのが生春巻き! 美しい生春巻きが食べられるのもうれしい」。オーナーはソムリエとしても有名な大越基裕氏で、自然派ワインとのペアリングも◎。ディナー¥9800(8品)、ランチ¥8700(7品)
DATA
東京都渋谷区神宮前3の42の12 1F
☎03(6447)5447
営業時間:18時〜21時LO土・日曜12時〜13時30分LO
定休日:月曜+不定休
※サービス料10%
とり口(トリグチ)
ネイリスト mojo NAIL
関根祥子さん
「コースの内容が超充実。前菜から焼き鳥、デザートまで全部おいしい!」
「友人に連れていってもらったのがきっかけで通うように。焼き鳥屋さんは数あれど、コースの内容が充実していて、どれも美味しいし、美しい! 珍しい日本酒や自然派ワインも充実しているのでペアリングも楽しいです」。主役の鶏肉は、山梨県や鳥取県から産地直送したものを厨房で解体、うまみを引き出すために熟成させるプロ御用達の「信濃屋」のもの。紀州備長炭やカンホワの塩を使った焼き鳥は至極エレガント。前菜や親子丼、デザートまで、全方位抜かりなし。
「極コース」¥7150は、前菜4品、焼き鳥7本、卵とカラスミ、季節料理、3種から選べる食事、デザート。「焼き鳥では特にレバーとそり、食事では親子丼、“日本一の卵”で作る自家製のプリンも好きです」。居心地のよさも◎。
DATA
東京都品川区西五反田2の28の10 1F
☎03(6421)7254
営業時間:17時〜23時
無休
日日の料理 びおら(ひびのりょうり びおら)
フリーランス PRコンサルタント
池田志乃さん
「コースは月替わり。なので、毎月欠かさず伺っています(笑)」
料理家の後藤加寿子さんと娘のすみれさんが開く、最上級の“ケ”の料理店。ベースにあるのは“懐石の心は家庭料理にあり”という考え。「素材の丁寧な下ごしらえ、きちんとだしをとる……。日常的でありながら、手間暇かけて作る素敵な和食をコースで楽しめます。気心の知れた女友達、上質を知っているお姉さま方……誰をお連れしても喜ばれ、心も満たしてくれるお店です」。長年集めていたという美術品や作家の器など、しつらえ含めて魅了される。
椀やあえ物、肉と魚の主菜、絶品のご飯、甘味までつく夜のコースは¥8800。唯一の定番が「わかめとちくわの茶碗蒸し」。武者小路千家十三世家元夫人で、懐石料理研究家だった加寿子さんの母・澄子さんの思い出の味。
DATA
東京都港区南麻布4の12の4 1F
☎03(6277)3522
営業時間:(昼の部)11時〜14時30分(14時LO)(喫茶)11時〜16時(15時30分LO)(夜の部)18時〜22時(20時LO)
定休日:日曜・祝日、月曜の昼と喫茶
TOMIGAYA CALME(トミガヤカルム)
ヘアスタイリスト・ TRESSEディレクター
shucoさん
「シェフとソムリエの二人で営む日常の延長にある場所」
「美味しい食事とお酒、友人との会話は、学びの場でもあり、笑顔になれる時間。パリから帰国したのが約7年前。当時から定期的に通っているここは、カウンター席があるので一人でも行きやすく、またテーブルにパーテーションがついているのでプライベートな雰囲気が保てるのも魅力です」。自然派ワインにも合う前菜や冷菜、自家製のシャルキュトリー、煮込み料理、パスタ……。フレンチやイタリアンの魅力をぎゅっと凝縮させた、肩ひじ張らないメニュー構成。
shucoさんのお気に入りはこちらの2皿。海苔漁師というソムリエのご実家直送の「しらすと福岡海苔のリングイネ」¥1800と、SHIBUYA CHEESE STANDのチーズに、季節のフルーツやピューレを合わせる「ストラッチャテッラとフルーツ」¥1800〜
DATA
東京都渋谷区富ヶ谷1の37の1
☎03(5738)7105
営業時間:16時〜23時(土曜・祝日〜22時)
定休日:日曜+不定休
撮影/山下みどり イラスト/中村千春 取材・原文/広沢幸乃 編集/渡辺敦子 ※BAILA2023年8・9月合併号掲載