ムーブメントが定着しつつあるナチュラルワイン「ナチュール」。とは言っても何を選び、どう味わうのが最適解か、イマイチわからない人も多いのでは? そんなあなたに、稀少な銘柄が良心価格で飲め、購入もできる“角打ち”スタイルのお店をご紹介。今回は、下北沢にある「Però(ペロウ)」をご案内します。
【Però(ペロウ)@下北沢】カルチャーが交錯する「reload」で一杯

肩ひじ張らずに成熟したワインに出会える

飲み心地がきれいなイタリアンナチュールの宝庫
レストラン「ブリッカ」の姉妹店。9割以上はイタリア産で、マネージャーの森田雅人さんいわく「収穫を“待つ”、完全醗酵を“待つ”、ボトリングのタイミングを“待つ”……イタリアらしいおおらかな気質を体現した、成熟していてポテンシャルが高いワインが多い」そう。基軸となるアロマティックでしなやかな飲み心地の「ヴィドピーヴェッツ」のオレンジワインに加え約10種のグラスワイン¥880〜がそろう。「岩中豚のパテ」¥1100、「玉井屋のあられ」¥440などのおつまみも。


DATA
東京都世田谷区北沢3の19の20 reload 1F
☎03(6407)8125
営業時間:15時〜22時、日祝13時〜19時
定休日:木+不定休
@pero_shimokita
ナチュールとは?
日本では“極力自然に近い形で栽培したぶどうを用いてワインを醸造したい”という造り手の考えや手法を反映したワインをさすことが多い。個性的かつ“生きた飲み物”ゆえ、ワインのストーリーや飲み頃を的確に教えてくれるお店を選びたいもの。英語では「ナチュラルワイン」とも言う。
撮影/千鶴 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2024年7月号掲載