Q1. “いい人”をやめて気づいたことは?
前の上司は細かく報告を入れないといけなかったので、新しい上司になってからも、頼まれてもいないのに細かく報告を入れたり、空気を読んで言動に気をつかったり。今までまじめすぎるほどまじめに仕事をしてきました。あるとき、その「言われてもいない報告や気づかい」をサボってみたんです。そしたら…何も変わらなかった(笑)。やるべきことをきちんとやれば、何も言われない。むしろ、そこが大事。今まで見当違いなことを頑張っていた自分に気づきました。
★言葉にしないと相手は気づかない
夫婦関係で学んだこと。思っていることは言わないと伝わらない! と「自分にも相手にも」言い続けた結果、お互い良好な関係に
★仕事では“いい人”で損することも!?
すぐに機嫌が悪くなる、感情的な人が職場に。「大人なのにどうなの?」と思っていたがその人に頼みづらい仕事は“都合のいい人”へ回る。だから、感情を出す人ほど自分の仕事に集中でき、会社の中では評価されていることも!
Q2. “いい人”をやめるきっかけは?
そのストレスが積み重なっていることに気づいたのが32歳のころ。今作で語る“いい人”とは“社会にとって都合のいい人”のこと。自分より周りを気にしたり、周囲の意見が自分の意思だと思い込んでいたり。曖昧だった社会と自分の境界線をはっきりさせる、それが私の“脱・いい人”の第一歩になりました!
Q3. “いい人”をやめてよかったことは?
とにかく「楽」になりました!
グッと我慢して言えない、言葉にできない、反論できない。今まではとにかく「言葉にする」のが苦手だったのですが。それは本作にも描いたように、練習で克服できることを身をもって経験。
同時に、今までちゃんと社会人をやってきた常識ある大人が、気持ちや感情を言葉にしたところで、そんなに角は立たない! 過去の自分を振り返ると「恐れすぎていたな」って思います。