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心に響く!何者でもない自分を感じた日の【サプリ本】6選

ふと、“なりたかった自分”と現在の自分のギャップを感じて、なんとも言えない気持ちになる――この“何者でもない感”に効くお勧めのサプリ本をご紹介。一緒に悩む本、もやつく心に響く本、違う生き方を示してくれる本など、あなたに合った一冊を選んで!

教えてくれたのは…書店員 花田菜々子さん
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE店長。著書『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)が話題に。

“何者感”に効くCOMIC&BOOK

倚りかからず
女子をこじらせて
浪費図鑑
すべて真夜中の恋人たち
承認をめぐる病
カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
0106
『倚りかからず』茨木のり子 筑摩書房 580円 「晩年の詩集。“誰かになんとかしてもらいたい”という思いをぬぐいたいとき、まっすぐに届くメッセージが見つかるはず」
『女子をこじらせて』雨宮まみ 幻冬舎 580円 「作家として活躍した雨宮さんの半生を綴った本。女として生きる苦しさが息をのむような激しい筆致で書かれています」
『浪費図鑑』劇団雌猫 小学館 1000円 「オタク女性が、すっごく楽しそうに生きている! 楽しんでいることがかっこいいという価値観になれる本です」
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 講談社 640円 「自分に自信を持てない女性が、自身の劣等感と向き合いながらもひそやかに恋を成就させていく物語。彼らの『何者でもなさ』がとても美しい」
『承認をめぐる病』斎藤環 筑摩書房 840円 「著者は精神科医の方。さまざまなケースを見ながら、“承認されたい”という気持ちについて理性的に考えるきっかけに」
『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』渋谷直角 扶桑社 1100円 「“何かになりたい”のになれないつらさを、コミカルに、かつ深く鋭く描いたマンガ。読む勇気があるなら、読んでみて」
取材・原文/東 美希 ※BAILA2019年1月号掲載

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