結婚式は華やかだけれど、もちろんそれだけで終わることはなく、その先に日常が続いていくのが結婚生活。なかなか聞けない実際のところを既婚読者にアンケート!
Q 結婚してよかった、と感じていますか?
よかったと感じている人がほとんど。その中でも多かったのが「自分にとって、絶対的な味方ができた」「安心できる」という意見。仕事を終えて家に帰ったとき、食事をしている最中など、たわいもない日常の中で、パートナーと支え合って生きている幸せを、実感中。
よかったのはどんなとき?
週末の夜に子どもを寝かせて、二人で映画を観ながらワインを飲む時間が大好きです(34歳・製造)
自分の苦手なことや疲れているときの家事を、持ちつ持たれつでサポートし合えるとき(33歳・総合商社)
触れてきたカルチャーや価値観が似ていて、話の合う大親友ができたような感覚。たわいのない話ができて、毎日が楽しい(35歳・金融)
旅行の帰りでも、一緒に帰る家があること(31歳・メーカー)
Q 結婚式、やってよかった?
結婚式は行いましたか? YES 79%
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結婚式はやってよかったですか? YES 82%
「両親に感謝の気持ちを伝えられた」(29歳・金融)、「大切な人たちの前で愛を誓い、どんなことも乗り越える決意ができた」(30歳・美容関係)と、結婚式をいい節目としてとらえている人が大半。「ドレスや会場選びを含め、準備が楽しかった」(34歳・メーカー)という声も!
Q 結婚を後悔する瞬間も、ときにはありますか?
一人で使える時間に制限が生じたり、キャリアの積み方を工夫する必要が出てくることも。そして他人同士がともに生きていくからこそ、子育て、生活の仕方の違いに試行錯誤するケースが。
後悔するのはどんなとき?
お金や時間の使い方が、独身のときのように自由ではなくなるとき(30歳・主婦)
後悔とまではいかないが、自分の意思だけでキャリアを決められないとき。自分の意思とは逆に地方に住まざるを得なかった現状(34歳・建設営業)
義両親と考えが合わなかった当初、少し後悔しました…(29歳・金融サービス)
Q 今の結婚相手と、離婚を考えたことは?
「一緒に暮らしてみたら、口うるさく、細かい性格なのがわかった」(32歳・商社)、「価値観を押しつけてくる」(37歳・通信関係)、「結婚当初、家事の負担が私ばかりに感じられた」(35歳・医療事務)など、結婚前とは違う相手の姿を知り、違和感を覚えた既婚者も。
Q 結婚生活にギャップを感じましたか?
半数近くが「イメージしていた生活とは少し違うかも?」という意見に。多くは、お金がかかる、家事育児の大変さなど。「ずっと愛してもらえている」(33歳・金融)など嬉しいギャップも!
Q 結婚前に話し合っておいてよかったことは?
子どもをもつ・もたないを含めたライフプランや、自分の仕事の仕方は、あらかじめ話し合ったほうがスムーズ。お金についても、結婚が決まった段階から相談しておくと、不安やストレスの回避に。
これも話しておけばよかった!
子どもをもつかどうか、どんな人生を送りたいか(36歳・メーカー)
貯金額や年収の共有。家庭の予算規模が把握でき、またそれ以降お金についてオープンに話すことができるようになった(34歳・マスコミ)
自分のキャリアプランについて(32歳・人材採用)
家族との同居の可能性の有無。最初はないと言っていても、状況が変わって話が変わることがあるので…(42歳・教育関係)
Q 結婚前にやってよかったことは?
大切なのは“お互いのライフスタイルのすり合わせ”。同棲は、生活パターンからお金の使い方までわかるので「結婚前の準備段階として、やっておいたほうがいい」との意見が多数!
同棲は必要。生活リズムや価値観が合わないと絶対にやっていけない(33歳・メーカー)
夫に1〜2カ月一人暮らしをしてもらったこと。ずっと実家暮らしだった夫に、こまごまとした家事まで把握してもらうため(33歳・大学講師)
旅行。慣れない土地や疲れたときにどんな態度になるか見られると思うので(31歳・金融事務)
Q 結婚制度についてモヤモヤすることは?
「名字を夫側に合わせること、親戚づきあい、子育ての負担など、結婚制度や慣習について“重い”“古い”と感じることが多い」(32歳・IT)と、モヤモヤは多め。バイラ世代で、新しいかたちの結婚スタイルをつくりたいところ!
結婚制度より、その先。やはり育児に対して男性側の改革が日本全体であってほしい(33歳・メーカー)
旧姓に愛着があるのでできれば戻したい(34歳・webディレクター)
同性婚や夫婦別姓も選択できてもいいと思います(41歳・商社企画)
Q 結婚は人生のゴールだと思いますか?
「これも人生の通過点のひとつ」と考えている人が大多数。よりどころや安心感を得た一方、「パートナーとの新たな暮らしのスタート」とリアルな視点も忘れていない!
〈YES〉ゴールだと思う
それまでは追われるように生きていたけれど、結婚でひと区切りついて、なんだか安心できるようになった気はします(33歳・大学講師)
完全にゴールというわけではないけれど「誰かのために頑張る」という新しい感覚が生まれた。人生に区切りがついた気はする(30歳・事務)
結婚や出産願望があったなか、なかなかできていなかったので正直少しホッとしました(37歳・事務)
〈NO〉ゴールだと思わない
結婚は独身が終わるだけのイベントであって、誰かと共同して生きていく生活のスタートだったから(32歳・研究職)
結婚したから幸せ、とかはないと思う(30歳・看護師)
結婚して、子どもが生まれて、その子どもが独立して…と結婚後も色々変化があって、そのたびにまた新しい生活が始まるから(34歳・教師)
※BAILA2023年8・9月合併号掲載