プロバスケットボール選手の渡邊雄太さんと結婚し、フリーアナウンサーとして活躍中の久慈暁子さん。現在、NY⇆東京で新婚生活と仕事を両立している彼女に、“結婚”について聞いてみました。
「幸せにしてもらおう。ではなく、幸せにしてあげたい」
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家族という絶大な信頼感。結婚っていいですよ!
昨年、NBAで活躍中のプロバスケットボール選手・渡邊雄太選手と結婚し、妻となり1年。NYと東京を行き来する結婚生活のリアルとは?
「昨年は結婚してすぐ、L.A.での夏のトレーニングについていきました。その後、8月末あたりに夫のチームが決まり、バタバタとNYへ移住。当初は一人で外出するのが怖くて、近所のスタバくらいしか行けなかったんですけど、夫に一緒に近所を散策してもらいながら安全な場所を確認して、一人でも大丈夫なエリアを増やしていきました。今は私のことを誰も知らないNYで過ごすことが楽しいし、リラックスして過ごせるようになったと思います。日本には仕事に合わせて3カ月に1回くらい帰ってきて、1カ月弱滞在するペース。この1年間はとても忙しくて、本当にあっという間でした。
結婚前はとにかく仕事が好きで、仕事最優先の生活でした。あのタイミングで彼と結婚すると決断したことで、好きだった仕事との距離感や内容も変わりましたが、意外とそれも楽しめていると思います。NYでの生活を発信したり、新しいお仕事もいただけて。結婚してNYへ渡ったことで、仕事もプライベートも幅が広がり、そしてそれが思っていた以上に心地よいです」
結婚して人生に大きな変化が訪れた久慈さん。それでもむしろ、結婚する前より自分が安定したそう。
「やっぱり恋人よりも絶対的な家族という味方ができることの安心感は絶大でした。相手も頑張っていると思えば、自分の仕事もより頑張れるし、相手を支えて尽くすという、新たな幸せも見つけられた。それから私の場合は、ブレない芯を持った夫と過ごすことで、とにかくメンタルが安定し、不安がなくなりました。夫は遠征でいないことも多いですが、その分久しぶりに二人で過ごせる時間は新鮮な気持ちになるので、それも充実感につながっています」
最後に、そんな久慈さんが思う“幸せな結婚”について伺うと。
「結婚に幻想を抱きすぎると、思いどおりにいかないときの失望感が大きいと思うんです。だから、すべてにおいて期待しすぎないほうがいいのかも。さらに“幸せにしてもらおう”ではなく、“自分が幸せにしてあげたい”と思う気持ちが上回ると、お互いが支えあって、より生活が豊かになっていくのではないでしょうか。今はとにかく彼が勝つことができる生活を優先し、そのサポートをすることがいちばんの喜びです。でもそれだけでなく、自分にできる仕事も頑張っていきたい。いつも多くを求めず、柔軟性豊かな自分でいられたらと思っています」
久慈暁子(KUJI AKIKO)
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。O型。『non-no』の専属モデル後、フジテレビのアナウンサーに。現在はフリーアナウンサー・タレントとして活躍中。
撮影/横山創大 ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/久慈暁子 取材・原文/通山奈津子 ※BAILA2023年8・9月合併号掲載