プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
久慈さんが訪れたのは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)。人気作品をたっぷり堪能した後は、デザインストアやお気に入りのカフェへ! アートを楽しんだ1日の様子をレポートします。
ずっと行きたかった場所、ニューヨーク近代美術館へ!
行きたいと思いながらなかなか訪れる機会がなかった、ニューヨーク近代美術館。先日初めて行くことができました。
今回はそのニューヨーク近代美術館に行った日のお話です。
ニューヨーク近代美術館は英文館名の頭文字をとってMoMAと呼ばれ親しまれています。マンハッタンのミッドタウンにあるモダンアートの殿堂で、19世紀後半の印象派から20世紀中盤のヨーロッパとアメリカの近代アートの作品を中心に展示されています。
私がMoMAを知ったのは、原田マハさんの小説『楽園のカンヴァス』を手に取ったとき。表紙に使われているのはアンリ・ルソーが描いた『夢』。ルソーのジャングルの絵に惹かれて読み始めたのですが、この絵が展示されているのがMoMAだったのです。
まずは1880年代〜1940年代の作品が並ぶフロアへ
入ってみてびっくり。現代美術が多いのかと思いきや、1860年代からの近代美術も同じくらい多く、有名作品が多数置いてありました。
まずはMoMAの見どころのひとつとなっている5階の1880年代〜1940年代のフロアへ。初めての方はもちろん、時間が限られている方も、ここはぜひ訪れたいフロアです。
原田マハさんの作品の表紙にもなっていたルソーの『夢』。2〜3mはあるんじゃないかというサイズで、その大きさにびっくり。
そしてフィンセント・ファン・ゴッホの『星月夜』。
さすが人気作品。周りにはこんなにもたくさんの人だかりが。
圧巻! モネの『睡蓮』はまるで池の中に立っているような感覚に
クロード・モネ『睡蓮』。
モネが晩年までの30年をかけて制作した作品で約250枚の油彩絵画の連作。3枚ひと続き、壁一面の『睡蓮』は迫力がありすぎて、まるで池の中に立っているような感覚になります。この部屋にはモネの作品のみが展示されています。
その他にもパブロ・ピカソやサルバドール・ダリなど、これでもかというくらい有名作品が目白押しです。
その後、4階の1940年代〜1970年代の常設展へ。
ポップアートを確立したアンディ・ウォーホル『キャンベルスープ缶』。32種類の異なるキャンベルスープ缶が描かれています。
草間彌生さんの作品もありましたよ。
ぜひ立ち寄りたいのがデザインストア
そして、MoMAデザインストアへ。
2階と地下、そしてSOHOにもあります。ユニークでおしゃれなデザインの雑貨がたくさんあって、見ているだけでも楽しいお店でした。
所要時間は少なくとも2時間は予定していたほうがよいと思います。作品を見たり、中庭でまったりしたり、素敵な美術館なので、半日いても楽しめる場所です。
アートを堪能した後はベーグルが美味しいカフェへ
美術館の中を歩き回ってお腹が空いてきたのでFelix Roasting Co.へ。美術館の中にもカフェがありますが、どうしてもFelix Roasting Co.のベーグルを食べたくなってしまいました。
外はカリカリ、中はもっちりのベーグルにクリームチーズ&ベリーがのったものを注文。
お店の内装はヨーロピアンな雰囲気でとってもおしゃれ。
アートに浸った1日でした。
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚。現在は夫が所属するチームの本拠地ニューヨークで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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