一生に一度の大切な日に妥協はしたくない。だけど予算は限りがあるのも事実だから、おさえどころを決めて納得がいく形を目指すのも大事。素敵なホテルで式を挙げた卒花に、こだわり&工夫ポイントを聞きました。
一人ひとりに感謝が伝わる、親族のみのホテル婚
齋藤麻衣さん(32歳・化粧品メーカー広報)
式場:ザ・リッツ・カールトン東京
実施時期:2024年4月
私たち夫婦が感謝を伝えたい相手は親族だったので、両家の親族のみで式を行うことに。少人数なのでコンパクトな会場でしたが、ゲスト一人ひとりの顔がしっかり見えたのが嬉しかったです。ゲストの年齢層に合わせて、料理や装飾どれをとっても“誰もが楽しめるクラシカルな式”を意識。特に、ゲスト共通の楽しみである「食」を通した演出は好評で、おもてなしの気持ちが伝わったかなと思います(齋藤さん・以下同)
〈Hight〉料理と装花は予算を削らず、ゲストを心からおもてなし
料理 約80万円
「余興がなかったため、料理にはゲストが楽しめる仕掛けを。たとえばメインのお肉料理はひとつのプレートにA5ランクとA3ランクのお肉を並べ、どちらがA5ランクのお肉かを当ててもらうクイズを実施。通常のコースではなく完全オリジナルのメニューなのでプラス費用はかかりましたが、会場全体が盛り上がるいいきっかけに」
装花 約80万円
「テーブルの装花は白をメインに使い上品に。何度も打合せをしたかいあって、理想どおりの仕上がりでした」
〈Low〉DIYやお色直しの工夫で予算にメリハリを
ムービー 2万円
「入場前に流すオープニングムービーと、お互いの家族に感謝を伝えるムービーを自作。会場の雰囲気に合うことを意識しながら制作」
ドレス(袖チェンジのみ) 10万円
「披露宴では、式で着たビスチェドレスはそのままに、肩からかけているロールカラーを外し、レースのブラウスにチェンジ。ドレスは妥協できないポイントでしたが、費用をおさえつつ、挙式と披露宴で印象をガラリと変えられたので満足です」
※BAILA2025年1月号掲載