読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、第34回はこの漢字です!
今日のお題【捗捗しい】。
「捗捗しい」、正しく読めますか?
とても良い意味だけれど、現代語では、打ち消し表現と一緒に使われることが多い言葉。
■ヒント
「捗捗しい」の意味は
「物事が順調に進むさま。期待通りにはかどるさま(集英社『国語辞典』)[第3版]」
古典でも頻出の形容詞。古文の授業で覚えた、という人もいるかもしれません。
思い出してきましたか?
■使い方はこう!
「新規プロジェクトの売り上げが、捗捗しくありません。」
「最近、TOEICの成績が捗捗しくないのよね…」
源氏物語では、「頼もしい、はっきりしている」なんて意味で使われている箇所もありましたよ。
現代語でも古文でも、「はっきりしている」「てきぱきしている」等の意味もあります。
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「はかばかしい」 でした!
ちなみに源氏物語では、
「はかばかしうも宣はせやらず」(はきはきと終わりまでおっしゃれず)
などと使われていました。
文系のかたも記憶の彼方…?
■難易度★☆☆のこちらは読めますか?
「はかどる」と読む場合は、順調なとき、良い意味で使われることが多いですよね。
捗る、捗捗しい、両方の使い方を知っていると一目置かれるかもしれません!
次回の漢字クイズもお楽しみに♪
取材・文/高橋夏果