読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第89回は「馨しい」の読み方です!

今日のお題【馨しい】。
「馨しい」、正しく読めますか?
聞いたことはあるけれど、日常の話し言葉ではあまり使われないかも。
でも響きが、魅力的です。
■ヒント
「馨しい」の意味は
「上品な、いいにおいがするさま。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
鼻の香りをこの言葉で表現することが多いです。
■使い方はこう!
「限定販売の紅茶は、馨しい花のような香りがした。」
「友人宅の馨しい香りは、人気のルームフレグランスを使っているらしい」
正解は……
↓↓↓
■正解は…

正解は、「かぐわしい」でした!
■ちなみにこの漢字も「かぐわしい」

同じ読み方と意味ですが、調べてみると、なんとなくニュアンスで使い分けられるそう。
たとえば…
香しいは、「こうばしい」とも読めるのでコーヒーやトーストに近い香り。
芳しいは、香りがぶわっと広がるようなイメージで、強い香り。
馨しいは、ゆったりと落ち着いた上品な香り。
漢字と香りをリンクさせるのも面白いですよね。
ぜひ、覚えてみてくださいね。
取材・文/高橋夏果