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【叱られたときの乗り越え方】上司につらい叱られ方をした…こう対処すれば乗り越えられる!

正しい叱り方をできる上司は、まだまだいないのが現実。叱り下手な上司からのつらいお叱りはどう受け止めればいい? コーチングのプロが「叱られたとき」の乗り越え方をご紹介します。

30代の“叱られ”悩み

叱られると次のミスが怖くて縮こまってしまう C奈さん(アパレル・33歳)

叱られると次のミスが怖くて縮こまってしまう C奈さん(アパレル・33歳)

「社内でも中堅になり、叱られることはほとんどなくなったのですが、そのぶんたまに叱られるときのショックが大きくなりました。強い言葉で叱られると萎縮してしまって、『次こそは!』という気持ちよりも、『またやってしまったらどうしよう』と恐怖のほうが強くなってしまい動けなくなってしまいます。その様子にまた叱られて……という悪循環。自分のできなさに悲しい気持ちにもなってしまいます……」

叱られる側のときも「叱り=行動改善」意識

叱る立場でもあるけれど、もちろん叱られることもあるバイラ世代。職場で叱られた経験から萎縮してしまう、という人も多い。つらい叱られ方をしたときはどう乗り越えるべきか、叱られる側の向き合い方も齋藤先生が指南!

以前の記事でお話ししたような正しい叱り方をできる上司は、まだまだいないのが現実。世の中には叱ることに苦手意識を抱いていたり、上手に叱れない上司もいます。叱られ方によっては、あなたが落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でもそういう上司の叱りも、あなたに期待している、成長してほしい、という気持ちがあってのことと理解してください。とはいえ『もっと上手に叱ってください』なんて言うことはなかなか難しいと思うので、まずは自分の“向き合い方”と“受け止め方”を変えてみましょう」

「まず“向き合い方”。人は叱っている相手の反応が薄いと『通じていないのかも?』と不安になり、さらに強く叱ってしまいます。叱られるときは相槌や表情で『ちゃんと聞いています』というメッセージを送って。さらに『次はこうします』と具体的な行動を提案すると相手も安心します。叱る人のタイプによって効果的な接し方も異なるので、下のタイプ別対処法を参考にしてもよいでしょう。こちらからのアクションは、無駄に叱られることを防ぐための工夫、と心得て」

「次に“受け止め方”。叱り方でもお伝えしたように、叱られるときも『人格が否定されているわけではない、行動の改善を求められている』と理解しておけば、ダメージも減るはずです。人には、セルフイメージどおりに行動しようとする性質があるので、人格否定として受け止めてしまうと『なんで私はできないんだろう……』と無意識のうちに“ダメな自分”の要素を探し始めてしまいます。すると自己評価がどんどん下がり、より萎縮したり、ときにはウツになってしまうことも。たとえ厳しく叱られても、自分を否定せず『どうしたらよくなるか』と前向きに考えるようにして。思考のクセを変えるだけでも心を安定させられますよ」

典型上司タイプ別“叱られ後”の対処法

周囲を巻き込み邁進!ワンマン親分型

即断即決系なので質問や提案は結論ファーストで短めに。頼られるのが好きなタイプなので相談はまめに。

ノリがよくお調子者なムードメーカー型

忘れっぽいので話をするときは確認&記録しながら。理詰めや細かいことは煙たがられる。

押しが弱く空気を読む平和主義者型

こまめに報告・連絡・相談。資料などの材料を見せて決断の後押しをして。反抗的な態度はNG。

合理的かつ論理的ガンコな努力型

根拠は明確、具体的に、みちすじ立てて伝えること。相手のスケジュールを確認し、せかさないで。

教えてくれたのは
齋藤直美さん

齋藤直美さん


株式会社ミュゼ代表取締役。企業や自治体のリーダー教育や組織活性化に携わる。著書は『部下がついてくる人、離れていく人の叱り方』(あさ出版)など多数。

イラスト/村澤綾香 取材・原文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉  ※BAILA2021年1月号掲載

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