読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第313回は「吃逆」の読み方です!
今日のお題【吃逆】
「吃逆」、正しく読めますか?
一度出ると止まらなくなるあれです。
■ヒント
「吃逆」の意味は
「横隔膜の痙攣性の収縮によって空気が激しくくり返し吸い込まれ、そのたびに特徴ある音を発する生理的な現象。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「入社式の最中、吃逆が止まらなくなってしまい焦った」
「吃逆の止め方をググると面白い方法がたくさん出てくる」
正解は……
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■正解は…
正解は、「しゃっくり」でした!
「きつぎゃく」と読んでもOKです。
■「噦」「吃驚」は何て読む?
「噦」はこの一文字で「しゃっくり」と読みます。
送り仮名をつけて「噦り」と書くことも。
「噦(しゃく)る」は、息を激しく吸い込むような動作のこと。
しゃくり泣きをするなどとも使いますね。
「吃驚」は「びっくり」と読みます。
「吃逆」と漢字も音も少し似ていますね。
「吃」はどもる、吸う、食べるなどの意味があります。
しゃっくりもびっくりも、息を激しく吸い込むので、この漢字が使われたのかもしれません。
取材・文/星野美和