あなたの上司はどんなタイプ? どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法はあるはず!?
今回解説するのは、隙あらば休む【すぐ休む上司】。
上司と部下、先輩と後輩の間で“板挟み”になりがちだけれど、できればストレスなく働いて、つつがなくキャリアを重ねたい30代。そのためのコミュニケーション処世術を、秘書歴20年、15人のボスに仕えた経験をもつライターが教えます。
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あなたの上司は「すぐ休む上司」? 見極めポイントは?
私が代わりにお返事しちゃっていいんですね⁉ そんな「すぐ休む上司」の特徴を解説します!
LEVEL2 会社カレンダーは誰よりも早く年度末までチェックしている(長期休暇は素早く確認)
LEVEL3 出張はもちろん直行直帰
LEVEL4 急なシステムメンテナンスや来客のドタキャンが入ったら休暇一択
LEVEL5 家族の行事や推し活の予定は来年度まで休暇申請している(誰ともかぶらないうちに)
こんな上司が身近にいたら……「すぐ休む上司」かもしれません!
「すぐ休む上司」とは情報共有を!
ためらいなく休暇を取る「すぐ休む上司」。
ほかにもこんな生態が……
●休んでなくても在席率が低い(在宅もリモートも駆使します)
●仕事が一段落したら、当日でも午後休(フットワーク軽すぎ!)
●平日の参観日や学校行事にもマメに参加しているらしい
●新店開店など最新情報に詳しい
●部下にも休暇取得を促す(私が休む日は休まないで!)
身近な上司の行動パターン、チェックしてみて!
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「すぐ休む上司」の対処法(トリセツ)
「すぐ休む上司」のトリセツ 大原則はこれ!
とにかく日頃のコミュニケーションが肝!
「すぐ休む上司」」とのコミュニケーションのOK例
◎「○○日お休みされるんですね、伺っておくことはありますか?」
→上司が休んでも、後ろめたさを感じさせない気づかいを
◎「〇〇の件は打ち合わせどおりにお返事しています」
→メールでの報告だけは送って安心させてあげよう
「すぐ休む上司」とのコミュニケーションNG例
×「昨日いらっしゃらなかったので、ペンディングにしておきました」
→休暇明けに出社して書類が山積み、は自分に置き換えてもイヤなもの
×「先週もお休みされてましたよね? さすがにちょっと困るのですが」
→休暇の事情は千差万別。「サボリ」と決めつける態度は×
「あの人ってどんな人?」と聞かれたら トリセツシェアのポイント
そんな「すぐ休む上司」を社外の人に「どんな人?」って聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか? 「私たちより有休取ってるんです……」なんてさすがに失礼ですよね?
そんな時のオススメコメントがコレ!
◎不在時でも業務が滞らないようにしてくださっています
→いなくてもいい、とは言ってません
◎私たちの休暇申請も却下されたことがないんです
→チームの休暇にも寛容で助かります
誰だって褒められて嫌な気持ちはしないもの。マイナス用語はプラス変換するくせをつけておくと、オフィスのどのシーンでも使えます。
後輩や部下への共有の仕方は?
対して同じチームの部下や後輩には、「虎の巻」を作ってシェアしておくと安心です。
たとえば……
上司が休む理由をなんとなくでも把握しておく
→レジャーなのか思いつきなのか家族の事情なのか? せめて連絡可能かどうかは確認を。ただし毎回過剰な詮索は×
3日以上の予定休暇前にはなるべくチームミーティングを依頼
→バカンスは楽しんで欲しいから、私たちにもできることは事前に引き継いで
休暇中に連絡可能なツールとタイミングだけは日頃から共有しておく
→Yes,Noの指示だけでも仰げると心強い!
業務効率化につながる提案をしてみる
→上司不在を嘆くより、いなくても業務がスムーズに回る方法を考えたほうが全員にメリットが
自分だってよく休もう!
→お休みするのはお互いさま。誰かに負担が集中しない、風通しのよい職場を目指そう!
「すぐ休む上司」も味方につけて“素敵先輩”になりましょう!
素敵先輩は「すぐ休む上司」がいなくても、さくっと代理をこなしてみんな笑顔に! 部下や後輩とも楽しみながら、今日も「三方よし」のチームワークで乗り切ろう!
イラスト/green K