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妊娠したら、歯の治療や矯正はお休みしたほうがいい?【医師が回答!30代・40代の妊娠初期悩み&疑問】

30代&40代の妊娠悩み&疑問に、医師がお答え! 今回は妊活中や妊娠初期の「歯の治療」について。赤ちゃんに悪影響ってないの? やったほうがいいことって?

Q:妊活中や妊娠初期、歯の治療は続けても大丈夫?

妊活中の歯の治療問題

30代&40代女性の「リアルな妊娠悩み&疑問」!

・「30代前半、歯科矯正やむし歯の治療でちょこちょこ歯医者さんに通っています。約1年前から妊活を始めたけれどなかなか授からないので、不妊治療のクリニックへ行ってみようと思っています。通い始めたら流石に両立は厳しいし、歯医者の治療は一旦ストップかなぁ。歯の治療は妊娠超初期にはNG? 妊活中もやめておいたほうがいいですよね?

・「40歳、妊娠検査薬でうっすら陽性が出たので、生理予定日になったら産婦人科に行ってみようとドキドキしています。早すぎるけどもう悪阻なのか? なんとなく口まわりが気持ち悪くて歯磨きを頻繁にしているのですが、歯茎から出血が。これってもしかして歯周病? 妊娠中かもしれないけれど、歯医者に行ったほうがいいのかな?と迷ってます

医師が回答!

【監修】
清水なほみ先生

コーチング医 ポートサイド女性総合クリニック院長

清水なほみ先生


通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を総合的に駆使した診療を行うコーチング医。認知行動療法をベースに、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを日常診療に取り入れ、健康管理だけではなく、育児の悩みや親子関係・夫婦関係の改善など、幅広い分野で同テクニックを活用する。

※“妊娠超初期”という表現について……排卵日から月経予定日の期間を、“妊娠超初期”や、“妊娠2〜3週”と呼ぶ人もいますが、これは医学用語ではありません。この時期はまだ妊娠が成立していないため、妊娠とは呼べない段階です。記事でも読者からの悩み等に登場しますが、便宜上“妊娠超初期”、“妊娠2〜3週”を「排卵日から月経予定日」と捉えた上で解説しています。

【ANSWER】歯のメンテナンスは妊娠前に済ませるのがベスト!

「妊活中の人や妊婦さんの場合、歯の治療は早めに済ませたほうがよいです。歯周病が早産のリスクになるというエビデンスもあり、歯の疾患が妊娠に対してよくない影響を与えるということが明らかになっています」

「歯科や産婦人科では『妊娠前に歯を整えましょう』ということがすでに常識となっています。
最近は自治体が配布する妊婦検診用の補助券にも歯のチェック項目が入っていて、無料もしくは割引された額で歯の検診が受けられるようになってきました。このように妊娠前に歯を整えたほうがいいということが周知されてきていますので、妊娠成立後もできるだけ早く治療を開始したほうがいいでしょう」

【ADVICE】歯周病の治療はすぐに始めましょう

「歯の治療途中で妊娠した場合は、『妊娠しました』ということを歯科の主治医に伝えて治療を継続しましょう。親知らずを抜くような大がかりな治療は産後に回すなど、治療内容によっては時期を相談することになると思います。歯周病は妊娠前、または妊娠初期(16週未満)に治したほうがいいので、すぐに相談しましょう」

「一人目の相談者の方のように、妊活と歯の矯正を同時進行するケースもよく聞きます。矯正も継続していただいてよいのですが、妊娠が成立した後は痛みを感じるような矯正の治療は控えたほうが安心です」

「妊娠初期(16週未満)は悪阻などで口内の治療がしんどい時期でもありますし、可能なら産後まで矯正の治療は保留にしておき、産後落ち着いてから再開しましょう。お腹が大きくなってくる妊娠後期は、あおむけの姿勢で長時間寝ることが困難になってきます。まずは、妊娠が分かった時点で歯科の主治医とその後の治療計画を相談することをオススメします」

妊娠継続のためにも、歯のケアはきちんとしておきましょう!

取材・文/櫻木えみ

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