プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨーク生活を始めた久慈暁子さん。@BAILAでの連載が11月からスタート。
第2回は、日本とは違う住宅事情に驚きの連続だった引っ越しについてのお話。新しい生活へのワクワク感があふれる久慈さんの日記とたっぷりの写真でお届けします。
ニューヨークでまずは物件探し
今回は私がニューヨークに到着してからのドタバタをお話ししようと思います。
ニューヨークでまず私が取りかかったのは「引っ越し」。
実は、夫は2ヶ月ぐらいホテル暮らしをしながら、NBA Brooklyn Netsの練習に参加していました。私もニューヨークに到着し、やっと引っ越し!ということになり、不動産屋さんに4つの候補物件を紹介してもらい、夫と内覧、新居を決定しました。
最も重視したのは治安状況
新居を決めたポイントは治安のよさ。
昼間は大丈夫ですが、夜は犯罪に巻き込まれる可能性が高くなるため、一人歩きはおすすめしません。ホテルなども付近の治安状況を確認して選んだ方がいいと思います。
また、アメリカの物件には冷蔵庫、電子レンジ、食洗機、オーブン、洗濯機、洗濯乾燥機がビルトインされている所が多いようです。家具はついていないので、マンハッタンの家具屋さんへ。
“ザ・ニューヨーク”の景色を堪能
足りないものはブルックリンのIKEAで調達することに。
観光もかねてウォール街から出ている無料フェリーでIKEAに足を延ばしてみました。10分ほどの船の旅ですが、後ろには高層ビルが立ち並ぶマンハッタン、右には自由の女神を楽しめて、これこそ「ザ・ニューヨーク」。
川から吹く風を感じながらの船旅はちょっとしたクルーズ気分を味わえます。フェリーの屋上の後ろの席がおすすめです。
翌日、夫の以前のチーム地であるカナダ・トロントからの引っ越し荷物、65箱が到着。せっせと作業してまさかの2日でダンボールが片づきました。
引っ越しの最短記録更新!?
物件探しから引っ越し完了まで怒涛の1週間。
というのも、10月から夫のシーズンが始まり、すぐに遠征がありました。その遠征中に引っ越しを終えて生活環境を整え、夫が帰ってきたときには普通の生活を送ることができるようにしたかったのです。
不動産屋さんからは最短記録を更新したと言われました(笑)。
日本との住宅事情の違いに、驚きの連続
アメリカの引っ越しで驚いたことが二つあります。
一つ目はどの業者さんもフローリングの部屋に土足で入ること。すべて荷物を運び終えてから床を水ぶきしました。やはり土足文化のない日本人だと気になってしまいますよね。
二つ目は、空調です。我が家は日本のマンションのようなapartmentですが、セントラルヒーティングというもので、建物の空調はすべて一箇所で制御されています。各部屋に温度調整ボタンがあるのですが、暑さ寒さを個々であまり変えられないのです。ニューヨークに住む他の日本人の方に聞いてみると「そう、そう」という答えが返ってきました。
日本との違いに驚きの連続です。
無事引っ越しが終わり、こちらはいよいよホリデーシーズンの到来。次回は本場アメリカのBlack Fridayとクリスマスの雰囲気で華やいだニューヨークの街の様子についてお話ししようかと思います。
お楽しみに!!
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚。現在は夫が所属するチームの本拠地ニューヨークで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
転載禁止