【Theory(セオリー)】ジャケット徹底比較!人気&注目アイテム全型見せます!オフィス以外でも使える&似合う1着を見つけて

トレンドをおさえながらも、体のラインをキレイに見せ、品のあるデザインのアイテムを多く扱う「Theory(セオリー)」。オフィスにも使えるスーツアイテムも数多いブランドですが、今回はそんなセオリーの名品「ジャケット」に注目! 人気の高い定番のものから、ブランドスタッフの中でも話題の注目アイテムまで、全7型を徹底比較! 着心地やサイズ感、ディテールについて、試着したライターがくわしくご紹介します。

※162cm、ふだんS〜Mを着用のライターが試着。紹介アイテムは、すべてサイズ表記「2」のものです。

「Admiral Crepe Staple Blazer B」(ブラック)

まずは、ずっと変わらず人気の定番アイテムより。細身で肩やウエストのラインが直線的で美しい、仕事用に持っていると安心な1着です。

名前にあるように、ドライな肌触りで薄手なのが特徴のクレープ生地を採用。そのため比較的通年着やすく、適度に通気性があるのでムレを防ぎます。ある程度伸縮性もあるので、着疲れや動きにくさは感じません。

次に、デザインについて。スッキリとクラシックなテーラードは、写真のようにTシャツなどのカジュアルになるアイテムに合わせても、クリーンさを演出。動きやすさについては、シングルボタンで腰まわりが窮屈にならないという点も関係していそうです。

肩幅はジャストサイズ(表記:38.6cm)。ただ袖の筒は細すぎないので、やっぱり動きやすいです。着丈はお尻をほぼ覆う長さで(表記:66.3cm)、後ろから見たときに足長効果が狙えます。

「Admiral Crepe Staple Blazer B」のカラーは、着用のブラック以外に、ブラウン系のヒッコリーと、オフホワイトのようなライスというカラーがあります。

今回「Admiral Crepe Staple Blazer B」に合わせたのは、「Classic Denim B CL 5 PKT Jean D」。リラクシングなシルエットが素敵な、ミニマルなデザインのデニムパンツです。ジャケットと同系色でまとめれば、セットアップとしてでなくとも一体感のある、ちょっとカジュアルな仕上がりのコーデになります。

Admiral Crepe Staple Blazer B/¥55000
Classic Denim B CL 5 PKT Jean D/¥30800(Theory)

「Admiral Crepe Lindrayia B」(ライス)

続いて紹介するのは、同じくクレープ生地を使った、ノーカラージャケット。こちらも体を細く見せる美シルエットは健在ですが、襟もとに加えて大きく違うのが、丈感です。

「Admiral Crepe Lindrayia B」の着丈は、59.5cmの表記。そして袖も表記で見ると56cmと、先ほどの「Admiral Crepe Staple Blazer B」より5.2cmも短い仕立てです。着た感じも写真のように、着丈は腰あたりまで、袖丈は手首ちょうどくらいまでの長さになっています。袖まくりなどをせず、よりオーソドックスなスタイルで着たい人はこちらのノーカラーを、少し着くずすのも楽しみたい人は、先ほどのテーラードジャケットを選んでもいいかも。

ほか、デザインで言うと、こちらは胸元のポケットとベント(背面裾のスリット)がありません。

先ほどと同じTシャツ&パンツに合わせてみるとこんな感じ。

着用したのは、先ほどの「Admiral Crepe Staple Blazer B」でも色展開のある、ライス。ほかにブラックと、ノクターンネイビーという色もあります。

ちなみに、このクレープ素材はセオリーの代表的生地で、ジャケット2型のほかにも、パンツ、ワンピース、ブラウス、コートと幅広く展開。好きなアイテムを組み合わせて、自分のライフスタイルに合ったセットを制服として一つ持っておくと何かと便利だなと思いました!

Admiral Crepe Lindrayia B/¥50600
Classic Denim B CL 5 PKT Jean D/¥30800(Theory)

「Sleek Flannel Boxy DB JKT」(ニューチャコールメランジ)

これからの時期に絶対欲しいウール素材から紹介するのは、ダブルブレストが可愛いグレーのジャケットです。

生地はメリノウールを使ったフランネル素材。オーストラリア産の厳選された高級メリノウールを配合しているということですが、触るとなめらかでチクチクした感じがないのに驚きました! 

ボタンが2列のダブルブレストって、シルエットが難しくて、失敗するとやぼったい雰囲気にもなりやすい気が個人的にはしていたんのですが、こちらはボクシーシルエットのいいところは残しつつ、ひそかに背面の腰まわりをシェイプしているので、美しく着られます。

着丈は、ここまで紹介した中でいちばん長い、表記69.1cm。しっかりお尻が隠れるので、防寒の意味でもこれからの時季ありがたいですね。

同素材で展開しているパンツ「Sleek Flannel DBL Pleat Pant N」を一緒に着てみました。ダブルプリーツでゆったりとしたシルエットは生地のよさが際立ち、ほどよい重みでなめらかな落ち感がキレイです。ウエストは表記76cm。少し腰に落としてはいて、ルーズな雰囲気で着くずしても、おしゃれに決まります。

カラーは、グレーっぽいニューチャコールメランジのほか、ニューキャメルとネイビーの展開。2色も着てみましたが、ニューチャコールメランジと比べると、ウールっぽさが出る“白い繊維感”はなく、よりなめらかな印象がある生地でした。

ちなみにパンツの方はニューチャコールメランジ、ブラック、ニューキャメル、ヒッコリーメランジの4色の展開とのこと!

そんなネイビーには、「Sleek Flannel HW Taper Pant W J」を合わせてみました。ジャケットと同じ素材のこのテーパードパンツは、先ほどのパンツと違って細めのつくり。総丈も17cmほど短いため、スッキリとはけます。

そしてこちらは、サイドにスリット入り。このとおり、ヒールを履くとこっそり足長に見えます。

Sleek Flannel Boxy DB JKT/¥64900
Sleek Flannel DBL Pleat Pant N/¥42900
Sleek Flannel HW Taper Pant W J/¥35200(Theory)

「Traceable Wool Crop Boxy SB JKT J」(ノクターンネイビー)

続いては、夏含め通年着られそうな、ライトなジャケットのご紹介です。

ウエストシェイプが緩やかなボクシーシルエットのジャケットですが、今までの中でいちばん丈が短く、52.8cm表記です。丈が短いからか、ベントもありません。ライターが着ると、腰はしっかり隠れますがお尻は隠れきらないサイズ感でした。

袖丈も比較的短めの、51.2cm表記。ライターには少し大きめのサイズだったので手首ジャストな長さになっていますが、体のサイズが合うともう少し短めの7〜8分丈ほどの長さになりそうです。

デザインにクローズアップすると、なんといっても特徴的なのが、プレーンなシルバーのフロントボタン。これがアクセントになって、顔まわりにアクセサリーがなくても、ちょっとカバーされます。シルバーがカジュアルに振っても違和感ないので、写真のようにシンプルなTシャツとも相性がいいです。

カラーはこのノクターンネイビーと、ブラック(下写真右)の2色展開。どちらもボタンはシルバーです。青みのあるネイビーの方がブレザーっぽい雰囲気があり、カジュアルさを求める人にも合いそう。

同素材・同じくノクターンネイビーの「Traceable Wool Taper CRP Pant J」をボトムに合わせました。なんとこちら、ウエストがゴムなんです(だけどファスナーはついていました)! この生地自体、伸縮性があるのですが、さらにウエストゴムのパンツだなんて……ジャケットと合わせれば、圧倒的に身軽&動きやすいセットアップの完成です。

今回合わせたのは比較的細身のパンツでしたが、コンパクトなつくりのジャケットは、ボトムにもっとボリュームのあるものを持ってきても可愛いです。個人的には、プリーツスカートを合わせたい!

Traceable Wool Crop Boxy SB JKT J/¥57200
Traceable Wool Taper CRP Pant J/¥39600(Theory)

「Traceable Wool Etiennette B」(チャコールメランジ)

直前のジャケットと同素材で、こちらはあえてのゆったり、ざっくり着たい人にとくにおすすめのジャケットです。

タキシードを基調としたこちら、着丈はサイズ2で67cm表記。お尻がしっかり隠れますが、深めのセンターベントで動きやすさは確保されています。ほか、センターボタンから裾にかけての開きが斜めで前身頃が前下がりになっている点にも、タキシードを感じますね。

肩幅は表記を見ると39.1cmとありますが、確かに少し幅広で、肩パッドもしっかりしている気がします。近年韓流ファッションなどに見る、マニッシュなジャケットをざっくり着るスタイルも、このジャケットなら楽しめそうです。

カラーはこのチャコールメランジと、ブラック、ノクターンネイビー。よりタキシードのようなクラシックさを求めるなら、おすすめはもちろんブラックです!

そしてこのジャケットとの合わせが完璧すぎて感動したのが、フレアパンツ「Traceable Wool Demitria 4J」。ここしばらくはワイドやテーパードのパンツが主流でしたが、フィット&ひざ下フレアのこのパンツをはいた瞬間、虜に。なんといってもめちゃくちゃ足がキレイで長く見えるこのシルエットがたまりません! 一般的な類似のパンツに比べて、フレアの始まりが上(ひざ近く)で、フレアの広がりも控えめになっているということで、ジャケットと合わせても品よくまとまります。こちらもカラバリはジャケットと同じカラーで3色展開です。

Traceable Wool Etiennette B/¥55000
Traceable Wool Demitria 4J/¥41800(Theory)

「Traceable Wool OS Tailor JKT」(チャコールメランジ)

よりゆるっと着たいなら、一部店舗限定ですが同じ生地のこちらもおすすめ。サイズ展開のない、フリーサイズの「Traceable Wool OS Tailor JKT」は、着丈が74.3cmとのこと。ダブルブレストの「Sleek Flannel Boxy DB JKT」も大きめなつくりでしたが、こちらはそれを5cmほど上回る長さです。

ウエストのくびれもほぼないので、マニッシュ感の強いシルエット。この“彼に借りちゃった”なシルエットがめっちゃ今っぽくて可愛いです! センターベントこそ入っていますが、それがなくともバストも113cm表記と充分余裕があるので、動きやすさや中に重ね着のしやすさはばっちり。ここ数年続く暖冬には、これくらいのジャケットをアウターとして取り入れて、中に何枚もレイヤリングするくらいの着方の方が過ごしやすいかも?

引き続き先ほどのフレアパンツと合わせてみました。タキシード調の「Traceable Wool Etiennette B」もゆったりではありましたが、比べると肩まわりのゆとりが顕著ですね。お尻もすっぽりどころかひざ上に迫る丈で、腰まわりの隠したいところを全部包み込んでくれます。

カラーはこのチャコールメランジのみ。取り扱っている店舗は、サイトで検索できますよ。

Traceable Wool OS Tailor JKT/¥90200
Traceable Wool Demitria 4J/¥41800(Theory)

「Plush Tweed PKT Cardgn JKT」(チャコールメランジ)

最後にご紹介するセオリーの注目ジャケットは、ちょっとこれまでのシルエットとは違う、胸元のミリタリーポケットが可愛いノーカラージャケットです。

ボタンは「Traceable Wool Crop Boxy SB JKT J」でも見たようなプレーンなシルバーボタン。胸のポケットのフラップ(フタ)にもボタンがあしらわれており、全体的に華やかな印象です。

華やかな印象を作るのには、生地も一役買っていそう。ツイードの立体的な生地がかわいいです。そしてほかに比べてかなり短めの着丈(表記44.1cm)な点も、ボトムと合わせて着たとき、ほかのジャケットとまた違った印象になります。

直前のジャケットでも合わせていた「Traceable Wool Demitria 4J」にはいてみました。今まで紹介したジャケットはなめらかな生地が多かったですが、それとはまた違い、ボトムスと合わせたときの異素材感が新鮮で素敵。ショート丈のジャケット&足長効果抜群のパンツで、腰が高く見えます。ジャケットの袖が少し長めなのも、メリハリがついてなおさらスタイルがよく見えます。

ジャケットのカラーは、着用のチャコールメランジと、アイボリーの2色展開。これまでの王道シルエットのジャケットは持っていたいですが、こちらも変化球として持っておくと着回しが効いて便利だと思いました!

Plush Tweed PKT Cardgn JKT /¥52800
Traceable Wool Demitria 4J/¥41800(Theory)




いかがでしたか?

セオリーではほかにも多数のジャケットを展開中! さらに公式サイトでは、アイテムごとに販売中のサイズ展開がすべて記載されており、「サイズ2の身幅は⚫︎cm」と、パーツの数値が細かくチェックできます。店頭へ足を運ばずとも、手持ちのアイテムとサイズを見比べられるのでとっても便利です! ぜひチェックしてみてくださいね。

「Theory」のジャケットの最新ラインナップは、こちらでチェック!

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