美脚になるためには、股関節・ひざ・足首・足指の4つの関節を正しく使うことが大事! 大人気ボディワーカー・森拓郎さんに、それぞれの関節のゆがみを正す基本の4ストレッチを教えてもらいました。ゆがんだり硬くなったりした関節を柔軟に整える簡単ストレッチなので、ぜひ覚えよう。
いま話題!! 森拓郎さんってどんな人?
森 拓郎さん
『30日でスキニーデニムの似合う私になる』『30日で白Tシャツの似合う私になる』(ともにワニブックス)など、ファッション目線のストレッチ本がベストセラーに。骨格や筋肉の話までわかりやすく解説するYouTubeチャンネルが大人気。
1.股関節のストレッチ
内旋した股関節を正しい位置にリセット
脚のゆがみの元凶である股関節の内旋。股関節がねじれると太ももに負担がかかり、筋肉が張り出して太くなる原因に。股関節を外側にストレッチし、負荷がかかりにくい脚に。
1、椅子に浅く座り、左の足首を右ひざにのせる。背すじはできるだけまっすぐに。
2、両手を左のひざにのせ、体を前傾させながら体重をかける。ヒップの筋肉が伸びるのを感じながら、60秒間キープ。反対の脚も同様に。
⇒【左右60秒キープ】
《POINT》猫背にならないように背すじを伸ばして
背中が丸まると、ヒップの筋肉が充分に伸びず股関節も動きにくく。背すじを伸ばし、骨盤を立てたまま前傾することでヒップの筋肉に効率的にアプローチできる。
2.ひざ関節のストレッチ
内側を向いたひざのお皿を正面のポジションに
体重を支えながら脚を動かす働き者の関節。それだけに負荷がかかりやすく、ちょっとしたクセがゆがみにつながりやすい。ひざ下を旋回させ、蓄積されたクセをリリース。
1、左足を一歩前に出し、つま先を30度ほど内側に。左ひざができるだけ外側を向くようにねじり、そのまま前に曲げる。
2、曲げたひざを一度内側に向けたら、外側に向けて5回ひざを開く。足の親指が浮かないように注意して。
3、左ひざを正面に向けたら、体重をかけ、ひざを前に5回屈伸させる。右足も同じように繰り返す。
⇒【左右それぞれ内→外を5回、前へ5回】
《POINT》上半身がぶれてしまう人は壁を使ってもOK
関節のゆがみが強い人は、まっすぐに体を支えるのが難しい場合も。その場合は、壁に両手をついてトライしてみて。ただし、腕で体重を支えるのはNG。
3.足首のストレッチ
使いすぎた足首を伸ばすようにストレッチ
硬くなった足指をカバーしようとフル稼働する足首の関節。足首に過度な負担がかかり、ふくらはぎも太く。足指と足首の連動性を高めるストレッチで、足の動きをスムーズに。
1、床に両ひざを立てて座ったら、左足を少し前に出し、足指が天井を向くように足首を曲げる。
2、足指は天井を向いたまま、足首だけを前方に伸ばす。
3、足首からつま先までがまっすぐになるように足指を下ろす。足指を上げて2、足首を上げて1の動きに戻る。10回を2〜3セット。
⇒【左右各10回×2〜3セット】
《POINT》足は自分から見てまっすぐになるように気をつけて
関節のゆがみで内股になりやすい人が多いので、意識をしないと足首が内向きに。内股のままストレッチすると足首が正しく動かないので、自分から見てまっすぐを維持。
4.足指のストレッチ
足指を正しく使ってふくらはぎの負担を解消
足指のつけ根の関節は、地面のはね返しに欠かせない大切な関節。ヒール靴などの影響で動きが低下した関節をほぐせば、ふくらはぎの負担が軽減してひざ下のラインがスッキリ。
1、床に座り左ひざを立てる。右手で足の親指を床に向けて倒し、左手で残りの4本の指を手前に起こす。
2、親指を手前に起こしたら残りの指を奥に倒す。この動作を10回行い、片足につき2〜3セット繰り返す。慣れたら手を使わずに挑戦して。
⇒【左右各10回×2〜3セット】
《POINT》指がスムーズに動かない人は足指の骨をもみながらゆるめて
足指が硬くなっている人は、思うように動かせないことも。そんなときは、足首から足指に向けて伸びる骨と筋肉をやさしくもみほぐし、動きをスムーズに。
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撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/イワタユイナ スタイリスト/内堀悠香 モデル/高田有紗 取材・原文/野崎千衣子 構成/松井友里〈BAILA〉 ※BAILA2020年9月号掲載
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