マイナス45kgに成功！ゆりやんレトリィバァさんのダイエットは「人生を変えるため」だった

2019年からスタートさせたダイエットでなんと45kgもの減量を成功させたゆりやんレトリィバァさん。自分と本気で向き合うために挑戦したダイエットで、思考も大きく変わったのだそう。そんなゆりやんさんのハッピーマインドをお届け。

「20代の頃からダイエットに挑戦したことはあったんですけど、あくまでも仕事の一環という感じで、リバウンドを繰り返していたんです。そんな私が本気のダイエットを決意したのは29歳になった’19年。体が大きくて可愛い人は芸能界にたくさんいるし、“今のままの自分じゃ戦っていかれへんねな。みんなめっちゃ可愛いけど、私はたまたま太りすぎたってだけやん”って思ったんです。何をしても誰かの真似と言われるのもつらかったし、好きな仕事をしていても太ったままの自分では芸人としても人間としても、未来が見えなくなっていました。もともと運動は好きやし、今まで本気でやれなかったようなところから人生が広がったらいいな。という気持ちで、以前お世話になったことがあるトレーナーの岡部友さんに相談したら、“今の体でできることはもうすべてやったはず。まだほかの人が開いていない扉を開いてみよう”と、言っていただいたことも心に響きました。ダイエットといえば好きな人に振り向いてもらうため、仕事のため、と、我慢してやることが多かった私が、人生を変えるためのダイエットをスタートさせた瞬間でした」

「昨年の自粛期間の直前に一人でアメリカに3カ月行ったことも大きかったです。自分のためだけの時間がたっぷりできたことで、忙しい、面倒くさいと遠ざけていたダイエットを本気で頑張りたいと思えたし、健康じゃないと何をやっても意味がない。と心から思えたんです。でもただ闇雲にこれは食べてOK、これはNG……という方法ではひたすら我慢してストレスがたまるだけ。なぜダメで食べるとどうなるのかを理解したらがぜん興味がわき、食べるものを選ぶこと自体が楽しくなりました。運動はめっちゃキツイですよ！　それに、どれだけ頑張っても痩せられないこともある。そのたびに友さんにアドバイスをもらったり励ましていただいて、なんとか気持ちを取り戻しながらここまで続けてきて、今、マイナス45㎏。でも、今がゴールじゃない。この先まだまだ人生をかけて自分と向き合いながら鍛えていくつもりです」

「ダイエットしてからは、心も楽になり、自分を愛し、大事にすることの意味を知ることができたことも大きかった。たとえば人間関係でも、“無理してでもここにいなきゃいけない”って断れずにいたことを、『失礼します』と言えるようになり、単純に身を置く環境が変わりました。ダイエットを始めたときは周りの人に“大きい体で得してるのに”と言われ、不安になることも多かったです。でも今は、“あのボケはできへんけど、これまでできへんかったことができるやろ”って思う。『Rｰ1グランプリ2021』でグランプリをいただいたネタも、ダイエットをしたからこそ生まれたネタだったので」

「今は周りの方から食事や運動について聞かれることがすごく多いので、少しでも皆さんに説得力のある知識をお伝えしたくて、食事やアンチエイジングなど、体や美容にまつわることの勉強も始めました。将来はそうですね……アメリカで芸人をしたり、映画に出たり、結婚して子育てできたら♡　今の私ならかなえられるはずって思っています」

一生続けられる食事法と運動。ゴールはつくりません！

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撮影／三瓶康友　ヘア＆メイク／北原 果〈KiKi inc.〉　スタイリスト／黒崎 彩〈Linx〉　取材・原文／通山奈津子　構成／田畑紫陽子〈BAILA〉　※BAILA2021年10月号掲載