メイク歴も10年を軽く超え、もはやメイクはお手の物!と言いたいバイラ世代ですが、「メイクブラシって洗うべき?」などと誰にも聞けないままの小さな疑問も多いのでは? そこで、プロのヘアメイクアップアーティストさんに実は気になるメイクツールのアレコレを直撃取材! 今回は、メイクツールって洗わないとダメ!?といういまさらすぎる疑問をぶつけます。
BAILA読者の疑問&お悩み
メイクスポンジやブラシは洗った方がいいですよね……!?
「メイクブラシの洗いどきが分からず、放置していますがヤバいですか?」(営業/35歳)
「汚れたブラシを毎朝見るたびに洗った方がいい気はするけれど、面倒くさくて……」(公務員/29歳)
「ブラシもスポンジも、洗うと傷んでしまうのでは?」(マスコミ/28歳)
などといまさら聞くに聞けないトホホなお悩みを抱えているようです。
![汚れが付着したままのメイクツール](https://img-baila.hpplus.jp/lg=9/b/common/large/image/a1/a1cb0b6a-e188-44e1-8d31-6aed0f40f84d-1048x698.4.jpg)
こちらはエディターバタコとライターMが持ち寄った、お目汚しなメイクツールたち。「やっぱり洗った方がいいですよね……」と小澤さんに泣く泣く質問をぶつけました。
Q.メイクスポンジやブラシって、洗わないとダメですか?
A.洗いましょう! 使ったらその都度洗うのが理想。
「ブラシもスポンジもお手入れはマストです。理想は、一回の使用ごとに汚れをリセットすること。ツールがキレイであってこそ、キレイなメイクを仕上げることができると心に留めていただけたらと思います。汚れたツールでメイクをする問題は、発色と衛生面の2点です」(小澤さん、以下同)
「まずはツールの汚れをリセットしないと、前に使った色が残っているために表現したいジャストの色味が出せなくなります。同じファンデーションや同色系のコスメを使っていたとしても、発色が微妙に鈍ってしまうんです」
「次は衛生面での心配。『洗顔やスキンケア後の顔に使っているから清潔でしょ?』と思われるかもしれませんが、実はスキンケアの油分や水分がツールに付着しているんです。特に今の季節は、肌表面の汗もツールに移ります。ファンデーションやチークなどの色汚れに汗が蓄積しているとなれば、衛生的にも好ましくありません」
「中には、付着したメイク汚れや皮脂を放置した結果、スポンジの表面や筆先が硬くなり焦げパン状態のツールを使っている人も。皆さん、肌に直接触れる下着は毎日洗濯しますよね。ツールもやはり肌に触れるものなので、下着と同じようにお手入れをしていただければと思います」
Q.頻繁に洗うと、ブラシやスポンジの劣化が進んでしまうのでは?
A.正しいお手入れ方法なら、大丈夫!
「こまめにきちんとお手入れをすることで、むしろ長持ちします。『洗うと硬くなってしまう』『パサパサして戻らなくなってしまった』という人は、お手入れの仕方が間違っているかもしれません。ツールにあった正しい洗い方をすることで、気持ちよくメイクができるようになると思います」
使用後毎のお手入れが理想的だなんて! スポンジもブラシも確かに肌に触れるもの。下着と同じと言われると、洗わずにはいられませんね。
撮影/柳 香穂 取材・文/三上六花