韓国発・フルーツ飴を模したタンフルリップ。ぷっくりイノセントなムードでどんな瞬間でも愛らしい表情になるリップメイクを大人仕立てにチューニング！ 大人も“うっかり可愛い”5カラーを森絵梨佳がまといます。

キャンディのような透明感とちゅるんとした膜感のあるツヤめきが特徴の韓国発･フルーツ飴を模したリップ。ぷっくりイノセントなムードで、どんな瞬間でも愛らしい表情になる。

かすかな“抜きどころ”や繊細な輪郭づくり。大人のタンフルは品よく丁寧に
「クリアな膜感とぽてっとした質感は、シャバッと水系グロスや濃密リップにはないタンフルならではの可愛さ。その印象を生かしつつ大人にちょうどいい程度にするには、小さなポイントを丁寧につくることが大切。べったり塗らず濃淡のグラデで抜けを出したり、リップラインを丁寧に仕込んだり。繊細な作業が効いてきます」（ヘア＆メイクアップアーティスト 河嶋 希さん）

シンプルなスウェットコーデのアクセントにうるんとツヤめくヌードベージュのタンフルな唇を。そのままでも充分可愛いけど、上唇の山にシアーイエローのツヤを足しキューピッドボウを強調。テクニカルな“追いツヤ”でさりげなく印象度アップ。

aのベージュリップを全体に塗ったあと、上唇の山ラインと下唇の船底ラインにのみbのイエローを重ね追いツヤをオン。

カットソー￥26400・肩かけスウェット￥28600／ボウルズ（ハイク）

ちょっぴり“不貞腐れ”な顔でも、唇がちゅるんと可愛ければその表情すらチャーミングに一変。果実のようにジューシーなレッドのタンフルリップは、大人が塗るなら端正に仕上げるのがコツ。リップラインを整え、薄膜仕立て＆中央重ねづけの濃淡グラデで甘すぎを回避。

まずは唇の輪郭をコンシーラーなどでカバーし下ごしらえを。赤リップを唇全体に薄く塗ったら、中央部分に重ねづけ。

ニット￥55000／エンケル（アンセム エー）

恋の高揚感そのままに、ぽわんと色づいたミュートピンクのタンフル。ティントで“見せない”リップラインを仕込み、ピュアなだけではない凜とした大人のピンクに。

aのチップでリップラインを描き軽くティッシュオフ。bを唇全体に塗り広げ薄膜仕上げに。

トップス￥38500／ユナイテッドアローズ日本橋店（イレニサ）　メガネ￥49500／ソスト（カーニー）　インナー／スタイリスト私物

塗るだけで顔に洒落感が宿る、キャラメルを帯びたオレンジカラー。デニムと好相性な分、カジュアルに塗ると子どもっぽい印象にも。上唇の山をシャープに描くことで、さりげなくレディなタンフル仕立てに。

リップをチップで唇全体にオン。上唇の山は直線的に描き品よく仕上げて。

ジャケット￥9240／デュラス　カットソー￥7150／HANA KOREA（ウアロン）　ネックレス￥16500（ボヌ）・リング￥25300（ノル）／ゲイザー

光が揺れるダウンライトの下では、輝きをリフレクトするメタリックボルドーのタンフルリップで視線を集めて。薄膜で品よく仕上げつつオーバーリップできらめきをブースト。

リップをチップで上唇の山と下唇をオーバーリップに描きつつ唇全体にオン。リップラインをきちんとなぞることで端正な印象に仕上げるのがポイント。

ジャケット￥50600／ランバン オン ブルー　タンクトップ￥19800／ボウルズ（ハイク）　イヤカフ￥8800／ゲイザー（チェスカリコ）

撮影／NA JINKYUNG〈TRON〉（人）、田村伊吹（物）　ヘア＆メイク／河嶋 希〈io〉　スタイリスト／辻村真理　モデル／森絵梨佳　構成・原文／渡辺敦子　※BAILA2025年11月号掲載