摩擦は肌によくないからって、“過保護のカホコさん”になっていませんか。こすることと適度なマッサージは別もの。肌マッサージが大人にいい理由をトータルビューティアドバイザーの水井真理子さんに伺いました。

(左)スハダちゃん(右)過保護のカホコさん
正直マッサージって肌によくないイメージ…!?

マッサージについてのアンケートでは、約6割の人がマイナスイメージを持っていることが判明。その理由として「とにかく摩擦が肌によくないから」「シワやたるみにつながりそう」などが圧倒的多数。“プラス”のイメージがあると回答した人のなかでも、「肌にいいことだとは思うけど、正しいやり方がわからない」という人も。“マッサージ=ゴシゴシこする”という印象から、肌を守るためにも手を出せずにいるよう。

摩擦はとにかくダメだから肌を触るのが怖い(36歳・マーケティング)ほか

たるみにつながるイメージがあって敬遠しちゃいます(33歳・営業)ほか

マッサージの仕方や適度な圧がわからないからできません(31歳・WEBデザイナー)ほか
実は、大人にこそマッサージが必要です

トータルビューティ アドバイザー
水井真理子さん
経験に裏打ちされた美容知識と、再現性や効果実感の高いメソッドが人気。
《理由1》血行促進や免疫機能アップ、体温調節など行うのは“手”!
「肌にとって摩擦はダメ、それは正解。でも、“流す”や“ほぐす”など、適度に肌を動かすこともとても重要。血流を促し、酸素や栄養を運ぶためにも皮膚を物理的に動かすマッサージは有効です」
《理由2》肌を動かせていないからゴワついている人、多数
代謝が低下する大人は不要な角質がたまりがち。「過保護でいると適度な刺激で促されるはずのターンオーバーが起こらず、肌がゴワつくことに。マッサージで、手触りや浸透力にも違いが出ます」
《理由3》肌に触れることで状態がわかり、適したケアができる
「マッサージとは特別な手技をすることだけでなく、日々のスキンケアで丁寧に肌に触れること自体に意味があります。カサつきやゴワつきなどに気づいてそれに合うお手入れをするきっかけにも」
イラスト/山本玲奈 取材・原文/小内衣子〈PRIMADONNA〉 ※BAILA2023年7月号掲載