日々のエイジングの対策として。心地よく毎日を過ごすために。自分に自信を持つために。先輩方がリアルに実践しているコト・モノとは? ビタミンAコスメから腸活、膣ケアまで、健やかに年を重ねるためのケアテクを聞いた!
体の内側からもフェムケアを
更年期に本格的な不調に直面しないためにも、ホルモン量低下により減るラクトバチルス菌を補ったり、女性ホルモンの働きを安定させるインナーケアを。「更年期を前に、細胞メッセンジャーであるエクソソームを促進する乳酸菌が豊富で、フェムゾーンの匂いや乾燥をケアしてくれるフェムケアバイオで予防」(美容ジャーナリスト 鵜飼香子さん)
(右)21種類ものハーブがブレンドされた、女性のためのメディカルハーブティー。ウーマンズブレンド 90g ¥4290/ネロリハーブ (左)「貧血にもいいラクトフェリン入りで、飲んでから朝から元気!」と鵜飼さん。フェムケアバイオ 30粒 ¥5400/ナースキュア
バイラ世代は最初の老いを感じるステージだから戸惑いが大きい。ベースもファンデも薄くしてフレッシュさを意識
「肌はカバーしようとすればするほど、かえって老けた印象に。若々しさやあか抜けた印象を狙うなら、ベースもファンデーションもなるべく薄く削ぎ落としてみるのがポイント。自分が思っているほど隠す必要はないし、人生100年時代だとしたら、まだまだピチピチ。ここで落ち着いてどうする!?です」(ヘア&メイク 中野明海さん)
自己肯定感を高める駆け込み寺サロンを持つ
「気のいいラグジュアリーな空間は、訪れるだけで“自分に手をかけてあげている”ことを実感をさせ、自己肯定感を高めてくれます。おすすめはハイドラフェイシャル。毛穴もツルツルになるし、顔も引き上がる」(スタイリスト 百々千晴さん)
salon de shéllen
閑静な住宅地にたたずむ、フェイシャルを専門としたエステティックサロン。
東京都港区南麻布5の11の11 1F
☎03(6277)3351(完全予約制)
老化対策として、ビタミンAを肌貯金し続けておく
ハリのある若々しい肌に欠かせないビタミンA。紫外線や活性酸素などで失われてしまうため、ビタミンAの一種であるレチノールを少しずつ補給し、肌の中に“貯金”。「受けてしまった肌ダメージをビタミンA効果によりリカバリー。自分の肌力で修復できるように」(ラキャルプ代表 新井ミホさん)
エンビロン最高峰のエイジングケアシリーズ。ビタミンA、C、Eに加え、ペプチドも配合。(右から)エンビロン C-クエンストーナー130㎖ ¥11990・同 C-クエンスセラム135㎖ ¥18040・同 C-クエンス クリーム35㎖ ¥15620/プロティア・ジャパン
腸活! 腸内環境を整え免疫力を強化
腸内環境を整えると、細胞や組織の炎症を抑えることができるため、実は老化予防効果も期待できる。「美肌も代謝UPも、免疫力強化も、全身の健康を担っているのが腸。普段は食生活でも腸活を意識していますが、忙しいときに助かるのが腸活サプリや酵素」(FATUITE ディレクター 藤井明子さん)
(右)有機の野菜・果物・野草・豆類など86種類を10年にわたり発酵・熟成。腸の善玉菌のエサに。be my flora 10年熟成酵素+ 60包入り ¥17550/REBEAUTY (中)消化器科の現役看護師が監修して作った腸活サプリ。シンバイオティクスEX 60粒入り ¥9200/ナー スキュア (左)純度100%のモロヘイヤ。食物繊維、カルシウム、鉄分、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンB1など栄養たっぷり! あおつぶボトル 750粒(30日分) ¥5616/あおつぶ
フェムゾーンのオイルケアを日常的に
加齢とともに乾燥し、硬くなったり、腟壁も薄くなってしまう腟。オイルでほぐしながら保湿することで、ふっくら柔らかな状態へ。「腟は健康のバロメーターともいえます。専用のオイルでマッサージしながらなじませて」(植物療法士 森田敦子さん)
(右)厳選された8種類のオイルを独自ブレンド。ハリのある肌へ。インティメイト オイル 30㎖ ¥8800/ Waphyto (左)ホホバ種子油をベースに、ユーカリ葉油、ハッカ油、チョウジ油をブレンド。妊娠中にも使用可能。インティメール リリーフオイル 50㎖ ¥8800/サンルイ・インターナッショナル
フェムゾーンにも主治医を
「腟のゆるみや弾力などを定期的にチェックしてもらっています。骨盤底筋強化のアドバイスから、ハイフやインティマレーザー、モナリザタッチなどの症状に合わせた腟内エネルギーデバイス治療が選択できます」(森田さん)
女性医療クリニック LUNAグループ
婦人科、女性泌尿器科、乳腺外科など、女性特有のあらゆる悩みに対応するクリニック。
神奈川県横浜市中区元町1の322・3F
☎045(662)0618(完全予約制)
自分の顔やヘアメイクに対峙し続けるのが人生
「ひとつのメイクにしばられず、自分の顔を研究しながら、どんどん新しいメイクにチャレンジを! たとえば、マスカラをオーバーに塗っただけで可愛く見えたり、アイシャドウをマット単色にしただけで洒落たムードに。リップもシアーな色にするだけでとびっきり潤った肌に見えたり。アップデートの繰り返しで顔に鮮度を!」(中野さん)
植物療法士
森田敦子さん
スタイリスト
百々千晴さん
美容ジャーナリスト
鵜飼香子さん
ヘア&メイク
中野明海さん
ラキャルプ代表
新井ミホさん
FATUITE ディレクター
藤井明子さん
撮影/さとうしんすけ イラスト/中村千春 取材・原文/谷口絵美 構成/渡辺敦子 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載