いつだって、肌悩みのトップ3に君臨する“毛穴”。どんな行為が毛穴トラブルを引き起こすのかおさらいを。汚れが取り切れなかったり、開いたりたるんだりする毛穴にならないために、できることを学びましょう。
全トラブル共通!やってはいけない毛穴ケア4つのNG

【やってはいけない毛穴ケアのNG】①摩擦
「トラブルのある毛穴は過剰な皮脂分泌により炎症を起こしている状態。強い刺激を与えるとより進行するので、とにかく優しく労わることが大事」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)
【やってはいけない毛穴ケアのNG】②紫外線
「紫外線を浴びると肌は侵入を防ぐべくメラニンをつくり出したり、角栓が酸化して黒くなったり……。紫外線は毛穴にとって百害あって一理なし」(美容皮膚科タカミクリニック副院長 山屋雅美先生)
【やってはいけない毛穴ケアのNG】③油分の取りすぎ&取らなさすぎ
「皮脂を取り去るケアは大事ですが、たとえば油分の多いクレンジングを使うと皮脂を取りすぎて乾燥→乾燥した肌はキメが乱れて毛穴が目立つ、という悪循環に。保湿で皮脂のバランスを保つことが大事」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)
【やってはいけない毛穴ケアのNG】④ストレスフルな生活
「ストレスを感じると交感神経が優位に。するとホルモンバランスの乱れや炎症を招き、皮脂分泌の増加やバリア機能低下といったトラブルに」(美容皮膚科タカミクリニック副院長 山屋雅美先生)
Q.毛穴が気になる人が使うべきクレンジング剤は?
A.肌に優しいミルクやジェル
毛穴にとって摩擦は大敵。「肌と指が直接触れないくらい、剤に厚みがあることが理想です。最近のアイテムは進化していますが、オイルクレンジングは摩擦を起こしやすく皮脂を取りすぎて乾燥を招きかねないため、毛穴に悩んでいる人は避けるのがベター」(美容皮膚科タカミクリニック副院長 山屋雅美先生)
おすすめミルククレンジング
「ミルクは保湿力があり、柔らかなあと肌に」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)。

素早くメイクとなじみ、あと肌は贅沢な潤い
確かなクレンジング力と保湿力を両立する名品。カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク 200g ¥3300/カバーマーク

メイク汚れをスッキリオフしてハリ肌に
毛穴の奥の汚れや酸化皮脂までオフ。アンフィネス ディープ サクション クレンジングミルク 200g ¥4950/アルビオン
おすすめジェルクレンジング
「肌にゴワつきを感じるときはジェルタイプがおすすめ」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)。

優しく角質ケアまでかなえる人気アイテム
角質も同時にケア。発酵はちみつエキス配合で洗いあがりはしっとり。FAS ザ クリア クレンジングジェル 180㎖ ¥5940/シロク

メイクも花粉も負担レスに穏やかにオフ
メイクだけでなく肌に付着した花粉や、蓄積ぐすみを一掃。N organic Basic スージング クレンジングジェル 170g ¥3850/シロク
Q.正しいクレンジングの方法は?
A.肌を動かさないようにこすらず、ゆっくりなじませる
ゴシゴシこすったり、長時間肌に剤をのせるのは肌の刺激になるためNG。「急いで落とそうとすると指に力が入って摩擦が起こるので、手のひら全体を使ってゆっくり意識してなじませ、しっかり洗い流してください」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)

《1》皮膚が動くほどの圧はNG
手のひら全体を使って軽く触れることで汚れはなじむので、肌が動くほど力を入れるのはNG。

《2》上下には動かさない!
内側から外側に向かって、手で顔を包み込むようになじませる。下から上には動かさない。

《3》くるくるNG! 薬指で優しく
くるくるというより、小鼻も薬指を使って、大きな円を描くように優しくなぞるだけでOK。
【MEMO】皮膚を動かさず、ゆっくりを意識して!

美容皮膚科タカミクリニック副院長
山屋雅美先生
美容皮膚科医。毛穴・ニキビなどの美肌治療からシミ・シワ等のエイジング治療まで院内の監修を行う。

トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
エステやアロマ、東洋医学といった幅広い知識で、心身のトータル面からアプローチする美容を提唱。
撮影/さとうしんすけ モデル/山田沙織(スーパーバイラーズ) イラスト/SHO MIYATA 取材・原文/天野宏香 ※BAILA2025年6月号掲載
























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