顔が伸びたように感じる“たるみ”を引き起こす要因のひとつが、日々のなかで無意識にしているクセ。そんな顔が伸びるクセをやめ、リフトアップにつながるマッサージ&トレーニングを習慣にすることが、たるみケアには効果的です。顔を引き上げるクセ&伸ばすクセをチェックして、たるみを食い止めて!

代官山山口整骨院院長
山口良純先生
柔道整復師。多くの俳優、モデルを顧客に持つ整骨院院長。必ず小顔になれると評判!
CONTENTS
習慣にしたい顔を「引き上げる」クセ2選
上げるクセ1. 表情筋をゆるめるマッサージ&舌トレ
何もしないことが“たるみ”につながります
「マッサージは肌を摩擦するのでNGという説もありますが、巡りが悪い状態を放置してしまうと老廃物を排出できないため、たるみが進行してしまいます。そして、食いしばりなどによって負荷がかかり、関節のジョイントがずれてしまうこともたるみの引き金のひとつ。だからこそ、食いしばりの根本原因である緊張した筋肉をマッサージでほぐすことが必須。さらに、舌を鍛えるトレーニングも効果あり。コリがほぐれると、関節を支える筋肉も発達するので、たるみが起こりにくい好循環をつくれますよ」(山口先生・以下同)
●咬筋ほぐし&引き上げ
繊維が絡み合ってできている筋肉だからこそ、小刻みに揺らすのが◎。さらに引き上げて定着。

《1》食いしばりでコリ固まった咬筋を揺らす。こすらずに10秒繰り返す。

《2》こめかみに向かって引き上げて10秒キープ。この流れを左右×5回。
●側頭筋ほぐし&引き上げ
ほうれい線予防や顔の引き上げに効果的なのが側頭筋。シャンプー時のケアにおすすめ。

《1》グーにした指の第二関節で、側頭筋を10秒程度グリグリマッサージ。

《2》側頭筋から後ろへと引き上げ、10秒キープ。この流れを×5回。
●顎二腹筋ほぐし&引き上げ
あご先から耳にかけての顎二腹筋がコリ固まると、血流の流れが悪くなり、たるみに直結。

《1》耳下のエラのキワ部分を上下に10秒間マッサージ。

《2》そのまま指を耳上へ引き上げる。これを左右×5セット。
●上向き顎関節調整
舌の正しい位置は上あご。位置が低い“低位舌”は、顔が伸びる原因のひとつ。

《1》舌を上あごへ圧をかけながら密着。あご下が締まるのを感じて。

《2》舌で上あごを押し上げながら、ゆっくり上を向く。×10回。

ストレートネックなら
ストレートネックの方は上を向くときに首を支えると◎。
上げるクセ2. マッサージ時はクリームを使って
「摩擦は絶対にNGなので、表情筋マッサージはクリームを塗りながら行うのがおすすめ。ポイントは肌をこすらないことと、たっぷりの量をとること。顔全体に内側から外側に向けてのばしたあと、指の腹を使って細かいパーツにムラなくのばして」

山口先生とヘア&メイク河北裕介氏がコラボ開発。代謝を高める美容成分もIN。&be マッサージクリーム 50g ¥3850/Clue
今すぐストップ!顔を「伸ばす」クセ2選
伸ばすクセ1. 睡眠時の食いしばりに注意
「実は約8割の日本人が、寝ている間に食いしばりをしているという調査結果もあり、この負荷が関節のゆがみを生み、たるみを引き起こすとされています。寝ている間は無意識なので、寝る前のマッサージで緊張をゆるめたり、枕を変えて寝姿勢を調整するなど対策を」

山口先生監修。首もとに沿う立体構造。顔まわりへの圧力も分散。Dr.Bones Pill ow for kumonoyasuragi ¥32800/イッティ
伸ばすクセ2. 強い刺激を与えすぎると炎症を起こすことも
「食いしばりなどによって筋肉が緊張し、張っている状態での強いマッサージはNG。特にスティック型のマッサージ機器で強い負荷を与えてしまうと、筋膜や筋組織の血管を傷つけてしまう場合も。その結果、炎症を引き起こしたり、筋肉の働きを悪くさせるので要注意」
撮影/榊原裕一(人)、さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/吉﨑沙世子〈io〉 スタイリスト/鈴木美智恵 モデル/鈴木友菜 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2025年12月号掲載

30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。

























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