美容家 石井美保さんをつくり出す、妥協なき美の新習慣を惜しみなく披露する連載。
前回のスキンケア編に続き、この蒸し暑い季節の死活問題である「崩れない肌」づくりについて。いつだって軽やかな肌をキープしている石井さんのベースメイクの秘密に迫ります。

ブラウス ¥17600/ジャスグリッティー プレスルーム(ジャスグリッティー) スカート¥35200/ツル バイ マリコ オイカワ ピアス¥19800・リング ¥64900/エテ
いしいみほ⚫︎ 1976年6月23日生まれ、サンフランシスコ出身。トータルビューティーサロン「Riche」主宰。持ち前のマニアックな研究体質からあらゆる美容法に果敢にトライし、独自の美肌道を構築。透明感の高いエイジレスな美肌の持ち主と評判。
石井美保さんの【崩れない肌づくり】の格言1 「1層1層、薄く重ねるのが崩れない肌づくりの秘訣!」
ベースメイクの1つ1つの厚膜感が崩れの要因に!
崩さない肌の基本として、保湿ケアによる土台づくりの大切さを学んだ前回。しっかり潤いで満たしたあとは、どうベースメイクへと進めていく? 石井さんの涼やかな肌を作る極意を伺います。
「崩れやすい夏は特に、日焼け止めを塗ったら下地を塗って、ファンデーションを塗って、お粉をはたいて……というような、ベースメイクを完璧にしたい、必ず全てのプロセスは踏まなきゃいけないという“呪縛”からは解放されても良いのかなと思うんです。
ベースメイクは重ねれば重ねるほど、崩れやすくなってしまうので手数をいかにミニマムに仕上げるかが勝負。最近だと、下地やCCクリームのような1品である程度カバーできるものも増えているので、こういったアイテムを駆使しながら、なるべく薄膜に仕上げていくと崩れにくいし、たとえ崩れたとしても目立ちにくく、リカバリーもしやすいんです」(石井美保さん・以下同)
石井さんのDon’t 「皮脂吸着力が強いパウダーは使い方に注意」

「皮脂が出やすい部分に重ねたり、アイシャドウやアイブロウパウダーのもちを良くするために欠かせないのが、“仕込み”のフェイスパウダー。大人こそ、このパウダーの使い分けが実は重要。
皮脂吸着力の高いパウダーを、全顔や目の下などの乾燥ゾーンに使ってしまうと、シワに入り込んでしまったり、かえって乾燥して崩れやすくなったりしてしまう場合もあるので要注意。乾燥しやすい部分にはスキンケア成分が配合された保湿力の高いパウダーを選ぶことがおすすめです。皮脂吸着力が高いパウダーは、毛がある部分のみに使うのが◎。眉を描く前の仕込みだったり、スクリューブラシに取ってマスカラを塗る前にまつ毛にサッとなじませると、その後のメイクがピタッと密着しやすくなります」
石井美保さんの【崩れない肌づくり】の格言2「なるべく薄膜塗り&仕上げのフィックスミストが正解」

石井さんのDo! 「仕上げはフィックスミストでメイクを固定」
「メイクの仕上がりを固定したり、乾燥による崩れを防いだりと仕上げとして使いたいのがフィックスミスト。ふわっと顔全体にふきかけたら、ミストが乾くまで触れず、表情もそのままキープしましょう。ミストは霧が細かい保湿力のあるタイプがおすすめです」
石井美保さん流の、崩さないベースメイク法をぜひ参考に!
石井さんの信頼ラインナップを公開! おすすめコスメ編は下のリンクからチェックして。
メイク・モデル/石井美保 撮影/岩谷優一〈vale.〉 ヘア/大野朋香〈air〉 スタイリスト/城長さくら〈KIND〉 イラスト/green K 取材・文/谷口絵美 構成/中島 彩






























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