美容家 石井美保さんが【美肌を育む4つの習慣】美しい肌に勝るキレイはない！

美容家 石井美保さんを作り出す、妥協なき美の新習慣を惜しみなく披露する連載。

最終回となる今回は、研究を繰り返して辿りついた石井さん的、美のルールをご紹介。いつまでも輝き続ける理由がここに。

誰もが憧れる透明感の持ち主、美容家の石井美保さん。その美しい肌は、本人の努力とセルフプロデュースの賜物。そんな石井さんが、透明感を手に入れるために意識していることとは？

「透明感を手に入れるため、そして際立たせるために意識したいポイントは摩擦レス、保湿、紫外線カット。美容において、当たり前のことだからこそ、気を抜かずに丁寧にケアをするようにしましょう。そして、明るい色のお洋服を着ることも、個人的に大事なポイント。白などの明るい色のお洋服って、レフ板代わりにもなりますが、自分のくすみ加減も一番気づきやすい色でもあるんですよね。自分の肌トーンに違和感を覚えたら、生活習慣を見直したり、スキンケアの意識を変えてみたりできるバロメーターにもなるので、顔まわりに近いトップスは特に明るい色を着るのをおすすめしています。
この４つをおさえておけば、肌のポテンシャルを高くキープすることができるし、透明感を育むことができます」（石井美保さん・以下同）

「透明感や美しい肌づくりを阻むのが、摩擦や乾燥、紫外線。

私は長年、擦らないケアを提唱していますが、摩擦によってバリア機能を低下させてしまったり、炎症を引き起こしてエイジングの引き金になってしまったりする場合も。洗顔やクレンジング時、顔をタオルで拭く時、スキンケアを塗る時やメイクをする時など、自分が思っている以上に肌に摩擦刺激を与えている場合があるので、スライドさせるのではなく“スタンプ”のように置くような手の動きを意識すると良いでしょう。

また、透明感を育むためには保湿は絶対。肌内部が潤いで満たされることで、光を反射して透明感となって肌に現れるので、乾燥を寄せ付けない保湿ケアは徹底的に。

そしてメラニンの生成を促すだけでなく、肌のターンオーバーを乱したり、エイジングを引き起こす肌ダメージのきっかけにもなるので、室内でも、曇りの日でも紫外線対策はマスト。ここをおさえておかないと、いくら高価なスキンケアを使ったり、お手入れに時間をかけたりしたところで透明感は生まれません」

「お手入れ時に特に気をつけたいのが洗顔。汚れやメイクを落とそうと、つい手に力が入ってしまったり、洗顔料の泡のボリューム不足で肌を擦ってしまったりする場合も。泡はピンポン玉サイズ3つ分を使い、肌に手が触れないように転がすように。洗顔料で泡を作るのが大変という方は、泡がすぐ出てくるフォームタイプがおすすめです。

また、最近個人的に意識しているのがお水をしっかり飲むこと。ミネラル分の高い天然塩を少し入れて、朝の起き抜けに飲むようにしています。今の時期は夏バテ予防にもなるんです」

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メイク・モデル／石井美保　撮影／岩谷優一〈vale.〉　ヘア／大野朋香〈air〉　スタイリスト／城長さくら〈KIND〉　イラスト／green K　取材・文／谷口絵美　構成／中島 彩