BAILA世代の皆さんは、組織マネジメントを行う立場の方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
私がこの数年で何度も頭をぶつけてきた「マネジメント法」について、爽快に”解”を与えてくれた本をご紹介します。
(この内容が全てでは無いと捉えているものの、頭の整理に役立ちました^^)
※特に自分より更に上に決済者がいる「中間マネジメント層」レイヤーの方に合うと思います。
リーダーの仮面 -「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法-
著者:安藤 広大
出版:ダイヤモンド社
前職で、部のマネジメントをしていた頃に出会った本です。
部下の大多数が自身より年上という状況の中、コロナにより始まった「リモート勤務」。
また私は東京勤務だったのですが、部門スタッフの多くは他府県で勤務していたため、チーム全員と顔を合わせることは月に数回あるかないか。(同じ環境の方、多いのではないでしょうか)
自分がちゃんとリーダーシップを執れていないと悩んでいた時に助けてもらった記憶があります。
[ 本書が教えてくれる5つのポイント ]
①ルール:場の空気ではなく言語化されたルールをつくる
②位置:対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする
③利益:人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす
④結果:プロセスを評価せず、結果の管理のみを行う
⑤成長:目の前の成果でなく未来の成長を選ぶ。経験が何よりの成長
過去の経験上、仕事がうまく進まないと感じる時は、いつも以下いずれかに当てはまる気がします。
・ルールが不明確
・役割が不明確
(自分の位置が不明確 / 決済者が不明確)
・「指示」か「(できればの)お願い」なのかが不明確
なぜなら、忖度や顔色伺いという、よく分からない非生産的な時間が発生するから・・・・
(この世界に入ると思考フリーズします)
だからこそ、そんな不毛な時間を作らないための「ルール作り」「役割分担の明確化」に重きを置く点に強く共感しました。
本文より引用
特に私に刺さったのは「リーダーはお願いするな」の言葉。
ついつい、
「〇〇出来る?」
「〇〇してくださいますか?」
「無理はないですか・・?」
といった言葉を連発していた私。
指示すべき人がこのスタンスだと、相手も「自分の位置」を正しく理解できず、結果的に組織を弱くしてしまうわけですね。
知らずうちに「良い人」になろうとしている自分に気がつき、反省したことを覚えています。
合わせて読みたい。エッセンシャル思考
著者:グレッグ・マキューン、高橋璃子(訳)
出版:かんき出版
[ 本書が教えてくれるポイント ]
色々引き受けてしまう(できる)が故に、「自分の目指す方向性がわからない」という成功のパラドックスに陥る人の原因と解決法を解説。
▶成功を目指して進んだ結果、「頼れる人」という評判を得て、多様な仕事を振られるようになる。
▶それらを引き受けた挙句、時間とエネルギーが拡散され、やるべきことができず、本来の方向性を見失ってしまう。
▶なぜか?それは、選択肢が多すぎ、選択の機会が増えすぎて正しい決断ができなくなるからだ。
▶成功と充実感を得るためには、大事なこと以外を断り、本当に重要なことに集中しなければならない。
勝手なイメージですが、バイラーズは、これに当てはまるキャラクターが多い気がします(笑)
(違ったら、ごめんなさい!)
先日、バイラーズ数人でアフタヌーンティしてたんですが、なんと全員「長女」。
そして75%が「20代後半に、ワーカホリックによる?歯ぎしり/食いしばり経験あり」という結果(笑)
(ちなみに、皆"歯が抜ける悪夢"を見ていました笑)
真面目で色々頑張ってしまうが故に、色々抱えてしまうんですよね。
20代後半って、まさにそのピークだった気がします。
無駄を省き、本来の目的を叶える。
30代に入り、「ただガムシャラに目の前のタスクと戦うフェーズから一歩成長した今。
大事にしたい考え方です。
(「7つの習慣」にも通じるところがある気がします🌸)
今は、マネジメントとプレイヤーの両軸で活動。それぞれのフィールドで、自身の位置付けと役割をしっかり手にしていたい。
現在は、自身が代表を務める組織の運営を行う傍ら、1プレイヤーとしての業務も並走しています。
足を着けるフィールドによってポジションや求められることが異なるため、それぞれ自分の位置や役割をしっかり理解し、「無駄な忖度や雑念」から自身を開放することで、結果的に成果を上げていきたいものです^^
・・・
同じような境遇にいらっしゃる方、興味がある方の何か参考になれば幸いです^^