台北旅行の中でも、「少し足を伸ばして非日常を味わいたい」という方にぜひおすすめしたいのが、北台湾を巡る日帰りトリップ。今回訪れたのは、野柳地質公園 → 十分瀑布 → 十分老街 → 九份老街という王道ルート。自然・文化・グルメがぎゅっと詰まった、まさに“台湾の魅力を凝縮した1日”でした

台北市内から、まず最初に訪れたのは、台湾北海岸に位置する野柳地質公園。
台北市内から車で約1時間ほどで到着します。ここは、海に突き出た約1.7kmの岬に広がる自然公園で、長い年月をかけて風や波によって削られた奇岩が立ち並ぶ、まるで屋外美術館のような場所です。
実際に歩いてみると、そのスケールと造形のユニークさに圧倒されます。特に有名な「クイーンズヘッド」と呼ばれる岩は、まるで女王の横顔のように見える象徴的な存在。ただし、ここで印象的だったのは、その美しさと同時に“繊細さ”。岩は非常にデリケートで、触れることは禁止されています。自然の力で少しずつ削られてできたからこそ、守られている景色。その背景を知ることで、より深くこの場所を楽しむことができました。
そして、すぐそばには広がる海。風を感じながら歩く時間はとても心地よく、都会では味わえない開放感があります。園内ではヘーゼルナッツミルクティーやマンゴースムージーなども販売されており、どれもクオリティが高くて驚きました。観光地のドリンクとは思えないほど本格的で、歩き疲れた体にちょうどいいリフレッシュになります。

次に向かったのは、十分エリア。まず訪れたのは、台湾を代表する滝のひとつである十分瀑布。高さ約20m、幅約40mと台湾で最も幅が広い滝で、その迫力から“台湾のナイアガラ”とも呼ばれています。
森林に囲まれた中に突如現れる大きな滝は圧巻で、水しぶきとともにマイナスイオンをたっぷり感じることができます。天気の良い日には虹がかかることもあり、「レインボーポンド」とも呼ばれるほど幻想的な景色が広がるそうです。
複数の展望スポットからさまざまな角度で滝を楽しめるのも魅力。自然の中を歩く時間は、旅の中でも印象に残る爽快なひとときでした。

そのまま徒歩で向かえるのが、十分老街。ここは線路沿いにお店が並ぶユニークなストリートで、電車が通るすぐ脇を歩くという非日常体験ができます。そして有名なのが、願い事を書いたランタンを空に飛ばす「天燈上げ」。空いっぱいに舞い上がるランタンはとても幻想的で、旅の思い出としても人気の体験です。
ローカルフードやお土産屋さんも充実していて、散策するだけでも楽しいエリア。台湾らしい賑やかさと、どこか懐かしさを感じる雰囲気が魅力的でした。

そして最後に訪れたのが、山あいに広がるノスタルジックな街、九份老街。かつて金鉱の町として栄えたこの場所は、現在では台湾を代表する観光地のひとつです。細い路地や階段が入り組んだ街並みに、赤い提灯が灯る風景はどこか幻想的で、夕暮れ時にはさらにその魅力が増します。
食べ歩きグルメも豊富で、台湾スイーツや軽食を楽しみながらの散策がおすすめ。海を見下ろす絶景スポットもあり、最後に訪れる場所としてぴったりのロケーションでした。

このルートは、自然・絶景・文化・グルメと、台湾の魅力を1日でバランスよく体験できるのが最大の魅力。実際、多くのツアーでもこの組み合わせが採用されており、効率よく回れる王道コースとして人気です。
移動距離はやや長く、スケジュールはタイトになりがちですが、それでも「行ってよかった」と思える充実度。台北市内の観光に加えて、もう一歩踏み込んだ台湾の魅力に触れたい方には、ぜひ体験していただきたい日帰り旅です。
自然の力強さと繊細さ、そしてどこか懐かしい街の温かさ。そのすべてが詰まったこのルートは、台湾という国の奥深さを感じさせてくれる、特別な1日になるはずです。










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