こんにちは。さわこです。
夏休みの旅行に、なんと!長年憧れていた国内で唯一、定期運行している寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」に乗車することができました!!!

実はこのサンライズ、全国の鉄道ファンや旅行好きの間で「日本一予約が取りにくい列車」と呼ばれるほどの超プラチナチケット。
発売開始となる出発日1カ月前10時と同時に即完売してしまう人気ぶりなのです。
今回はそんな激戦を勝ち抜く予約の裏ワザから、気になるシャワーカード争奪戦、東京駅出発から高松駅到着まで興奮しっぱなしだった夜行列車旅の全貌を、元鉄道運転士のコメント&監修入りでたっぷりお届けしようと思います!
サンライズ瀬戸・出雲とは
「サンライズ瀬戸・出雲」は日本で唯一、1日各1往復定期運行をしている寝台列車のこと。
「サンライズ瀬戸」は東京~四国・高松間を、「サンライズ出雲」は岡山で分離されて東京~山陰・出雲市間を走ります。
サンライズ瀬戸の行程
【下り】
東京駅 21時50分発 → 高松駅 7時27分着
【上り】
高松駅 21時26分発 → 東京駅 7時08分着

最終便の飛行機より遅く東京を出発し、翌朝は始発の飛行機よりも早く高松に着けちゃうというタイパ的な優秀さも!
私も今回サンライズ瀬戸に乗車し「金曜の仕事終わりにそのまま乗り込み、翌朝目が覚めたらもう四国」という夢のようなスケジュールを敢行しました。
もちろん、鉄道ファンを惹きつけてやまないノスタルジックな列車の魅力もたっぷり。
コトコト揺られながら夜を越える寝台列車の旅は、まさに大人の特別なご褒美時間。週末をフルに使いたいワーカーや観光客の間で常に争奪戦が起きているのです…!
出発1カ月前の10時。予約を取るには?

予約の主流はJRおでかけネットから。
席は最上級のA寝台個室(シングルデラックス)やシングルツイン、雑魚寝のノビノビ席まで6種類。
…が、あまりに人気すぎて出発日1カ月前の10時販売開始直後に即完売してしまうのです……。
今回私はキャンセル待ち狙い&人海戦術でリロードを繰り返すこと約40分、何とか確保することができました。
【👨✈️元運転士のコメント】
ちなみに、旅行会社のリリースや、寝台特急券の払い戻し手数料が2日前まで340円なので仮予約しているケースもあり、2週間前・1週間前・前日はチェックすると空いているかも!?
ちなみに予約サイトを覗いた9/5当日の予約状況を見ていると・・・空席ありになっていました!(買うのは何とかガマン・・・笑)

20:30 いざ当日!東京駅グランスタで食料を買い込むべし

仕事を終え、出発の約1時間前とやや早めに東京駅に到着。
乗車前にSNS等で事前に気をつけた方がいいことなどの情報を集めたところ、「乗車時間が長いので食料を買い集めておいた方が良い」「車内の自販機が少ないので飲料も」という声が圧倒的多数…!
列車旅の楽しみは何よりやはり駅弁。
東京駅地下のグランスタを物色しました。
20:50 【シャワーカード争奪戦】30分前整列でも売り切れ!?並ぶ号車の注意点とは
一晩かけて走行する寝台列車において、気になるのは「シャワーはどうするのか?」ということ。
サンライズ瀬戸・出雲には備え付けのシャワーがあるのですが、それを利用するためのシャワーカード自動販売機が3号車と10号車の車内にあり、それぞれ20枚程度の販売なのだとか…!(タンクの水量制限のため)

このカード争奪戦に備え、食料を買い込み乗車30分前と早めにホームに向かったつもりだったのですが、既に行列ができていました。
3号車の後部に自動販売機があることを見越し、本来の3号車の乗り場ではなく、4号車との間に並びました。
さあどうなる
21:01 東京駅9番線にサンライズ入線!

21時になり、サンライズがホームに滑り込んできました!
ホームにいた人たちで一斉にパシャパシャ。
(私はうまく撮影できず)

私もうっきうきで記念撮影し、大興奮でいざ!乗り込みました✨

さてシャワーカード争奪戦の行方。
やはりホーム上の行列が、そのまま車内の自動販売機に向かいます。
前に並んでいた人が買えていたので、これはいける!!!と思ったら…

なんと売り切れ
シャワーを浴びる目標が目前でついえました…。
気になる方はもっと早くホームで並ぶか、汗ふきシートを持参しておくか、もしくは事前に浴びていくといいと思います。
21:26 いざ出発!B寝台1人用個室「シングル」など車内を徹底レポ

シャワーカードは逃してしまいましたが、ショックはそこそこに、初めての寝台列車に乗った興奮にすぐ包まれてしまいました!

寝台個室が並びます。

今回私が泊まったのは、B寝台1人用個室「シングル」!
1960mm × 700mmと広さ十分なベッドに加え、テーブルや荷物を置くスペースがあり、思っていたよりもかなり広いと感じました!
私の部屋は1号車だったので、天井が高かったです。
「コンセントある!」「オーディオ(パネル)ある!」「パジャマある!」「リュック置けるしお弁当もテーブルに置ける!」と大興奮すぎて見たまま言葉を発していました…。
コンセントあるのはかなり便利!
興奮している間に、列車は静かに出発していました…。笑
【👨✈️元運転士のコメント】
快適にお過ごしいただくため、いつにも増して乗り心地の良い運転が求められる寝台列車。エアーを吐ききってから(ブレーキを緩解してから)、ノッチ(アクセル)を入れる出発には感動!
「出発に気づかなかった」「停車したことに気づかなかった」というのは、運転士にとって最高のほめ言葉だと師匠(免許取得時の教官)に言われた事を思い出しました。
シングルは運賃+特急料金+寝台料金で計約23,000円でした。
探検は続きます。
シャワー利用は逃したものの、見学。
お湯を6分間使えるそうです。ドライヤーもあって○!
(左)A寝台のシングルデラックス。
2階部にあって夜景を広く見渡せるのだとか。
(右): B寝台のツイン。
部屋数が非常に少なく、「シングルデラックス」と並んでかなり予約困難!

一番安いノビノビ座席。
完全に横になって寝ることができるものの、寝台料金は不要!
通路とはカーテンで仕切ることができますが、隣の席との間にはカーテンが無く、雑魚寝の感じ。
上段、下段ともに床暖房付きなんだそうです。
飲み物の自動販売機もありました。
みんなが使える洗面台もコンセント付きで良かったです。
22:57 熱海駅を出発|発車標も旅の楽しみ

楽しすぎてあっという間に熱海駅!
約2分の停車時間があったので、ダッシュして発車標のこのかわいい絵文字🚊🌃を撮影…!
列車の夜を楽しむ時間へ

思っていたよりも全然揺れは大きくなく、列車がひたすら闇夜を切り裂いていきます。
普段ならPCにスマホに、何かの画面を見つめている時間なのに、カーブを描いた車窓からひたすら夜景を眺めているといつの間にか時が過ぎていて…
自分だけが起きているような、世界から切り離されたような、不思議な高揚感と安心感に包まれた時間でした。

大大大好きな「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」のお弁当「大漁」
グランスタで買い込んだ駅弁をアテに、晩酌。
ビル群のまばゆいネオンから民家の小さな街頭へ。
キリリと冷えた日本酒も一杯。
全てが最高のツマミでした。
ゆったりとした空間で、いつの間にか眠りについていました…。
【👨✈️元運転士のコメント】
ブレーキの使用は最低限にとどめ、自然な減速で速度を調整することで、「夢」からも「夢見心地」からも覚めさせない運転。
速度制限箇所を完全に把握し、信号現示を読み切り、天候まで頭に入れて運転する――車の運転とは一味違う、運転士の矜持を感じられます!
7:00 起床、岡山駅で名物「瀬戸・出雲」の切り離し作業
7:10頃に岡山駅に到着!
本来であれば6:27到着のはずだったのですが、深夜の大雨の影響で到着が遅れていたのでした…。
私は寝入ってしまっており、全く気づかず。笑
岡山駅では「瀬戸」と「出雲」の切り離し作業が行われます。出雲はそして出雲市駅へ。
この切り離し作業を見たくて早起きする鉄道ファンも多いらしいのですが、瀬戸は切り離し直後すぐ出発するので、車内から出られず…。
これに合わせて何となく起きたものの、特にすることはありませんでした。笑
【コメント】
7:50 瀬戸大橋を通過!ついに四国へ

のそのそと朝の準備をしているうちに、瀬戸大橋を通過!
あいにくの曇り空ではありましたが、それでもオオ~とつい声が出る爽快な眺め!

瀬戸大橋を渡るとついに四国!
8:20 高松駅到着!朝からフル活動できる贅沢&名物うどんへ

本来は7:27着。この日は約50分遅れでの到着となりました。
プシューッと開いたドアから一歩ホームに降り立ったとき。
少し湿り気を帯びた夏の朝の空気と、もう胸がいっぱいな一旅を終えたのにまだ朝という贅沢に、もはやさいなまれていました。笑
もう本当に、心の瞳孔がずっと開いていたような忘れられない一夜と高揚感でした…!

思いがけず、列車に長旅を共にした愛着さえ生まれたような…。笑
私だけでなく、乗客の皆さんたちも寝台で過ごした疲れを感じさせず、むしろどこか誇らしげで、旅の始まりに目を輝かせているようでした!
新幹線や飛行機を使えば、数時間でどこへでも行けてしまう今。
あえて一晩かけて、レールの音に揺られながら朝を迎える寝台特急の旅は、大人になった今だからこそ心に染みる、特別すぎる体験、そして強烈な非日常でした。
移動そのものが最高のエンタメで、贅沢なご褒美時間。
皆さんもぜひ、特別な夜を越えるサンライズの旅を体験してみてください!

高松駅に着いての朝食はもちろんうどん。
創業30年以上、地元の方も多く訪れていた駅近の「味庄」さんのうどんは一晩かけて移動してきた体に染みこむお出汁の美味さでした…!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





























































