いつもご覧いただきありがとうございます。
バイラ読者モデルの中島です。
自宅で過ごすことが増え、生活スタイルも大きく変化した昨今。私にとって、そんな日々に潤いをもたらしてくれるものはやっぱり美味しいものたち・・・。
少し背伸びしてでも一度は食べてみたい、入手困難だからこそ手に入れてみたい、お取り寄せしてでも食べてみたい…!そんな“ご褒美”グルメを、連載形式でご紹介していきたいと思います。
(※更新は不定期)
地道な方法でしか巡り会えない最中
東京でしか買えない人気お土産として必ず名前があがるお菓子の一つに、“空也の最中”があります。
東京に住んでいる方なら、一度は聞いたことや食べたことがあるかもしれません。
店頭か電話での予約販売でしか手に入らないもので(配送はもちろんのこと、通販などもやっていないため)地道な方法でしか巡り会えない最中なんです。
過去に一度だけ購入したことがあるのですが(その時は粘り強く電話をかけて予約まで漕ぎ着けたのですが)あれから5年。
ダメ元で当日の朝に電話をかけてみたところ、なんと6コール目で繋がり、当日予約ができるとの返答が!(涙)
用事がてら受け取りに久しぶりにお店へ。場所は銀座の一等地。1884年創業の老舗和菓子店で、とても趣がある外観です。
運が良ければ直接店頭で購入できることもあるようですが(私の後ろの男性は飛び込みで買えていましたが奇跡的かと…!)事前に電話予約をして欲しい数を抑えておくのが確実です。
開ける前から漂う皮の香ばしさ
空也最中 10ヶ入り/¥1,100(日持ちは一週間)
包装紙で包まれた状態なのに、既に軽く焦がした皮の香ばしい良い香りが。5年前もこの香ばしい香りに感動したことを思い出しました。
10個入を購入しましたが、化粧箱は思ったよりも小さめで、中の最中も一個一個が小ぶりで食べやすいサイズ感。小さな箱にひしめきあっている姿がまた可愛らしい。
こんな風にグルメ記事を書いている私ですが、実は粒餡のお菓子が大の苦手。。(だから和菓子の投稿はしないのですが…)
普段は絶っっ対に最中を口にすることがないのですが、初めてここの最中を食べた時に「え、最中ってこんな美味しいの?」と衝撃が走りました。
皮はパリッと薄めで軽い食感。中の餡はつぶし餡で、粒餡のゴロゴロ感が苦手な私にも、とっても食べやすい。そして、甘すぎて飽きることのない上品な甘さ。
保存料や添加物などは一切使用されておらず、餡や皮一つとっても、非常に丁寧な仕事をされているのが伝わってくる、素材ありのままの真っ直ぐな美味しさ。
この美味しさでこの値段って、本当にいいの?と信じられない気持ちに。
和菓子が大大大好きな夫も、「これは本当に上品な最中で美味しいねぇ…」としみじみ。二人で一日一個!と決めて(意志が弱く、あまりの美味しさに二個食べてしまった日も…)味わいながらいただきました。
誰かにも贈りたくなる、そんな逸品。
このご時世、ネットや通販での予約や配達・発送というスタイルを一切とっていないお店。東京・銀座でしか買えない味。電話をかけて予約、そして足を運ぶ必要が出てきますが、苦労してまで手に入れたい価値がギュッと詰まっています。
空也の最中を手にできた時って、帰り道も気分が高揚していてルンルンしている自分がいるんですよね。ようやく買えた喜びと、あの味をまた堪能できる嬉しさと。
和菓子にこんなにルンルンするだなんて、自分が自分で信じられません…!
もうこの気持ちだけで十分、おうち時間が幸せなものになることは確実。美味しいもののパワーって、本当に、スゴいや。
大切な人への贈り物としても喜ばれる逸品であることは間違いありません。贈る時は予約はお早めに。