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スーパーバイラーズの中島です。
自宅で過ごすことが増え、生活スタイルも大きく変化した昨今。私にとって、そんな日々に潤いをもたらしてくれるものはやっぱり美味しいものたち・・・。
少し背伸びしてでも一度は食べてみたい、入手困難だからこそ手に入れてみたい、お取り寄せしてでも食べてみたい…!そんな“ご褒美”グルメを、連載形式でご紹介していきたいと思います。
(※更新は不定期)
閉店してしまったあのお店のその後
行きたいお店は山ほどあるのに、自分の人生の中で行けるのは、あとどれくらいなのだろう。次はどこへ行こうか?
そんなことを考えながらお店探しをするのが、たまらなく楽しかったりします。
一方で、行きたいリストに保存していたお店がいつの間にか閉店していた…というのも珍しいことではありません。(本当に悲しいことですが、だからこそ後悔のないように一つでも多くのお店に足を運んでおきたい!という心境にさせられます)
今回は、閉店してしまった「ナインストーリーズ」というお店のその後が気になったので調べてみることに。
そこで辿り着いたのが、“ミルフィーユの人”“神ルフィーユ”と称される、石崎優磨シェフでした。
東京・代々木八幡にあるフレンチ店「yumanité (ユマニテ)」。ビルの2階にある、知る人ぞ知るお店といった雰囲気で、扉を開けるのも非常にドキドキでした。
こちらのオーナーシェフをつとめる石崎シェフは、フレンチ店をワンオペ営業されている傍ら、不定期でカフェ営業もされていらっしゃいます。
ナインストーリーズ時代に食べることが叶わなかったミルフィーユは、現在こちらのカフェでいただくことができるんです。
なんとか私も、この夏ラストの桃カフェ営業に滑り込むことが叶いました…!(カフェは事前予約制、不定期。詳しくはお店のInstagramをご確認ください)
自家製の発酵ドリンクを飲みながら待っていたのですが、8種類ほど用意がある中からどの味にしようか選ぶ時間も非常にたのしいものでした。
この発酵ドリンクがまた素晴らしく神がかっていたので、行かれた際は頼むことを強くオススメします…!(写真はエルダーフラワー)
念願の“神ルフィーユ”とご対面♡
そして…ついに!!
お待ちかねの「桃丸ミルフィーユ」が降臨。
“キターーッッ!”(心の声)
これが噂の“神ルフィーユ”であります。う、美しい……。
立派な桃を贅沢にまるごと一個使用。インパクトも絶大。
桃の姿はまるで、舞台の上でスポットライトを一身に浴びたかのよう。フルーツの中でも、ひときわフォルム・色ともに愛くるしさを放つ桃ですが、うっとり見つめてしまったほど。
桃からこんなにも色気を感じたことが今まであっただろうか・・・(いや、ない。)
このシズル感は反則です…
桃の下には、カラフルなお花が散りばめられたミルフィーユ。触れる前から、サクサクであることが伝わるこのビジュアル…!
壊してしまうのが躊躇われる美しさで、まるで芸術作品を観賞しているかのような気持ちにさせられます。
意を決してナイフを入れると、ザクッ、じゅるっとした感触。はあ〜〜なんてみずみずしい桃なのでしょう。
そして中からは、クリームチーズが“こんにちは”。
登場シーン以上の盛り上がりポイント、まさにハイライトシーンは間違いなくここですね!くぅ〜っ、たまらん・・・
みずみずしい桃。滑らかなクリームチーズ。サッッックサクのミルフィーユ。(あんなにサッッックサクなのは人生初でした)そこに花を添えるアールグレイクリームに、さっぱりとした酸味のあるクリーム(フランボワーズだったかな?)。なんと豪華な共演…!
発酵ドリンクとのマリアージュも完璧で、「おお〜っ」という感動が押し寄せては消えることはなく。ひたすら押し寄せ続けた、感動の波。
気が付くと目の前から桃丸ミルフィーユは消えていた…寂しすぎる。おいしいものを食べるときって、なんでああも一瞬なのか。
これぞまさにご褒美グルメ!
こんなにも贅沢な一皿(ミルフィーユ/2,000円)を堪能できる濃密な時間、自分を喜ばせるためのご褒美にも相応しいものでした。
(カウンターオンリーのシックな空間にもドキドキ。目の前でシェフご本人の姿も拝めますよ)
桃は終了していますが、季節ごとに変わるミルフィーユやパフェメニューも魅力的で、叶うことなら季節を変えて何度でも訪れたいものです…!
お店へ足を運ぶのが難しい方には、不定期ですがお取り寄せもあるようなので(焼菓子も絶品なんです!)ぜひ、石崎シェフのSNSを覗いてみてくださいね。