こんにちは、いつも読んでいただきありがとうございます。
最近通勤時間が増えてきて、週に1冊は読んでいる大和田です。
今回は、何度読んでも温かい気持ちになる『憧れのまほうつかい』をご紹介します。
さくらももこ『憧れのまほうつかい』 新潮社
このエッセイは漫画家のさくらももこさんが執筆した作品です。さくらさんと言えば漫画の「ちびまる子ちゃん」ですよね。でも、漫画以外にもたくさんのエッセイを書かれていて「もものかんづめ」「さくらえび」「たいのおかしら」などは私のお気に入りです。
そして、さくらももこ展が11月12日の高松市美術館を皮切りに横浜、静岡、神戸と4ヶ所で開催されます。この巡回展覧会がきっかけでさくらももこの再ブームがくるのでは?!と思っています。
本の紹介
今回ご紹介させていただく「憧れの魔法使い」はさくらさんが17才の時に出会った一冊の本から始まります。
イギリスの絵本作家エロール・ル・カイン。彼は『イメージの魔術師』と称され、その作品は繊細で緻密に描かれています。また、彼はブラックユーモアのグリム童話も好みました。
このエッセイの中には、さくらさんの将来の夢であったイラストレーターを諦めたのはル・カイン作品に圧倒されたから、などの逸話も書かれています。
そんなさくらさんが彼の事をもっと知りたいと思い、彼が住んでいたイギリスに旅立ちます。しかし、そこはあのまる子ちゃんの作者、爆笑珍道中なのです。イラストも満載なのでぜひ手に取ってみてください。