読者のクローゼット改造企画が毎回大人気のスタイリスト吉村友希さん。この夏の吉村さん自身のワードローブはたった10着! 本当に好きな服だけを集めたから、コーデに悩むことはないのだそう。そんな彼女のワードローブから、クローゼットづくりのヒントをもらおう!
スタイリスト
吉村友希さん
BAILAのほか、多くの女性誌や広告、カタログで活躍中の人気スタイリスト。ベーシックアイテムを軸に、トレンド感をほどよく加味したリアルなスタイリングにファンも多い。的確な視点と丁寧なカウンセリングで読者のリアルワードローブを見直す「クローゼット改造」企画も毎回大人気!
A.ドゥーズィエム クラスのノースリーブTシャツ
ゆるめシルエットで腕が細見え
「去年までは袖のあるTシャツばかり着ていたのですが今季は腕を出したい気分に。肩がむき出しにならないデザインが大人向きです」(吉村さん・以下同)
B.スティーブン アランのボルドーTシャツ
こっくり色が今の気分にマッチ
「しなやかなウール素材を使っているので、カジュアルになりすぎません。こっくりとしたボルドーは無難に見えず、手持ちのボトムとも好バランスです」
C.ウィム ガゼットのカーディガン
着ても巻いてもサマになる名脇役
「リブ仕立てで表情があるので、どんな取り入れ方をしてもポイントになります。ショート丈は流行の太めパンツはもちろんロングスカートとも相性抜群」
D.エディションのタンクトップ
今どき感を醸し出せるアメスリ
「この夏気になっているアメリカンスリーブに挑戦。首が詰まっている半面、肩がしっかり出るのでレイヤードをしても抜け感のある着こなしができます」
E.サクラのロングジレ
重ねるだけで簡単にこなれ見え
「あっさり見えがちな夏のワンツーコーデをおしゃれに見せてくれます。ロング丈が腰まわりをカバーしつつIラインを強調するのでスタイルアップも!」
F.CP SHADESのキャミワンピース
レイヤードに大活躍のMY定番
「上にも下にも重ねられるキャミワンピは大好きなアイテム。ワッシャー加工が施されているので、シワを気にせず気楽に着られるところがお気に入り」
G.ebureのフレアスカート
さりげない華やぎが欲しい日に
「毎年、スカートはフレアとタイト、二つのシルエットを押さえています。動くたびにふわりと揺れるフレアスカートなら、Tシャツ合わせも華やかに」
H.オーラリーのチェック柄スカート
タイトラインでチェックを女っぽく
「ストンとしたシルエットやバックスリットのおかげで女っぽいムードで楽しめます。多色使いのチェックなので合わせるトップスの色に悩みません」
I.ウィム ガゼットのレザーハーフパンツ
ひざが隠れるからきれいめに使える
「ひざ上のショートパンツをはく勇気が出ない私にぴったりなハーフ丈。上質なレザーやセンターシーム入りの端正なデザインが大人っぽくて好きです」
J.08sircusの裾絞りパンツ
コーデを格上げする注目デザイン
「裾がしぼられたパンツは、この夏絶対に取り入れたいと思っていたアイテム。シャリ感があってはき心地がいい上、濃厚なグリーンが着こなしを新鮮に」
撮影/魚地武大〈TENT〉 取材・原文/野崎久実子 ※この特集で紹介しているアイテムはすべて吉村さんの私物です。 ※BAILA2022年9月号掲載