ライターが「これは今、本気で使える!」と実感した優秀アイテムを紹介する連載【読む試着室】。
ただの紹介ではなく、実際に履いて・動いて・試してわかった「リアルな使い心地」や「見た目の印象」まで徹底レビュー。サイズ感や素材感など、気になるポイントは編集部が独自に調査&細部の写真とともに、読者が“手に取るようにわかる”ようお届けします!
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トレンドもおさえて、履きやすい。ワシントン靴店「W」の万能フラットシューズをレビュー!
ワシントン靴店「トリプルストラップフラットシューズ」¥16500

今季トレンドのメリージェーン。フラットなボディに華奢なストラップが可愛いですが、履くなら履きやすさも重視したいですよね。今回は、そんな人にもおすすめしたい「トリプルストラップフラットシューズ」(¥16500)のご紹介です。
「トレンドのメリージェーン、いろいろあって選べない」「可愛さも欲しいけど上品さも欲しい」「ストラップの部分が履きにくそう……」という声も聞こえてきそうですが、実際のところは? では早速見てみましょう。
トリプルストラップフラットシューズの「細部」に注目!

今回レビューするのは、トリプルストラップフラットシューズのシルバー、23.0cm。ワシントン靴店で今年の3月より展開が始まった、都会の洗練されたライフスタイルを提案する女性向けシューズライン「W」より、一見クラシックなのに、足もとがパッと華やぐ。そんな絶妙な“甘さと大人っぽさ”を両立してくれる一足に注目しました。
素材・質感:光沢を抑えたメタリック+合成皮革ベースでほどよい品格

「トリプルストラップフラットシューズ」は、表面にメタリック調の加工が施された合成皮革素材。シルバーながら少しマットな印象もあって、上品な輝きに抑えられています。指で触れるとやや張りのある質感ながら、屈曲性があり、歩くときも素材が柔らかく足の動きについてきます。表面のきめ細かい加工や縫い目の美しさも、さすが老舗ブランドと感じる仕上がりです。
色み:シルバーの控えめな輝きが品よくアクセントになる

“シルバー=派手”というイメージを覆す、落ち着きのある光沢感。光を柔らかく反射する程度の輝きなので、オフィススタイルにも浮かずになじみます。ストラップの金具も同色なので、ポイントになりながらも主張は強すぎずまとまりのあるデザインです。ホワイトやグレー、ベージュ系のボトムスと合わせると軽やかに映え、ブラックやネイビーに合わせればコーデのアクセントになる一足です。
ちなみにこちらは、シルバーのほかにブラック・ベージュ・レッドといった展開もあります。ベーシックに使うならブラック、春夏の足もとを軽く見せたいならベージュ、さし色として個性を出すならレッドも素敵。コーデのトーンに合わせて選び分けたくなるカラーバリエーションです。ちなみに、シルバー以外の金具はゴールドです。

デザイン:三本ストラップで足もとに華やかさを演出

三本の細めストラップが甲のラインをキレイに見せ、フラットながら華やかさをプラス。小さなバックルがクラシックな雰囲気を添えており、シンプルコーデにも映えます。よく見るとストラップには裏あてがあり、締めても痛くなりにくい設計。さらに金具部分近くを見るとわかるようにゴム仕様なので、ベルトを外さずに履けます(いちばん足首に近いベルトだけフックになっており、外すことが可能です)。

つま先はやや丸みのあるスクエアトゥで、可愛らしさとモードさ、履きやすさのバランスがちょうどいい。かかと部分の高さもしっかりあり、フラットでも安定したシルエットを保ってくれます。全体のボリュームが控えめなので、ワイドパンツやロングスカートに合わせても重くならず、足もとに“抜け”を出せるのが魅力。レディなストラップシューズながら、どこか軽やかでモードな印象も併せ持っています。
歩きやすさ・履き心地:軽さとソールの安定性が安心感を支える

実際に履いてみて感じたのは、驚くほどの軽さと安定感。まず、インソールのクッションが足裏のアーチを支えてくれるため、歩行時の着地もスムーズです。

アウトソールもしっかりしていて、地面の衝撃をほどよく吸収してくれます。ストラップによるホールド感があるおかげで、足が前滑りしないので、長時間歩いても疲れにくそう。靴底も滑りにくい素材で、駅構内やショッピングモールの床でも安心感あり。ヒールがない分、重心が安定していて、ぺたんこ靴にありがちな“かかとの痛み”もほとんど感じませんでした。

合成皮革の本体も柔らかく、インソール・アウトソールも柔軟性があるので、曲げるとこのとおりしなやか。足を踏み込むときに負担が少ないのがわかります。
サイズ感:普段〜1サイズ小さくても履けるかも。柔らか素材&ストラップ調整で安心
普段24.0cmを履いている私が今回履いたのは、サンプルの都合で23.0cm。結果、窮屈な感じはありますが履けました。本体の生地的に、繰り返し履いていると柔らかくなってきそうな印象もあったので、もしかしたら普段より1サイズ小さめを選んだ方がなじむ人もいるかも。ちなみに別カラーで24.0cmを試したらすんなり履けたので、オンラインで買うなど不安がある人は普段どおりのサイズを選んで問題なさそうです。
多少サイズに余裕があっても、三本の調整可能なストラップが甲全体を優しくホールドしてくれるため、足が中で動かず、フラットシューズ特有の“パカパカ感”の心配もなし。ジャストサイズなら、薄手の靴下を合わせてもちょうどいい印象でした。幅広・甲高さんでも調整しやすい構造なので、サイズ選びがしやすいと思います。
トリプルストラップフラットシューズの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で履かずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! このあとコーディネートでも提案時に履いている23.0cmの数値なので、写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ワシントン靴店が提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
長さ(かかと〜足先のいちばん長い部分):約24cm

トゥに余裕が出るため、表記より大きめです。
幅(親指のつけ根あたり):約7.5cm

細めですがあくまでアウトソールの幅の数値なので、着用感はそこまで窮屈ではありません。
高さ:(ヒール)約1cm、(間口まで)約7cm

フラットシューズですがアウトソールのかかと部分は少し厚みがあるので疲れにくい設計。かかとをしっかり覆うので、歩いていてもパカパカとならないです。
アイテムのスペックがわかったということで、実際履いてみるとどんな感じか? パンツコーデに合わせてみました。
トリプルストラップフラットシューズの23.0cmを「履いてみた」!
ディテールはわかりましたが、コーデに合わせると……? ということで、ジーンズスタイルに取り入れてみました。
普段から靴は基本的に24.0cmを履いている162cmのライターが、23.0cmを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
デニムスタイルもワンポイントアクセントがきいてキレイめに着られる

着用者:身長162㎝
シューズ/トリプルストラップフラットシューズ(¥16500)
ニット、インナー、パンツ/私物
私物以外ワシントン靴店
見るからにキレイめフラットシューズなのでラフなコーデには取り入れにくいと思いきや、デニムにマッチ! 足の甲が見えるデザインなので、フルレングスのボトムを合わせてもほどよく肌見せが叶います。ストラップのデザインがキャッチーで、服がシンプルでも華やかさをプラスしてくれるので、バランスが取りやすいのもポイントでした。
【結論】クラシック×モダン。秋冬もこれで“映える足もと”に

「トリプルストラップフラットシューズ」は、甘すぎず上品に履ける大人のメリージェーン。ストラップデザインの可愛らしさを残しつつ、シルバーの控えめなツヤでモード感をプラス。コーデを選ばず、パンツにもスカートにも合う万能さが魅力です。なにより、履き心地が軽く、ストラップでホールドされる安心感があるので、長時間の外出でも疲れにくそうなのが嬉しいポイント。「ぺたんこ靴=カジュアル」ではなく、“キレイめにも使える一足”を探している人にぜひおすすめしたいシューズです。





























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