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今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って?  おしゃれスタイリスト&ライターが解説

今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って? おしゃれスタイリスト&ライターが解説

甘さや華やぎに頼らず、シルエットや素材、着こなしのさじ加減でつくる研ぎ澄まされたたたずまい。それをBAILAは「低温モノトーン」と命名! 余裕ある30代に捧ぐ、シンプルだけど絵になる定番色コーデの磨き方を、ライター&スタイリストに聞きました。

 加藤かすみさん

スタイリスト

加藤かすみさん


雑誌や広告など、幅広い分野で活躍。センスと理論を備えた着こなし術に定評があり、モノトーンをこよなく愛することでも知られる。

 榎本洋子さん

ライター

榎本洋子さん


BAILAライター歴10年。キャッチーなアイテムを好む一方、当企画を通して低温モノトーンに開眼。目下自分らしい着こなしを探究中。

シャープで女っぽくて、抜け感たっぷり。今着たいのは、そんな“低温モノトーン”

榎本 BAILAのバックナンバーで2010年代のモノトーン特集を見ると、ベーシック軸ですっきりしていて、今見ても素敵。

加藤 シルエットや丈感、小物のテンションは違うけど、プレーンなカーデやスラックスなど、アイテム自体は普遍的で、今のBAILAでもよく見るものばかりですよね。

榎本 一転してコロナ禍後には、着飾って出かけたいという気分が高まって、わかりやすくドラマチックなデザインや糖度高めなモノトーン特集が主流に。そんな盛り期を経て、最近は、周囲の人やSNSを見ていても、ベーシックに回帰している気がします。

加藤 特に働く30代はそうなんじゃない? 先輩からも後輩からも目に留まる世代は、気張ってないけどセンスがいい、そんなたたずまいが理想だと思うんです。それが着慣れたモノトーンでかなうなら、無理なく自分らしくいられるんじゃないかな。

榎本 でもね、かすみさん。下手すると“なんだかフツー”になりかねない(笑)。

加藤 ごまかしのきかない色だからこそ、素材やシルエット、肌の見せ方は大事!

榎本 それは今回の撮影でひしひしと感じました。シンプルカットソーだけどパワショル、ツヤっぽい質感、繊細な肌見せまで。オーバーコートをバサッと羽織る雰囲気や、今季多くのラグジュアリーブランドが提案して再注目の細身パンツを使ったコーデも新鮮で。

加藤 そういうシャープさや抜け感が、低温モノトーンの核になっています。フォルムを新しくしたり、裾や袖のあしらいを変えたり、レイヤードしたり。“どう着るか”次第で、盛らずに今っぽさはつくれるからご安心を。

榎本 ヘアメイクやネイルまで含めてトータルで考えると、同じモノトーンでも全然違って見えますよね。服同様、カラーレスでモダンなメイクやニュアンスヘア、ダスティなネイルとかね。意識は行き届いてるけど、あからさまじゃない人って、知性を感じません?

加藤 同感。ちなみに小物も、たくさん足す必要はなくて。いつものバッグを無造作に抱えるだけでこなれるし、お気に入りの時計と細いバングルだけの潔い合わせ方が、その人らしさにつながることもある。持ち方ひとつ、つけ方ひとつにこだわりがあれば、それがちゃんとスタイルになるんです。“盛らない”って、ただ引き算することじゃなくて、“なにを残すかを選ぶこと”だと思います。

榎本 華やかさは量より質。小さなこだわりを積み重ねることで、なんだか洒落てる、なんだか女っぽい、なんだか◯◯さんっぽい。そんなムードが生まれるんですね。

加藤 そのとおり! しっかり意思はあるけど、相手が構えないくらいの温度感=低温モノトーンが、今の働く30代にはちょうどいいと思います。

back number

2010年代

2014年 4月号

2014年4月号

2017年 5月号

2017年5月号

コロナ禍後、ドラマチックなデザインや糖度高めなモノトーン特集が主流に

2023年7月号

2023年7月号

現在、ベーシックに回帰!

2026年 7月号

2026年7月号

今、着たい“低温モノトーン”って、こんな着こなし!

シンプルを恐れないで。自分らしい着こなしを最高のスパイスに!——by Yoko

今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って?  おしゃれスタイリスト&ライターが解説_5

黒のスリムパンツで逆三角形のメリハリをつけ、まろやかな白をかっこよく。スタイルアップ効果も抜群。コート¥94600・靴¥41800(トニー ビアンコ)/デ・プレ シャツ¥26400/プランクプロジェクト 青山店(プランクプロジェクト) パンツ¥23100(マルティニーク)・バッグ¥82500(メゾンカナウ)/マルティニーク ルミネ横浜 時計¥29700/シチズンお客様時計相談室(シチズン キー) バングル¥63800/エルディスト ショールーム(バー ジュエリー) メガネ¥49500/ソスト(カーニー) 

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今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って?  おしゃれスタイリスト&ライターが解説_9

盛らないからこそ洗練される一歩抜けた洒落感は細部に宿ります。——by Kasumi

今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って?  おしゃれスタイリスト&ライターが解説_10

黒軸のメンズライクなボリュームに体を泳がせると、かえって女らしさが際立つ。つやめく薄底スニーカーで、シックにこなれて。コート¥46200/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) カットソー¥24200/バウト パンツ¥55000/サヴィル サヴィ ネックレス¥37400(バー ジュエリー)・バッグ¥53900(プンティ)/エルディスト ショールーム リング¥96800/エスケーパーズ アナザーワールド(ザ レタリング) 靴¥16500/アシックスジャパン(アシックス)

今一番洒落て見える、「低温モノトーン」って?  おしゃれスタイリスト&ライターが解説_11
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撮影/金谷章平(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/廣瀬浩介〈UM〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/土屋巴瑞季 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2026年12月号掲載

BAILA編集部

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30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。

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