白Tシャツやキャミワンピースといった夏服を、お盆を過ぎても新鮮に着られる方法をスタイリストの佐藤佳菜子さんに伺いました! それぞれのアイテムを使って、涼しげに夏を満喫する「お盆前」→暑くてもちょっと気分を変えたい「お盆」→秋の気分を取り入れたい「お盆後」の3コーディネートをお届け。
8月~9月の白Tシャツコーデ
【8月上旬の白Tシャツコーデ】は、手抜き感のない白のワントーンで

ほどよい肌見せが大人カジュアルの掟
Tシャツ¥16500/ボーダーズ アット バルコニー パンツ¥20900/ロペ サングラス¥47300/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥80300・靴¥48400/トリー バーチ ジャパン(トリー バーチ)
夏真っ盛りには、やっぱり白Tとパンツのワンツーコーデ。もちろん楽ちんなのだけど、手抜きしてる風には見せたくない。そんな時のルールは簡単、「ボトムも小物も同じ色」と佐藤さん。ワントーンでまとめるだけで、ひと手間おしゃれに気をかけてる大人になれちゃう不思議。
タイトめTシャツには、ぷかっとしたクロップドのコットンパンツとスポサンを。上下のシルエットにメリハリがあり、背中や手首&足首の肌感を見せることで、盛らなくても、洒落感たっぷり!

〈着こなしクローズアップ!〉レザートリミングのクリアバッグで、真夏のテンションUP
白で揃えるバッグなら、夏ならではのクリアなPVC素材。「レザートリミングにモノグラムプリントを施した巾着ショルダーバッグだから、チープに見えずカジュアルを格上げ」。
【8月下旬の白Tシャツコーデ】は攻守チェンジ。旬なビスチェの合わせアイテムとして

気分を変えるトレンドアイテムの受け止め役には、白T最強!
Tシャツ¥16500/ボーダーズ アット バルコニー セットアップ(ビスチェとスカート)¥41800/コエル ピアス¥132000/マリハ バッグ¥34452/ムシンサ グローバル ストア(マージシャーウッド) 靴¥179300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
8月中旬って、おでかけイベントもセールもあるから、おしゃれをちょっとブーストしたくなる。例えば、トレンド感あるビスチェのセットアップをワードローブに投入するならこんなタイミング。プレーンな白Tシャツは、そんな時に「あって良かった」な相手役。
ショート丈のビスチェとふんわりスカートのセットは、涼やかでほどよく甘いムード。白Tシャツをインに挟むことで、肩の力の抜けた余裕のある空気感が生まれる。レイヤードするならシンプルに、が大人っぽい。

〈着こなしクローズアップ!〉シャープな黒のレザー小物で差をつけて
お盆のコーデでは、サンダルと夏バッグも「ひと休み」。ヒールパンプスとモダンなフォルムのレザーバッグのセットで、ちょっと背筋を伸ばして端正に。ゆるくなりがちな晩夏のおしゃれこそ、辛口エレガントな小物で引き締めて、差をつけて。
【9月上旬の白Tシャツコーデ】は、シャツを羽織って、バックトゥベーシック

ネイビーのシアーシャツを羽織って、残暑も爽やか
Tシャツ¥16500/ボーダーズ アット バルコニー シャツ¥20900/ロペ パンツ¥39600/デパリエ ニュウマン 新宿店(デパリエ) ピアス¥30800・ネックレス¥24200/マリハ バッグ¥15950/アンソロジー(アド カラム) 靴下¥3960/真下商事(パンセレラ) 靴¥194700/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
白Tにさらりとシャツを羽織り、イージーパンツで好感度の高いカジュアルに。楽ちんでボーイッシュだけど、透けるシャツとシャリ感のあるパンツの素材感も相まって、クリーンに着こなせる。
「夏の終わりのTシャツの着こなしは、“おしゃれの夏バテ”を感じさせないように、ちょっときれいめに仕上げると好印象」と佐藤さん。ユニフォームライクなネイビーと白の配色も、ほんのり端正で目に涼しげ。イメージが自在に変わる白Tの”シーズンオフ”はまだまだ先になりそう!

〈着こなしクローズアップ!〉白Tがほんのり透ける素材感
ネイビーシャツは軽やかな透け感のラミーリネン素材。ネイビーでも重たく見えず、インに着ているTシャツのボディが上品に透けて見える。コンパクトなフィット感のある白Tに合わせるなら、サイジングはジャストなシャツを選ぶとスマートな印象。
【着回した白Tシャツは】ボーダーズアットバルコニー

Tシャツ¥16500/ボーダーズ アット バルコニー
2023年夏の「推し白T」は、体にほどよくフィットするボートネックT。背中がU字に開いたシルエットで、5分丈で細身の袖もポイント。1枚で着ると体のラインがきれいに出て、インにしても他のアイテムを邪魔しないところが使えるポイント!
8月~9月のブルーシャツコーデ
【8月上旬のブルーシャツコーデ】は、ショートパンツで涼しげ&今っぽく

ゆるすぎない印象が魅力の水色×黒の配色
シャツ¥28600/グラフペーパー 中に着ているブラウス¥15400/ロペ パンツ¥33000/ル ブーケ ネックレス¥28600/マリハ バッグ¥37400/アンソロジー(トーヴ) 靴下¥3960/真下商事(パンセレラ) 靴¥155100/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
「旬のショートパンツを街でさらりと着こなすなら、バカンスムードとは縁を切りましょう。そんな時こそシャツの出番です」と佐藤さん。
ボーイッシュで軽快なカジュアル感はキープしつつ、トラッドなアイテムできれいめに寄せていくのが真夏コーデのポイント。足元もあえてサンダルではなく、ソックスでまとめて。
さらに注目したいワザは、ブルー×ブラックの配色のリフレイン。クリアな水色に締め色の黒は、全体の印象をきりりと涼やかにしてくれる。

〈着こなしクローズアップ!〉「襟を抜かずに羽織る!」これが真夏の新常識
うなじを見せてゆるく羽織るのを「やめてみる」。パリッとしたバンドカラーシャツのテイストにはぴったりだし、それだけで鮮度UP
【8月下旬のブルーシャツコーデ】は、あえてワンツーコーデ。小技を効かせて抜け感をプラス

ビッグシャツを今っぽい丈短バランスにブラウジング
シャツ¥28600/グラフペーパー パンツ¥42900/エイトン青山(エイトン) ピアス¥99000・ネックレス¥41800/マリハ バッグ¥183700・靴¥165000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
シャツの裾を結んでコンパクトにブラウジング! 上半身がすっきりして、ボトムのイージーなシャカパン&ごつめスニーカーにぴったりの新鮮バランスに。
「ビッグシャツがずっと流行っていたけれど、着方を変えることでちょっと気分転換」と佐藤さん。「襟元は上まで留めて、裾しぼりパンツのやんちゃなムードを、上品に受け流してみましょう」
新顔ボトムを手持ちアイテムでいち早く取り入れるワザは、お盆の後から秋の橋渡しの時期にぴったり!

〈着こなしクローズアップ!〉襟元はきちんと留めて、小粒のパールネックレスをオン
小粒のパールネックレスが効いてくる。端正に上までボタンを留めたシャツに、ちらりとのぞかせて品よく。ラフなヘアスタイルにもお似合い
【9月上旬のブルーシャツコーデ】は、スウェットのインに着て、鮮やかな色を楽しむ

重ね着が楽しくなる季節に向けて、ブルーシャツはまだまだずっと活躍!
シャツ¥28600/グラフペーパー スウェット¥28600/エスストア(シー) スカート¥41800/デパリエ ニュウマン 新宿店(デパリエ) バッグ¥41800/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥59400/エスケーパーズオンライン(へリュー) 靴下/スタイリスト私物
クリアなブルーの発色を、グリーンのプリーツスカートに合わせてフレッシュに。ほんのりレトロなロゴスウェットが抜け感を作って、可愛げたっぷりのカジュアルが完成。
「ニットの上に羽織ったり、1枚で端正に着こなしたりと、この先の活用法は無限。スウェットのインに着るときは“差し色“的な活躍を期待したいので、襟元はボタン1個分開け、裾や袖は出しすぎない、など、ちょっとずつの分量調整が”上級者感”を醸し出します」

〈着こなしクローズアップ!〉シアーソックス&トラッドサンダルで足元にも秋の風
夏から秋へのスイッチシーズンにこそ楽しめる、ソックス×サンダルのレイヤード。シャツのトラッド感に合わせたレザーサンダルに、透け感のあるラメをポイント使いしてこなれた印象に。
【着回したブルーシャツは】グラフペーパー

シャツ¥28600/グラフペーパー
シンプルなバンドカラー、ゆったりした袖まわり、ほどよいハリの素材感などユニセックスなデザインで、、飽きのこない端正なシャツ。ユニフォームライクな濃い水色の発色も、今の気分にマッチする。
8月~9月のキャミワンピコーデ
【8月上旬のキャミワンピコーデ】は、グレーのグラデーションでほどよくモードなカジュアルに

小物までグレーのニュアンスで揃えれば、自然なこなれ感!
ワンピース¥64900/エイトン青山(エイトン) カットソー¥9350/サードマガジン サングラス¥15400/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(ステータス アングザエティー) 首に下げているマルチケース¥15400/ヴァジックジャパン(ヴァジック) バッグ¥71500/ショールーム セッション(へリュー) 靴¥20900/バロックジャパンリミテッド(スタッカート) 帽子/スタイリスト私物
猛暑のシーズンにおすすめしたい、清涼感あるベースカラーのグレー。大人らしくカジュアルをこなすのにもぴったり。
「キャミワンピの肩紐を調整し、マキシ丈のジャンスカ風に着こなすのがグッドバランス。インのノースリT、キャップやバッグなどの小物もグレーのワントーンに」
まとまりのあるコーデは、それだけで上級者っぽくて素敵。夏だけど“浮かれ過ぎない”ワンピの着こなしが、簡単に実現!

〈着こなしクローズアップ!〉シーズン問わず使えるアイシーカラーのレザー小物
暑い時ってレザーバッグですら重たい印象になる。だからと言って、白レザーって結構真夏限定…? クールなライトグレーのレザーアイテムなら、この先もずっと活躍! カジュアルにもきれいめにも合わせやすいのも嬉しい。
【8月下旬のキャミワンピコーデ】は、さらっと羽織りがサマになる、シックな肌見せで

楽ちんだけど好印象。TPOを選ばないジャケットとの合わせ方
ワンピース¥64900/エイトン青山(エイトン) ジャケット¥52800/サードマガジン メガネ¥42900/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥22000・ネックレス¥22000/マリハ バッグ¥48400/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥30800/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店(ファビオ ルスコーニ)
「Iラインシルエット、しかも上質感のある素材のシンプルなキャミワンピなら、1枚で着て半袖ジャケットのインに。控えめなトーンでエレガントな印象になります」と佐藤さん。
オンもオフも、すっきりと爽やかな印象で着こなせる真夏の簡単コーデ。ベージュのリネンジャケットに、ブラウンの靴とバッグを合わせるところも、ほんのりトラッドを感じさせて、素敵。

〈着こなしクローズアップ!〉デコルテを見せて、重ね着でも軽やかな印象キープ
お盆を過ぎたら、おしゃれは少しきれいめにシフトしたい。だけど気温は高いまま…そんな時はキャミワンピを一枚で。肌見せもあくまでクリーンに決まるデザインだから、ヘルシーな印象キープ。
【9月上旬のキャミワンピコーデ】は、定番のレイヤードにプラスアルファの新鮮味を

秋の色、秋の小物をトッピングして、気分をリフレッシュ
ワンピース¥64900・巻いているスウェット¥39600/エイトン青山(エイトン) Tシャツ(2枚セット)¥9900/コエル シングルピアス¥60500/マリハ バッグ¥51700/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴下¥3520/真下商事(パンセレラ) 靴¥70400/ショールーム セッション(へリュー)
「フィット感ある白Tシャツとのレイヤードは、安心感ある定番コーデ。いつもの組み合わせ、だからこそ、旬を盛りこめるベースとしても最適なのです」と佐藤さん。
まずは足元をローファー&ソックスにチェンジ。これだけでグッドガールな雰囲気が加わり、がらっとイメチェン。さらに深いグリーンのスウェットを斜めに肩がけするだけで、こなれた秋ムードをアピールできる。
「あれこれ悩まずにサマになるし、だからみんなも同じように着こなしがちなセットコーデって、ちょっとの差が際立ちます。マイナーチェンジでも効果絶大!」

〈着こなしクローズアップ!〉揺れるピアスとタイトなヘアで、名残の夏っぽさをミックス
顔まわりには、バランスよく軽やかなニュアンスを加えて。揺れるピアスの繊細なムードと、ほんのりつややかに仕上げたタイトなダウンヘアは、涼しげで女性らしい。
【着回したキャミワンピは】エイトン

ワンピース¥64900/エイトン青山(エイトン)
上質素材とシルエットにこだわりのある人気ブランドのキャミワンピ。「どこから見てもさすがの美しさ。裾のカッティングや繊細なストラップ、バックスタイルなど、どこもエレガント!」と佐藤さんも激賞。
8月~9月の黒パンツコーデ
【8月上旬の黒パンツコーデ】は、潔くて細見えするオールブラックで

Iラインのすっきりシルエットで、涼しげで凛とした印象
パンツ¥17930・ブラウス¥13970/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ピアス¥26400・ネックレス¥23100/マリハ バッグ¥27527/ムシンサ グローバル ストア(マージシャーウッド) 靴¥28600/シシ
上下を黒のワントーンでコーディネートすれば、セットアップやオールインワン風。もちろん最強の引き締め色だから、スタイルアップ効果も見逃せない。
オール黒でも暑苦しく見えないコツを佐藤さんが伝授。「トップスは肌見せの面積がちょい広いアメリカンスリーブ。そして、パンツもハイウェストのテーパード。メリハリがあるからすっきり、涼しげ。それぞれのアイテム選びに気を抜かないことで、後のコーデが楽になります(笑)」
肩や足首の肌見せ、キュッとくびれたウェストが、大人らしい上質な洒落感を演出!

〈着こなしクローズアップ!〉アクセはシルバー。定番だけど夏の黒に映える
耳元の小ぶりピアスと細身のチェーンネックレスをトッピング。軽やかなボリュームのクールなきらめきは、コーデにさっと涼風を漂わせてくれる
【8月下旬の黒パンツコーデ】は、シンプルなのに「盛れてる」印象が作れるモノトーンで

真夏のおでかけにぴったり。ドレッシーなフリルブラウスを主役に
パンツ¥17930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ブラウス¥28600/シーニュ リング(右手 人さし指)¥148500・(右手 薬指)¥187000・(左手 人さし指)¥198000・(左手 中指)¥198000/イセタンサローネ東京(カラットアー) バッグ¥13750/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(アコック) 靴¥33000/ベイジュ(ピッピシック)
猛暑の時期のお出かけコーデ、"手抜き”も"盛りすぎ”も避けたいけれどどうすればいい? 佐藤さんの答えは…
「ワンツーでも手抜きに見せないコツは1枚でデザイン性の高いフリルブラウスを合わせること。盛りすぎを回避するのにぴったりなのは、フレンチシックに仕上がるモノトーンコーデです。どちらも頼れるのは、シンプルな黒パンツ。懐が深く、シンプルでもほどよくドレッシーに仕上がります」
女子会やディナーにぴったりの、盛れてるコーデが即完成!

〈着こなしクローズアップ!〉 リングの重ねづけは、接近戦にぴったりの華やかさ
「アクセをじゃらじゃら重ねるのは暑苦しい? いいえ、リングならいくら盛ってもこってりした印象にならないし、なにより楽しい!」遊び心のある手元は、気分を高揚させてくれる!
【9月上旬の黒パンツコーデ】は、真夏の余韻を残すレディライクなムードに、Gジャンをプラス

体感の涼しさはキープしつつ、デニムを1点差して、次の季節を先取り
パンツ¥17930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ブラウス¥56000・ジャケット¥72000/イザベル マラン(マラン エトワール) サングラス¥46200/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥30800/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(ブリー レオン) 靴¥155100/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
まだまだ残暑が厳しい9月は、デコルテのあいた薄手ブラウスで体感気温はちょうどいい感じ。「そのかわり、黒パンツと同じく黒ベースのフラワープリントを選んで、晩夏らしいシックな甘さを」と佐藤さん。
さらに、デニムジャケットをさらりと肩掛けすることで、夏から秋へとカジュアルをほんの少しシフトチェンジ。
「ブラウスのギャザーや、柄とサングラスで効かせたピンクなど、ほどよい甘さも秋を予感させて」

〈着こなしクローズアップ!〉 アクセ感覚の光沢ミニバッグでちょいレディに
「ノットをつなげたようなボリュームストラップが気になります」と佐藤さん。遊び心あるミニバッグをアクセントにオン。同じブラックでも素材の質感を変えることで洒落たニュアンスが加わる。
【着回した黒パンツは】アンクレイヴ ホワイト

パンツ¥17930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト)
「美脚に見える永遠の定番、ハイウェストのテーパードパンツはアップデートも欠かさずに。ベルトが太めで、フロントのラップデザインでお腹まわりをカバーしてくれる。考え抜かれた黒パンツです」と絶賛!
8月~9月のフレアスカートコーデ
【8月上旬のフレアスカートコーデ】は、洒落色のタンクトップで、薄着でもひと工夫!

コンパクトなトップスでドラマティックなシルエットを引き立てて
スカート¥42900/ル ブーケ カットソー¥3850/バロックジャパンリミテッド(スタイルミキサー) メガネ¥42900/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥31900/マリハ バッグ¥18700/アンソロジー(アド カラム) 靴¥41800/ノウ ショールーム(セサ フットウェア)
「光沢素材のスカートのドラマチックな揺れ感をアピールしたいから、タイトなタンクトップでメリハリのある全身シルエットに。淡くスモーキーな色はスカートのパステルカラーともバランスよく、全身がまとまった印象になります」と佐藤さん。
ノースリ×フレアスカートは、涼しいからつい着ちゃうけど、いつもワンパターンになりがち、というお悩みへの答えは「デザインのワンテクが効いたトップスを投入するのが効果的!」
タイトなタンクトップやカットワークのあるデザインなど、肌見せの分量を少し大胆にするだけで、盛夏のおしゃれをリフレッシュ!

〈着こなしクローズアップ!〉 シンプルコーデの日に出番! 大ぶりなフープピアス
ビッグなフープピアスとボストンタイプのメガネで、ちょっぴり90年代テイストのインパクトを。薄着な分、顔まわりのアクセの存在が「おしゃれしている感」をアピールしてくれる。
【8月下旬のフレアスカートコーデ】は、肌見せを腕からデコルテへ、程良く甘くシフトチェンジ

ギャザーブラウスとつくるXラインのシルエットで、スカートの鮮度UP!
スカート¥42900・ブラウス¥44000/ル ブーケ ピアス¥27500・リング¥39600/イセタンサローネ東京(カラットアー) バッグ¥45100/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥70400/ショールーム セッション(へリュー)
体感温度は涼しくキープしつつ、夏バテした気分をシャキッとさせるようなきれいめコーデを心がけたいお盆明けシーズン。佐藤さんのアドバイスは「夏の間頼ってたノースリを、そろそろひと休み。デコルテや背中見せの主役トップスを合わせてみては?」
ふんわりしたボリュームのストライプブラウスは、スカートにウエストインして、女性らしい全身シルエットで着こなし。ローファーやレザーバッグで、品よく仕上げを。
「甘さのあるアイテムの組み合わせだからこそ、小物でちょっと引き締める、そんな駆け引きが丁寧なおしゃれにつながります」

〈着こなしクローズアップ!〉 見返り美人なデザインに、モードなパールをトッピング
背中のリボンとストライプのテイストミックスがちょうどいいブラウス。フレアスカートと合わせた時の甘さを引き算する、もう少しだけの辛さをアクセでプラス。ラインのパールが、上品かつクールな印象で際立つ。
【9月上旬のフレアスカートコーデ】は、秋を予感させるトラッドを、あえてライトな色でまとめる

夏とは違う爽やかさでまとめた、クリーンなワントーンコーデ
スカート¥42900/ル ブーケ ブラウス¥28600/アンシェヌマン アトレ恵比寿店(アンシェヌマン) ジャケット¥21890(アンクレイヴ スタンダード)・サスペンダー¥3960(アンクレイヴ ホワイト)/アンクレイヴ バッグ¥79200/ヤマニ(メゾン カナウ) 靴¥28600/シシ
バンドカラーシャツにサスペンダーの小物使いが新鮮! 秋を先取りしたグッドガールなコーディネート。だけど、クリーンなワントーンだから軽快!
「いきなり秋にシフトするとさすがに暑苦しい印象だし、この先のおしゃれも息切れしちゃう(笑)。白のワントーンにネイビーを差しこむという、絶対的に爽やかになる配色で、この季節ならではのスタイリングを」(佐藤さん)
スカート以外のアイテムは甘すぎないトラッドテイストでまとめているのも、新鮮で好印象!

〈着こなしクローズアップ!〉オールホワイトのローテクスニーカーが印象的
ローテクなテニスシューズが今また新鮮。揺れる裾から素肌を見せる、軽やかで楽ちんなムードを楽しんで。
【着回したフレアスカートは】ル ブーケ

スカート¥42900/ル ブーケ
オンオフに着回せて、夏から秋へとロングライフな「フレアスカート」は、裾にたっぷり揺れ感のあるハイウエストなシルエット。とろみ素材で品のいい光沢があり、ベージュからグレーの絶妙なニュアンスカラーも合わせやすさ抜群!
撮影/宮下昌生(hannah) ヘア&メイク/河嶋 希(io) スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/佐藤晴美 取材・文/久保田梓美